HEMSの価格は10万円前後で市町村によっては補助金も?
HEMSの導入に当たって地方自治体によっては補助金を用意しているようですが対象となるケースは様々。
太陽光発電とHEMSのセットで補助金の対象になるケースも多いのです。
HEMS単体の価格は10万円前後になっているのですが……。
最近は何でも略語を用いるケースが増えてきて、本当に困惑してしまいます。
この前、ファストフード店に立ち寄ったら「OJ!OJ!!」と連呼していたので、何事かと思ったらオレンジジュースのことでした。
オレンジジュースぐらい普通に呼べばいいのに。
OJぐらいどうでもいいのですが、SIIは電力の小売り自由化などに興味がある人には避けて通れない略称です。
SIIは経済産業省の外郭団体、社団法人「環境共創イニシアチブ」を指し、HEMSやZEHなどEMSにかかわる補助金の窓口なのです。
HEMSとはおなみですが、ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」消費した電力と発電した電力がイコールになる家のこと。
2030年までにZEHの実現を目指していますが、その核になるのはHEMSなどのEMS(エネルギー・マネジメント・システム)。
これらも家庭での電力自由化など。省エネを考えるならば覚えておきたい単語ですが……なんだか疲れてきてしまいますね。
さて来るべきZEHの時代をにらみ、家庭用EMSであるHEMSの補助金の窓口がSIIですが、常に交付されているわけではなさそうです。
実績は平成23年度と25年度、それぞれ上限は10万円と、HEMSの価格の1/3で上限は7万円といったものでした。
平成27年度は法人や事業主のみが対象で、SIIが扱う一般家庭向けの補助金はなし。
市町村など地方自治体によってはは受け付けているところも多く、HEMSの価格の1/4で上限2万円などとなっています。
また東京都の場合、家庭用蓄電池の補助金が用意されていますが、HEMSを導入することが対象となる条件です。
このようにHEMSの導入の補助金に関しては、各地方自治体によって条件が異なりますので、それぞれ注意が必要です。
さて肝心のHEMSの価格ですが実売は10万円前後となっています。
中にはNTT東日本の「フレッツ・ミルエネ」のように2万1,000円と格安のものもありますが、この場合ネット回線利用が条件。
大手家電量販、エディオンのものは7万円弱で取り付けられますが、月々数百円の使用料がかかります。
しかし、HEMSは太陽光発電パネルや蓄電池など各種機器と連動させてこそ真価を発揮するものだと、私は考えます。
同じように考えるメーカーも多いのか、他メーカー間では互換性がない場合が多いようです。
電力自由化そしてZEHの時代を見越してEMSの構築を考えるなら、発電・充電システムや他の機器と同時にHEMSを導入すべきでしょう。
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