ファースト住建の評判は口コミ通り?自分で確かめてみて分かったこと
近畿地方を中心に活動するファースト住建。
低価格の建売分譲住宅が最も有名ですが、他にも注文住宅建設や、マンションの分譲、賃貸経営などのあらゆる不動産、建築事業を展開しています。
設計・施工・販売といった部分をアウトソーシングしている為、無駄のない経営を行った結果、低価格でも住宅販売が可能となっています。
さらに分譲住宅をメインとしている為、資材など同種のものは一括仕入れする等、さらなるコストダウンを計っています。
割高になりがちな注文住宅販売がメインの関西において、建売であっても低価格だという事は強みになりますね。
買い手側としては品質がキープされているのであれば、価格が安いのはとても魅力的です。
また、ファースト住建は、低価格を維持するため広告宣伝費の節約をしており、CM等の宣伝はしていません。
もしかしたら関西在住の方でも、家の購入に興味のない方等はご存じなかったかもしれませんね。
……ですが、神戸や彦根などで地域内の住宅供給実績第一位を取得したこともあり、ハウスメーカーとしての実績は十分。
平成20年ごろからは名古屋や広島、千葉など、関西以外の地域にも支店を開設し、対応エリアをどんどん増やしていっています。
しかし、その評判を見てみると、口コミでは悪い声も飛び交っていました。
どこのハウスメーカーもそうで、一体どこに頼んだら納得、満足行く家が建てられるのかと思うほど。
もしかしたら、ネットに書き込むのは不満がある人だけなのかもしれません。
具体的には、ファースト住建で建てたら床がゆがんだとか、工事監督の愛想が悪いなどの意見が並びます。
欠陥箇所を言うとすぐに対応してくれたという人もいれば、その対応も悪かったと不満に思っている人もいます。
これを見ると不安になってしまいますが、どこのハウスメーカーもこのような悪い口コミが多いのなら、やっぱり自分の目で見て決めた会社が一番だと思います。
公式サイトだけでも口コミだけでもダメで、最後は必ず自分で決めるべきだと感じます。
ファースト住建の評判は?良いもの・悪いもの
良い評判には、〇年住んでいるけれど特に何もないというものがありますが、具体的にファースト住建のここが良いというような情報はありません。
暮らす分には不便がないというような記述が多く、狭い家とわかって買ったけれど我が家だから居心地は良いという意見がありました。
悪い意見としては、壁紙が季節によって湿気を吸いこんで伸び縮みしてしまうという意見、担当者がダメダメで話にならなかったという意見などがありました。
ファースト住建は注文住宅より建売住宅をメインにしているパワービルダーなので、ここで注文住宅を建てるのは上記の意見からちょっと勇気がいるように感じました。
建売住宅ならば家の完成形を見て買えるので、まだ失敗がないように思えます。
ファースト住建は建売住宅も売っているのですが、その評判を口コミで見てみると、評価は星5のうち星1.7でした。
かなり低いのが気になるところですね…。
ピックアップしておきたい意見が、建売住宅にせよ注文住宅にせよ、大工さん次第だという意見です。
これを言われたらハウスメーカー選びとは何なのかとなってしまいますが、同じ商品でも作る人によって性能が違うというのは常に頭に入れておきたいなと思ったのです。
大工さんを直接選びたいとなると、近所で評判の工務店に相談しに行く方が大手ハウスメーカーを選ぶより良いのかなとも思いました。
建売住宅は完成した家を見学して決められるにもかかわらず評判が悪いというのは、住んでみないとわからない悪さがあるということです。
もちろん良い家もあるのでしょうけど、見極められないのが難しいところです。
建売住宅の評判をチェック。ファースト住建の満足度は?
建売住宅とマンション分譲を中心に行っているのがファースト住建の特徴です。
その建売住宅の評判は、完成形を見てから買えることにより不満も注文住宅に比べて少なかったです。
狭いという意見もあるのですが、もともとそれを承知で買うわけですからそのことについても吟味しているはずです。
狭いなりに間取りを見て、各部屋をどのように使うかは検討してから買っているでしょうからね。
一方で、住んでから床鳴りがすることに気付いたなどの声もあるので、見学をする際には細かい点まで見て後悔のないようにしておきたいです。
特に見逃しがちな防音は、複数人で行くか担当者さんに協力してもらって隣の部屋の音がどのくらい響くかをチェックしておきましょう。
家を買うまでに時間があるのなら、晴れの日、雨の日、暗くなってからと複数回行くのも良いと思います。
ファースト住建では注文住宅も建てられるので、そのオプション選びで性能やデザイン性を上げることができます。
その分費用もかかってきてしまいますが、この辺りは性能とデザイン性、費用を天秤にかけて決めていきましょう。
オプションとなっているのは、オリジナル表札やエアコン、ホームセキュリティー、各種アンテナなどです。
エアコンは別途通販などで買うこともできますが、私は設置を別でお願いするのは面倒なので家を建てる時に一緒にお願いしてしまいたいですね。
予算に余裕があれば、ファースト住建のオリジナル表札も採用してみたいです。
住宅街を歩くと色々な表札が目に入り、おしゃれだなと思うものもあるのでそれらを参考にさせてもらうのも良いと思います。
こだわりポイントのみオプションにすることで予算内におさめることができるでしょう。
オプションを付け過ぎないのがファースト住建での家の建て方
注文住宅をファースト住建で建てるのであれば、標準装備だけではシンプルすぎる節があります。
生活するのに困るほどのことではないのですが、それなら建売住宅でも良いかなと思います。
より自分たちの暮らし方に合った家にするためには、要所要所でオプションを使うのが良いでしょう。
あまりオプションをつけすぎるとかなり値段が高くなってしまうという声もあるので、コツはこだわりの強い箇所に絞ってつけることです。
もしオプションをたくさんつけるのであれば、ファースト住建ではなく別のハウスメーカーを選んだ方がより安くより満足のいくデザインと機能になると思います。
ファースト住建の良さである安さを損なわないように家を建てるのであれば、オプションはある程度自分で制限しておく方が住宅ローンの返済も楽になるはずです。
ファースト住建は、夏に涼しく冬に暖かい家ができると言っています。
しかし、これはどのハウスメーカーでも言っていることなので、具体的にどうなのかを知る必要があります。
寒い家というのは居心地が悪いですからね。
注目すべきは、省エネルギー対策等級4をクリアしているという点でしょう。
断熱材は一般的に仕様されているグラスウールというのが少々心配な点ですが、どれくらいの厚みを持っているかを見ないことには何とも言えません。
その厚みに関しての記述は見つけることができなかったので、ファースト住建で考えているなら連絡をしてみるべきでしょう。
他のハウスメーカーではグラスウールより高い断熱性のあるロックウールを採用していたり、それぞれオリジナルの断熱材を使用したりして差別化をはかっています。
ファースト住建にはそれがないので、やはり厚みが勝負となってくると思います。
寒いという意見が少ないファースト住建の家の秘密
寒い家では快適と言えませんが、ファースト住建の家はどうなのでしょう。
建売住宅の見学に行っても、そこに何時間もいなければ寒いかどうかはわかりません。
エアコンの性能が良ければそのおかげであるとも言えるので、なかなか住んでみないことにはわからないことの一つです。
口コミでは寒いという意見はあまり見かけませんでした。
予想するに、ファースト住建の家は狭いことが多いので、無駄に広い空間がなくその分冷暖房が効きやすかったのではないでしょうか。
広々とした空間も良いですが、心地よく住むには広すぎるのもデメリットになりえます。
おしゃれだと設けた吹き抜けや高い天井高も、冬や夏になると快適性を失うことになりかねません。
そういう点では、ファースト住建の家は寒さには強いと言えるのかなと思いますね。
ファースト住建の建売住宅は、1区画を2区画に分けた狭い住宅が多いのが特徴です。
しかし、建売住宅というからには誰もが外観も間取りもその目で見てから買えるということです。
よって、狭いということに対しての不満はあまりありませんでした。
それを承知の上で購入するのですから、それに文句を言うならばもっと別の広い間取りの家を買っているはずですよね。
狭いながらにも気に入っているという記述もありましたし、狭くても我が家だから安心するという声も見ました。
広ければ良いということではないことがわかりますね。
広いとエアコンの効率が悪く、早く部屋を冷やしたり暖めたりしにくかったり、掃除が大変だというデメリットもあります。
狭くてもそれなりに快適さは求められますし、見学してから買えるのが不満のない理由だと思います。
狭くとも満足できるファースト住建の建売住宅
ファースト住建の家は狭いという意見がありますが、これはファースト住建の家の建て方にあるという考察を見ました。
ファースト住建は、1区画を2区画にして家を建てることがあります。
安く家を提供するには、土地代がかさむとどうしても高い値段になってしまうからでしょう。
だから、敷地の形状から選べるというセミオーダーの注文住宅と違って、特に建売住宅は狭くなりがちなのです。
家族が多い家庭だとなかなか購入できる家が見つからないかもしれませんね。
逆に、リタイア後の夫婦が平屋に絞って探すのであれば安価でそれなりの家が手に入って向いていると言えます。
狭くてもそれを知って購入しているので、建売住宅に関して狭さを問題にする人は少ないです。
それが不満であれば図面を見た時や見学時に購入を断念すると思います。
ファースト住建は、いわゆるパワービルダーと言われるハウスメーカーです。
パワービルダーは、大量仕入れによって安く家を提供できるその仕組みから、安い家というイメージがつきます。
しかし、安いから品質が悪いとは一概に言えず、上記のような大量仕入れという理由によって安さを実現できます。
何故かファースト住建の坪単価を調べてもなかなか出てこなかったので、信ぴょう性は薄まりますが口コミから大体の値段を調べてみました。
すると、4LDKで2500万円という情報がありました。
これが本体価格なのか総額なのか、何坪なのかがわかれば坪単価の参考にもなるのですが、今のところわかるのはパワービルダーだから安いということでしょうか。
パワービルダーは大体3000万円前後が最多価格帯で、たくさんの建売住宅を分譲しているので、これが参考価格かなと思います。
安い家を提供できるファースト住建の秘密はどこにある?
家が一生に一度の大きな買い物なら、その後の住宅ローンの支払いを少しでも楽にするには安い家の方が良いはずです。
ファースト住建は、そんな要望の応えられる家作りをしています。
安い家を提供できるのは、パワービルダーであり大量仕入れを行っているから。
しかし、安い家の理由はこれ以外でも垣間見ることができます。
たとえば公式サイトでは、家を建てる流れを紹介していますが、ここでは特段変わった技術が使われていないことがわかります。
悪く行ってしまえば、高品質を追求した家ではないということです。
他のハウスメーカーと比較してみるとそれがよくわかるため、家の工法や素材についての基礎を知ってから見た方がわかりやすいと思います。
少しくらい住みにくいとしても許せる、そんな人なら安さを求めた家作りがファースト住建で可能です。
ファースト住建の家は長期優良住宅に対応しているのか調べてみたのですが、その答えはネットではわかりませんでした。
書いていないということは、おそらく長期優良住宅に対応していないということと同義だと思います。
対応可能であればそれは大きなアピールになるので、きっともっとわかりやすいところに書いてあるのではないかなと思います。
長期優良住宅は、長い間安心して家に住めるだけの耐久性があり、それによって住宅ローン減税などの優遇措置が受けられます。
ただ、やはり長期的に住める家となると他よりも頑丈な素材、建て方が重要になってくるので、建てる時にはそれなりに費用がかかります。
このことを思うと、減税されても初期費用が高いのではプラマイゼロになってしまいます。
長期優良住宅に絶対的メリットがあるかと言われれば、そうでもないと思います。
ファースト住建の家を長期優良住宅にするのは難しい?
長期優良住宅とは、その名の通り長く安心して暮らせるだけの耐久性を持った住宅のことです。
これに対応できる家は、住宅ローン減税などの優遇措置が受けられるというメリットがありますが、一方でそれだけ長持ちさせなくてはならないので最初に家を建てる時にお金を使う傾向にあります。
ファースト住建では、残念ながら長期優良住宅にするという選択肢は見つけられませんでした。
もしかしたら直接話すことによって実現可能なのかもしれませんが、それだとファースト住建の家のメリットである安さが引かれてしまうように思います。
家作りの流れを見てみても、一般的な構造、一般的な断熱材、一般的な設備と、長期優良住宅と言うにはふさわしくないなと思う節がたくさんありました。
兵庫県尼崎市には、ファースト住建の3階建てのモデルハウスがあります。
尼崎立花モデルハウスと言い、コンセプトは「おばぁちゃんと暮らす-核家族からの脱皮」です。
スタイリッシュに細長い3階建てなのですが、ビルのように表面がのっぺりしているわけではなく、2階と3階のベランダに当たる部分がポコッと出ているところにはかわいらしさを感じます。
核家族が増えていると言われていますが、長寿大国日本では親の介護を自分たちが見なければならない時代にもなっています。
老人ホームは予約でいっぱいであったりすると、実家に毎回寄って介護をすることになるでしょう。
そこを考えるなら、このファースト住建のように祖父母と暮らすという考え方はアリだと思います。
狭小地でも2世帯が暮らせる家、時間があったら是非見学してみてください。
大阪のファースト住建のモデルハウスで注文住宅の例が見られる
大阪府枚方市にある星が丘モデルハウスでは、ファースト住建の注文住宅の一例が確認できます。
この家の特徴はバリアフリーになっていることなので、家の中をぐるっと回ってどこがそうなのかをチェックしておきましょう。
そういうこともできるのかと知っておくと、自分たちの家を作る時にそれを真似ることができます。
内装の写真がありますが、スライド式のドアになっていることがわかります。
これはドアを開ける時に一歩下がったりするワンステップが必要ないので、最小限の動きで開け閉めすることができますね。
車椅子でも良さそうですが、廊下の広さや玄関などの段差は車椅子仕様になっているのかが気になります。
行ってみないとわからないこともたくさんあるので、足を運んだだけの価値がある情報を聞いてくるべきだと思います。
注文住宅の総合情報
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