住宅ローンと手付金の関係について徹底的に調べてみました
売主が提示する手付金が支払えないという人の悩みを読み、少し驚いたことがあります。
しかし、この人の場合住宅ローンの審査には通っているということだったので、なんとも厄介だなと感じました。
家のローンを支払っていく返済能力はあると判断されているのに、その家を買う手付金が足りないということですよね。
入学試験に合格する実力はあるのに、雪で試験会場に行けないみたいな歯がゆさです。
この場合、もったいないので手付金を少し安くしてもらうよう交渉しましょう。
何より、住宅ローンの審査に通っているということが大きな材料になります。
今あるお金が少ないとしても、支払い能力は十分にあるということを示せばそれも可能になるのではないでしょうか。
この人が最終的にどうなったかはわかりませんが、これで買えないとなれば仕組みを見直すべきです。
フルローンで住宅購入を考えていても、やはりこれには手付金が必要になってきます。
後でそれが返されるのですが、最初に用意すべきという点は変わりません。
よって、今お金がない人がフルローンでの住宅購入によって手付金を支払わなくても良い、という考えはできません。
フルローンであろうと、一時的にどこからか借りるなりしないと購入はできないのです。
この理由は、最初は購入するつもりでも、それが時間の経過とともに心変わりしてしまうことを抑えたいからです。
買うと言われて業者は動き、それに向けて手続きや準備を始めています。
それを途中で簡単にやめられては、そこまでの働きが全部水の泡となってしまいますよね。
だからやはり最初に一定額は支払わなくてはならず、これは悪質な客から業者を守るためでもあるなと思います。
物件を買う気満々で売主に手付金を支払ったとしても、もし融資を受けられないとなれば契約キャンセルとみなされ、その手付金は没収されてしまうのでしょうか。
これでは何も買っていないのに手付金だけが消えていき理不尽ですよね。
このトラブルを回避するためにあるのが、ローン特約と呼ばれるものです。
これは、手付金を支払ったのに融資の承認がされなかった場合、解約ができる上に手付金も返ってくるという特約です。
これがあれば、もし審査に落ちてしまっても安心ですね。
一番良いのは、審査に落ちないくらいの貯金を貯めておくことだと思いますが。
貯金が少なくても、勤続年数や年収が考慮されることもあるので稼ぎは大事です。
審査に通る自信がイマイチないなら、ローン特約をしっかり確認してから手付金を支払うべきでしょう。
不動産の手付金を支払ったのに、肝心のローン審査に通らなかったとなったらその物件は買えません。
では、その支払ってしまった手付金はどうなるのかというと、ローン特約があれば無事戻ってきます。
このような自体を防ぐための特約がローン特約で、これによって解約ができますし手付金も遅延なく戻ってきます。
売主にはその返金が遅れないよう求められるので、長い間待つということはありません。
しかし、希望の買い物ができないことに変わりはないので、対策としてはやはり不動産を買うだけの貯金をしておくことでしょう。
過去に金銭を借りることによるトラブルがあると審査にも影響するので、貯金額が十分だと思うなら何か別で原因があるのかもしれませんが、借りたお金は期日までに返すというこの基本ができていれば大きな問題はないはずです。
新築物件を買いたいとして、その住宅ローンの審査に通らなかった場合、先に不動産会社に手付金を支払っている場合はローン特約によって返金してもらえます。
そうでないと、手付金の相場は100万円とも言われているのでそれだけの額がただもっていかれるだけになってしまいますからね。
ネットを見ていると、この逆のパターンもありました。
住宅ローンの審査には通ったけれど、売主が指定する手付金が払えないというのです。
それでどうして審査に通れたのだろうと疑問に思いましたが、考えられるとすれば貯金が少なくても大丈夫だと思わせるほどの期待があったのでしょう。
年収が高いところに勤めているとか、夫婦共働きであるとか。
今まではそのお金を使ってきたけれど、家を買うにあたってそれを貯金できると考えれば審査には通るかもしれませんね。
手付金や諸費用をローン組み込みでできたら、自己資金が0円でも不動産購入が可能になります。
しかし、それでも融資が受けられる銀行というのは条件がそれぞれ異なるため、普段お世話になっている銀行では自分が希望する条件で受け入れてくれないこともあります。
また、確かに自己資金0円での購入は可能ですが、それでも頭金は用意しなければなりません。
この場合、どこからか借りてくるということになりますよね。
契約キャンセルをされないため、売主が自衛として行っている措置ではないでしょうか。
でなければ、いたずらに契約だけされて、後で出てきた良い条件の不動産に乗り移られることが頻繁に起こってしまいます。
これにペナルティーをつけなければ売主はやっていけないと思います。
自己資金はなくても買えるけれど、手付金は別で用意しなければならないことは覚えておきたいです。
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