希望の新築一戸建てをかなえるには、まずイメージを固めること
新築一戸建てを探すには、まず希望をはっきりさせること。
ここでは代表的な住宅地を2例あげてみたので、希望をかなえるにはどちらがよいか考えてみてください。
そして、希望の優先順位をつけること。
妥協すべき点は妥協することも大切です。
新築一戸建てを探そうとなった場合、候補に挙がるのが大規模分譲地。
山などを切り開いて数10、数100といった建売り住宅が並びます。
大規模分譲地の魅力は、住宅のバリエーションが豊かなこと。
圧倒的な戸数なので好みの立地や間取りが見つかりやすい点があります。
また、歩道には街路樹が植えられ、電線も地中に埋められるなど景観に配慮されており、街としての完成度の高さが感じられます。
また分譲地内の道路は通りぬけに使えないよう、行き止まりなどが意図的に設けられており、交通安全にも配慮されています。
公共交通も開発に合わせて整えられるので、利便性も高く、郊外なので環境も落ち着いているといったメリットもあります。
しかし、駅から徒歩○○分といった立地を希望している人にはむかない、というか望みようもない環境です。
なぜなら、駅周辺はすでに開発がすんでしまっているので、新たな大規模分譲地ができる可能性はないからです。
そうなると、2戸とか5戸とかの小規模な宅地を探すことになります。
景観などの雰囲気は大規模分譲地にくらべて見劣りはします。
こじんまりとした住宅が多いのも特徴で、ゆったりとした敷地を望む人には不向きな環境といえるでしょう。
しかし駅や病院、学校、スーパーなどはすべて徒歩圏にあるなど、利便性の高さが大きなメリット。
高齢者になった時に、このメリットはさらに大きくなるでしょう。
さて理想に近い家をさがすなら、まずは希望を可能なかぎりあげ、次に優先順位をつけます。
大規模分譲地と小規模宅地の例をあげましたが、優先順位をつけることにより自然とどちらにするかが決まるはずです。
次に情報誌やWebを参考に、予算内ならばどの程度の家が購入できるか検討します。
そしてある程度のめどが立ったら現地の見学会に参加し、実際の家を目にしながらリビングの広さ、動線、収納などチェックします。
注意する点は、かならず時間をかけて検討すること、くまなくチェックするなら最低でも30分は必要になるでしょう。
また、家だけでなく宅地の環境にも目を配りましょう。
朝、昼、晩、平日と土日のように時間帯や曜日を変えて近所の様子を見に行きます。
子どもたちの通学時、幼稚園からのはしゃぐ声、工場からの匂いや騒音など時間帯や曜日で環境は大きく変化するからです。
このようにチェックポイントはたくさんあります。
しかしこれから数十年、その地域と家で過ごすことになるのです。
慎重すぎるということはないはずですね。
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