土地探しをする場合、レインズというところから探すことができます。
レインズとは、Real Estate Information Network Systemの略称で、日本語訳をすると不動産流通標準情報システムとなります。
指定流通機構という場所に会員登録をしている不動産会社のみが利用できることになっているため、どんな不動産があるのか見たいというだけではそれが不可能になります。
つまり、個人が閲覧することはできず、不動産会社でないと見られないということになりますね。
ただ、不動産会社はここに登録していることで、他の会社がどれくらいの価値をどの不動産につけているのかを知ることができます。
私たち個人の消費者は、買いたい場合には適正な価格で不動産を提供してもらえる確率が高くなるのではないでしょうか。
ここがレインズのメリットだと思います。
レインズは不動産会社でなければ見ることができず、見たいと思っても個人では無理なのがなんとも歯がゆいところです。
しかし、レインズにある不動産の相場を知る方法なら、なくもありません。
REINS Market Information（レインズ マーケット インフォメーション）というサイトは誰でも閲覧可能で、これがレインズを見る方法に最も近いのではないかと思います。
情報は私が思ったよりもたくさん入手でき、所在地と面積、間取り、最寄り駅とそこに行くまでの距離などが見られます。
取引情報となるので、これを参考にすれば目当ての不動産の価格をなんとなくイメージすることはできるでしょう。
立地条件や不動産情報がほとんど同じというようなものはないかもしれませんが、何の目安もないよりは助けになるかと思います。
不動産会社がレインズに入会する時、その登録料はかかるそうです。
その価格はネットで確認しても、明確で確かな情報はありませんでした。
私の見逃しかもしれませんが、いくらであれ登録料を払わなければならないとなるとあまり活発にならないのではと思う人もいるかもしれません。
レインズは、登録料を取る代わりに大きなメリットを用意しています。
それは、物件を探す際に、不動産会社はその都度業者に問い合わせをして仕事をしますが、レインズに登録していればその手間が一気に省けることです。
レインズで検索をかければ良いだけなので仕事の効率が上がり、リアルタイムの情報を常に手元に置いておけることになります。
それを考えながら接客ができるのは、登録料を支払っただけの代価だろうと思います。
いずれにせよ、素人には関係なさそうですけどね。
家に車の駐車スペースがない場合、月極駐車場などを探す必要がありますよね。
そんな時には不動産会社に行くこともあると思いますが、会社によってその値段に大きな差があります。
賃貸住宅などなら、レインズという不動産の最新情報を不動産会社が共有して得ているため、比較的会社による値段の差が少なく適正価格で買うことができます。
だからあまりそこでは差が開かないのですが、駐車場となると登録数が少ないのだそうです。
一応貸駐車場というジャンルで登録はできるようになっているそうですが、それでも値段に差が出てきてしまうそうです。
これからのレインズには、小さくでも良いのでもっと多くの駐車場情報も載せてもらえるよう期待したいですね。
そうなっていけば複数の不動産を見比べるという手間が減り、素早く駐車場が見つけられそうです。
賃貸物件を調べたい時、特定の不動産会社のみが見られるレインズを覗きたい場合もあるかと思います。
しかし、残念ながら個人が閲覧できる情報はなく、ネットでは憶測しかありません。
情報提供元が同じだから、きっと内容も似たり寄ったりでしょうというものや、極秘物件はあるのだろうかという考察まで出ています。
個人的には、レインズはどう頑張っても個人が見られるものではないので、賃貸物件は普通に他のサイトで探すべきだと思います。
自分が欲しい物件の相場をどうしても知りたい場合でも、やはり全てが同じ条件である不動産などないのですから、値段が違っても相手の言うことで納得してしまうでしょう。
となれば、やっきになってレインズの中身を知ろうとするよりは、無難に賃貸情報サイトを見る方が有意義な時間の使い方です。
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