重量木骨の家の評判は良いの?メリットとデメリットは?
重量木骨の家を建てた人の評判は良いのかどうかを見てみると、良い評判では柱が太いことによる安心感があるという声が聞けました。
木造は鉄骨造より耐震性が低いと言われることもありますが、柱の太さは地震にどれだけ強いかを素人でも簡単にわかる指標となります。
技術や金具は見ても良いものかどうかわかりにくいですが、大黒柱などがしっかりしているのであれば確かに安心でしょう。
ただ、悪い評判では最新技術と言えば聞こえは良いけれど、それは歴史が浅いということにもなるので少し不安があったという声がありました。
確かに、捉えようによってはそう考えられますね。
家は何十年も使うものなので、その例がないのは本当に耐久性があるのだろうかという疑問にも繋がりそうです。
採用するなら、その技術を信じて納得するしかないでしょう。
重量鉄骨はよく聞くと思うのですが、重量木骨というのはそこまでポピュラーではありません。
重量木骨とは構法の一つでSE構法とも呼ばれます。
木材を使った温かみにラーメン構法を加えた耐久性の高い住宅技術です。
耐震性が高いのに壁が少なくできるのはメリットですね。
柱と梁だけで家を支えられるため、その分自由な間取りを考えられるのが注文住宅にもってこいの技術です。
間取りの自由度が低いものは、デメリットではあるもののその分壁が多いから耐震性が高いというのがこれまでの考え方でした。
しかし、重量木骨ができてからはそれは常識ではなくなったのです。
木造の家が良いけれど鉄骨造の強度も捨てがたいと悩んでいるのであれば、その2つの良いところをとった重量木骨はマイホームという夢を叶える最適な選択肢になると思います。
重量木骨は、木造の木のぬくもりを取り入れつつも、鉄骨造の強固な家作りができるというハイブリットと言えます。
しかし、デメリットとして挙げられているのは値段の高さですね。
在来工法の木造軸組工法よりは高くなってしまうので、選ぶのであれば少し予算を多めに考えておいた方が失敗しません。
見積もりをもらって、その時点で予想以上だと苦しいと思います。
大抵はその見積もりよりも増えてしまうからです。
また、気にする人は歴史が浅いことを不安に思うようなので、重量木骨の将来がどうなるのかがわからないままなのもデメリットとなりえるでしょう。
個人的には、木のぬくもりと言っても目に見えない部分であれば家にいてそれを直接感じられることはないので、そこを重視しないのであれば鉄骨造でも良いように思いますね。
木造と鉄骨の間をとったような重量木骨の家ですが、この坪単価はどれくらいするものなのでしょうか。
2014年に調べられた平均坪単価は78万円という記述があったので、これはちょっと裕福と言える家庭でないと手が出せない値段になっています。
78万円は高級住宅と言っていいレベルであり、これにオプションも加えるとしたら総額の見積もりはすごい値段になりそうですね。
35坪の家を建てるとしても、坪単価78万円なら本体価格だけで2730万円です。
重量木骨なら耐久性が高いことで地震対策にもなりますが、そのお金がないことには住宅ローンで厳しい日々を送ることになります。
確かに地震大国日本では耐震性が高い家は重要ですが、ここまで高いと別の構法で建てられた家で、そこそこの耐震性があれば良いと思わなくもないですね。
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