核シェルター内のトイレ事情。空気の換気が重要です!
収容人数が80人、2週間ほどいられるというものもある核シェルターでは、当然トイレが必須となってきます。
もちろん家庭用核シェルターでもそうですよね。
そのトイレ事情ですが、黒い袋を便器にセットし、専用のタブレットを入れてから排泄をするという方法があります。
このタブレットが排泄物を凝固し、臭いも閉じ込めてくれるのだそうです。
だから2週間いても臭いはないとのこと。
家族だけで暮らすならまだしも、施設などで他人と一緒に避難生活を送るのであれば不快な思いはできるだけしたくないはずです。
だからこそ、このようなトイレの清潔を守れる核シェルターは過ごしやすいでしょうね。
中にはシャワーも完備されているなんてものもあり、避難していても居心地が良いとちょっとしたカプセルホテルのように思えそうです。
密室となっていなければいけない核シェルターですが、だからと言って本当にそうなると換気に問題が発生しますよね。
人間は空気がなければ生きていけないため、どうしても外と繋がる必要があります。
酸欠を避けるために、核シェルター内には換気ようの特殊フィルター装置があります。
これを使えば、毒ガスやウイルス兵器によって汚された空気を正常な空気へと変換することができるそうです。
核シェルターについて調べていくと、説明が難しいのか「特殊」だったり「特別な」といった表現がよく使われています。
仕組みはどうあれ、特殊フィルターによって問題なく換気ができるのであれば、確かに数週間は生きていけそうですね。
毒ガスが発生していれば外気を取り込むのは怖いことだと思いましたが、技術の進歩が解決してくれそうです。
核シェルター内に何日もいれば、毒ガスでではなく酸欠で死んでしまうのではと心配する声もあるようですが、それでは売りに出されませんよね。
酸素が常にシェルター内に供給されるよう、空気清浄機が完備されているから安心です。
換気装置とも言います。
これがなくなったり正常に動かなくなったりすれば、核シェルター内でも生き残ることは不可能でしょう。
外気が汚染されていれば、それがおさまるまで外には出られません。
この空気清浄機の優れているところは、毒ガスやウイルスにも対応できるという点です。
人が吸って問題ない空気に変換してくれる装置がある限り、核シェルター内にいれば生きられます。
スイスでは、核シェルターを付けるのが義務だったからという理由もあり各家庭にあるのがすごいですね。
いや、日本が異常という見方もできますか。
核シェルターに欠かせないのが空気清浄機です。
平和慣れしているとマイナスイオンでも出してくれるのかななんてのんきに考えられますが、核シェルターに備え付けるものとなると性能がすごいです。
戦争中となれば、それこそ核爆弾などで外気は汚れます。
外に出ればそれだけでアウトになってしまうことも。
だから外気と核シェルター内の空気は隔絶しておかなければならないのですが、それでは人が吸う空気がありません。
空気清浄機は、汚染された外気をも正常な空気へと変換してくれるため、核シェルター内で人は何日も生きられます。
この空気清浄機が正常に動いていてくれる限り安心はできます。
だから問題となるのは、食料や水が尽きることの方だと思います。
今のところ空気に限りはありませんが、食料や水は貯蔵するには限界があります。
核シェルターの空調について調べてみたところ、何故かそれについての記述がなかなか見つかりませんでした。
ない、ということはないと思うので、ついていて当たり前なのでしょうか。
エアコン型の核シェルターが検索でヒットしたり、空気清浄機についての記述があったりで、あまり夏の暑さや冬の寒さについてフィーチャーされていませんでした。
しかし、普段は防音性を活かして核シェルターを楽器演奏の練習場所に使ったり、集中して仕事をしたい時に使えるという記述を見ていると、そう不快でもなさそうに思えます。
冬ならストーブ等で部屋の中を暖めることができますが、問題は夏場でしょうね。
仮にエアコン設備がないとしたら、どうやって部屋を冷やすのでしょうか。
これは大きな問題なので、空調設備は核シェルター内に完備されているのでしょう。
酸素の確保は核シェルター内で最も大事と言って過言ではないでしょう。
そのために絶対についているのが空気清浄機、または換気装置と呼ばれるものです。
これがあるから、外気が汚染されていても人が長い間避難していられるのです。
ですが、核シェルターは買っても普段使えないことからホコリをかぶってしまうということがもったいないところです。
これを解決しようと、会社によっては酸素カプセルとしても使えると売り出しているところがあります。
スポーツ選手がケガからの回復に使うようなものだと紹介されており、それであれば家にあっても毎日使えたら値段分のいくらかは使えるのかなと思います。
その性能のほどは値段によって左右されますし、効果を実感できるかどうかは人それぞれなので意見が分かれるところだと思います。
amazonで売っている核シェルターは、「核シェルター・酸素カプセル」という名前であり、3種類のうち全部が酸素カプセルとしても使えることがわかります。
240万円のものと360万円のものは1.6気圧に調整可能で、普段でも利用できるのだとか。
地下にある部屋のように大きなものではありませんが、寝転がっていられるのなら確かに酸素カプセル向きだと思いました。
核シェルターはあったらいいけれど、使う時が来ない、もしくは来てほしくないという理由からなかなか購入にまで至らない人が多いです。
そういう理由もあって、酸素カプセルという用途を見出したのでしょうね。
確かに、高性能な空気清浄機が付いているのなら酸素カプセルとしても活用できそうです。
むしろ、酸素カプセルを買うついでに核シェルターも、という考えで買う人もいそうですね。
核シェルターの中には、少なくとも2日間生き延びられるだけの食料が必要だと言われています。
もし北朝鮮から核攻撃を受けたら、最低でも48時間は外へ出られないからです。
そうなると、何年も持つ缶詰が優秀ですよね。
その他の食料も入れて置ければよいのですが、なにせ使わずに一生を終えることもあるため、もし家庭用核シェルターを持ったら定期的に食料を食べて消費期限が来ないようにしておく必要があります。
しかし、こうして定期的に食料を入れ替えたり、核シェルターを部屋として使うのは良いことだそうです。
いざという時に扉が開かなかったりすることを防ぎ、使うことによってメンテナンスにもなるからです。
新築を考えているなら、予算が有り余っているなら、地下室をついでに核シェルターにしちゃえという発想も完全になくはないです。
人が数日生き延びるためには、核シェルター内に大量の水を用意しておく必要があります。
水を使わず臭いも消せるトイレがあるので、そこには水が必要ないというタイプもありますが、飲み水は絶対に必要になりますよね。
これは結構面倒だなと思うのですが、水が古くなったら定期的に飲んでいかなくてはなりません。
核シェルターから取り出してという行動が面倒くさいなら、そのうち水を入れるということ自体しなくなってしまうかも。
そうなれば核シェルターを備え付けた意味がなくなってしまうので、こまめに使う人、定期的にメンテナンスをするのをいとわない人でなければとも思います。
これを思うと、核シェルター保有率が100%のスイス人は水を変えるのが日々の生活の一部となっているのでしょうね。
ただ買うだけでは意味がないことは覚えておきたいです。
世界情勢の影響で今注目されている「核シェルター」ですが、どんな緊急事態であってもトイレの問題はついてまわります。
まさにミサイルが落ちてくる・・・という状況であっても、我慢できないものは我慢できない。
しかし、何日もそこから出られない可能性もあるのに、その汚物の処理はどうなるのか?
気になるシェルターのトイレ事情ですが、実は非常に衛生的な技術が採用されています。
出典:核シェルター 専門サイト 公式サイト 核シェルターのトイレ
こちらのサイトにあるように、簡単に言うと汚物を固めてしまうんです。
水で流す代わりに、特殊なタブレットを使用し、「凝固させる」という仕組み。
これなら、必ずしも水道を引く必要もありません。
固まった汚物は、時間が経過しても元の姿に戻ることはなく、ニオイの問題もないとのこと!
タブレットに含まれる石灰が、ニオイの元となる雑菌を除菌してくれる仕組みなのです。
ただ、ビニール袋に包んで保管・廃棄するので、人によっては「同じ空間に汚物のビニール袋が溜まっていくのを見るのが嫌だ」と感じるかもしれません。
一方、コチラのように簡易トイレも完備したシェルターもあります。
出典:nippon.com 「地下シェルター」で災害やミサイルに備える 高強度の鋼製、ベッドや簡易トイレも【秋田発】
大人4人が2週間暮らせるというコンセプトなので、トイレの問題も「2週間」は問題なく使用可能な想定なのでしょう。
問い合わせはあるものの「納入実績はゼロ」とのことで、やはりまだ日本では「核シェルター」の認知度が低いようです。
しかし、イスラエルではほぼ100%の普及率だそうですし、日本でも今後、じわりとニーズが高まっていくかもしれませんね。
そうならない未来を願いたいですが、万が一の備えとして検討してみる価値はあります。
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