家がミシミシとかパチパチ音がする!新築なのに原因は何?
「家がミシミシ鳴る」という症状は、意外なほど多くの方が体験されているようです。
「よくあること」とスルーしても良い種類の“鳴り”もありますが、何かしらの異常が起こっているサインという可能性もあります。
「ミシミシ」が気になり始めたら、まずはその場所や頻度を確認しましょう。
たまに「ミシッ」と鳴るくらいであればまだしも、それがあまりに頻繁だとやはり不安になってしまいますよね。
その原因を、音の種類別に調べてみました。
古い家ならまだしも、新築なのに家がミシミシと音を建てたら、欠陥住宅ではないかと不安になってしまうでしょう。
しかし、これは次第におさまっていくかもしれません。
新築だと、建具がまだ水分を含んでいるのです。
それがおさまりの良い位置につくことで次第に音がしなくなっていきます。
体積が微妙に変わるので、人が移動したりするとその振動で破裂音がします。
昔は妖怪のせいにしていたそうですが、こういうものはきちんと理由があると学問で解明されていきますね。
新築なのにと思っていても、それは新築だからこそかもしれません。
数か月経ってもまだ音がなるようなら業者に相談した方が良いと思いますが、最初のうちは木が家に馴染むまでの期間なのだと思っておけば安心かなと思います。
ミシミシという音は必ずしも欠陥住宅ということではありません。
新築の家で、床がミシミシ鳴るのは当たり前。
そんな話を前項でしましたが、まさに新築の我が家でもミシミシが気になります。
特にひどかったのは、梅雨の時期!
昨今は梅雨前線が長く停滞することも珍しくないので、1週間ずーっと毎日雨・・・なんてこともありますよね。
ただでさえ新築で建材が水分を含んでいるところに、梅雨の影響で湿気を吸収してしまう。
そんな理屈で「ミシミシ」がひどくなることが推測されます。
「ミシミシと鳴る家は、むしろ構造がしっかりしている」という説もありますし、品質としては全く問題のない現象ではあるわけです。
ただ、ちょっと気になるのは我が家が一軒家ではなくマンションだということ。
一軒家とは構造が違うはずですし、それなのにミシミシ鳴るのはやはり欠陥なんじゃないかと心配になりました。(梅雨の時期は特にひどくて、ちょっと歩くだけでミシミシいってました)
調べてみたところ、マンションの場合は「建物の重量配分が全ての部屋で均一的ではない」ということが原因でミシミシ鳴ることがあるようです。
他の部屋、他の場所よりも重量がかかりやすいところは鳴りやすいのだとか。
この重量配分のバラツキが耐震性能の向上に一役かっている面もあるようなので、これも一軒家同様、あまり気にする必要はありません。
気になる方は、晴れた日に家中の窓を全開にして風を取り入れ、部屋を乾燥させてみてください。
たった1日で、ミシミシ鳴るのは改善します。
「あー、本当にこれは建材の水分量によって起こる現象なんだな」と実感できるはず。
ちなみに、家の中の湿気が気になる方はこんなアイテムをいろんな場所に置いてみましょう。
出典:Amazon 公式サイト ドライペット スキット 除湿剤 使い捨てタイプ 420ml×3個パック ドライペット
湿気が気になる部屋の床に置いておくと、梅雨の時期は半月ほどでびっくりするほど溜まります。
ハイコスパなのに、効果バッチリでかなりのハイコスパ。
特にクロ―ゼットのカビ対策には必須のアイテムです。
新築の方はぜひチェックしてみてくださいね。
誰もいない部屋からパチパチという音がするという場合、それは家鳴りかもしれません。
木造なら特に、建具に含まれる水分が徐々に蒸発して、ほんの少しだけ体積が変わるのでその時に音が鳴るのです。
ネットでは、このような音はラップ音と呼ばれ、心霊現象だと言っている人もいます。
心労が溜まっているから、睡眠をしっかりとって健康的な食事をすると良いとか、盛り塩をその音がする付近に置いておくことが対策として書かれていました。
最も良い対策は気にしないことだと言うサイトもあります。
霊がいるかどうかはわかりませんが、あまりにパチパチという音が気になるようなら一度業者に見てもらった方が良いかもしれませんね。
家の壁の中のものだと一部解体なんてことにもなるので、気にしないで済むならそのままでも良いと思います。
家からカチカチという謎の音が聞こえるという相談はネット上でもよく見かけます。
表現が、パキッという木が割れるような音ではないのが特徴ですね。
要因は色々考えられますが、一部では鉄と木の温度差による収縮率の違いではないかと言われています。
特に鉄骨で家を作った場合に起こりやすいと書かれていました。
木造住宅でも、木材が乾燥して収縮すると音がするので、その過程が起こる音なのかもしれません。
中には盗聴されているから聞こえる音がカチカチという表現になるという記載もありました。
これはまた家が鳴っているのとは違ったパターンですが、気になるなら専門機関に相談した方がすっきりするでしょう。
もしそれでも原因がはっきりしないようなら、私なら家の建具がすれる音だと割り切って生活すると思います。
天井付近から変な音がするという場合、もしかしたらそれはネズミが動いている音かもしれません。
そうと断定するには業者にチェックしてもらうか自分で天井裏に登るしかないので、それまではただ不思議に思うことしかできないでしょう。
毒エサを置くなどの対策は自分でもできますが、その死骸が天井裏にあると思うとあまり気持ち良くはないですね。
一時的にネズミの被害がおさまったとしても新たに入られては困るので、私なら業者に頼んでどこが侵入経路なのかを特定してもらいたいです。
ネズミが出やすいのはただ古い家というわけではなく、近くにレストランなどがあり、ネズミの食料となる生ごみが廃棄されているところであったり、森や林の中にある家になります。
このような環境では家の不審な音というのはネズミである可能性が高いでしょう。
家で変な音がなる場合、それはきしみによるものかもしれません。
床がきしんで鳴る場合、気になるならフローリングの張替えによって解決するでしょう。
新築でも、業者の腕が悪いとそのように音が鳴る場合があります。
実際にそのような被害に遭った人は、工期が長引いたものの無料でやり直してもらったとブログに記載されていました。
木が乾燥することによって多少音が鳴る可能性はありますが、新築ではあまり床鳴りはしないと思います。
家を建ててからかなり年月が経っている場合は、木材が古くなっていたりシロアリにやられている可能性もあるため業者に入ってもらいましょう。
床だけ張替えるのであれば、リフォーム業者や地元の工務店にお願いすることができます。
見積もりをとって、納得できる値段の業者に依頼してみましょう。
リフォーム業者さんの中には、「こういう症状が出たら家の劣化が始まっている状態ですよ」という紹介をしてくれているところもあります。
例えば、こちらのさくらリフォームさん。
まさに「家がミシミシ鳴る」という症状について、「柱が空洞になるからだ」という興味深い考察をしています。
年数を経て家の劣化が進行すると、柱が空洞になって触ると音がするようになるのだとか。
ですから、定期的に柱を触ってみて確認したほうが良いというのです。
まるで女性の乳がんチェックのようですが、人も家も異常は早期発見のほうが予後も良いはず。
柱を触れてみて何か異常な音がするなと感じたら、早めに業者さんに診てもらったほうが良いですね。
もう一つ、家の“鳴り”について気にかけておいたほうが良いのが、相次ぐ台風や大雨によるダメージです。
2018年~2019年にかけては、日本各地で観測記録を更新する大雨が頻発しました。
例年であればひと月分に相当する雨量が、わずか半日で降ったり・・・と、異常な状態が続いています。
こうなると、いくら耐久性を保証された家だったとしても構造面に何かしら致命的なダメージを受けている可能性はゼロではないでしょう。
見えない部分で始まった雨漏りが致命傷になりつつあるのかもしれませんし、台風や大雨の後で「ミシミシ」がひどくなってるのであればなおさら早めの診断が必要です。
また、これを機に火災保険の見直してしてみることも大事。
火災保険で雨漏り修理ができるケースもありますし、「風災」や「水災」などの補償に漏れがあれば今のうちに加入しておくことをオススメします。
火災保険で家を修繕する条件についてはこちらの記事で紹介していますので併せてチェックしてみてくださいね。
⇒家の修理に関する豆知識!保険を適応すれば無料で修理できる!?
家のミシミシが気になる場合、ひとつ自分でも試してみて欲しいことがあります。
それは、家具の配置を変えてみるということ。
重めの家具を一か所に集中して配置している場合、建物の重心がズレやすくなって音が鳴る場合があるのです。
例えば、書斎の本棚に重い辞書などを集めすぎているとか。
本を分散させて格納するようにしてみると状況が変わるかもしれません。
重い家具の代表格・ピアノを置いているお宅も、「家がミシミシ鳴る」という現象は起こりやすいです。
この場合はそう簡単に配置を変えられないので、場所を決める時に住宅メーカーの人にも相談してじっくり検討すべきでしょう。
また、木造2階建の2階部分に重い物を置き過ぎている場合もミシミシリスクは高いですね。
最悪の場合は床が抜けてしまうこともあるので、心当たりがある場合は早めに専門家の方に見てもらいましょう。
「備え付け家具はきしみやすく、ミシミシという音が出やすい」という情報もありますので、これから家を建てる方はその点もよく考慮したほうが良いですね。
確かに備え付け家具は便利ですが、物によっては気軽に移動できず家の特定の部分にのみ集中して負荷をかけてしまうので注意が必要です。
湿度に加えて、「温度」も家が鳴る原因になっていることがわかっています。
例えば我が家のような鉄筋コンクリート造の建物の場合、気温に応じて金属が広がったり縮んだりと「収縮する」んです。
木造でも、釘やサッシなど随所に金属が使われていますよね。
これが伸び縮みすることが「ミシミシ」につながっている可能性も考えられます。
その証拠に、家の音が気になるのは夜間や朝の時間帯だったりしませんか?
それは、冷暖房のON/OFFで室内の温度が急激に変わっていることが多分に影響しています。
「音が気になる」という方は、この寒暖差がなるべく小さくなるように意識してみると良いでしょう。
具体的には、いきなりON/OFFして急激に室温を下げたり上げたりするのではなく、少しずつ、ゆるやかに温度が変わっていくようにするというのが効果的。
夜中(就寝中)の家鳴りが特に気になっているという方は、この方法できっとあまり音が気にならなくなるはずです。
いずれにしても、その音が気温変化によるものだった場合、家の耐久性に支障をきたすようなものではありません。
欠陥でもなければ倒壊するサインでもない場合が多いので、過度に不安になるのではなくまずは冷暖房の付け方や消し方を工夫して様子を見てみましょう。
「壁からカチカチ」の正体が意外過ぎる!
壁からのカチカチ音など、表から見えない場所から聞こえる異音は、なんらかの「生物」である可能性も非常に高いです。
それは、ネズミやゴキブリ、シロアリといったメジャーな”侵入者“とは限りません。
以前、テレビでやっていたのは、カミキリムシの幼虫でした。
夜行性で、夜になると活動的になるため、深夜の時間帯に特に音が気になるそうです。
なんらかの怪奇現象か?はたまた盗聴か?と思いきや、犯人は小さな虫・・・ということで、「異音」というのはどんなことが原因になっているかわからないものです。
生活していく上で害のない虫であれば良いですが、それが長い目で見て家の建材に影響を与えるようだと困りますよね。
カチカチ音が気になるという方は、一度、専門の業者にしっかり調べてもらうことをオススメします。
コチラのように、音について専門的に研究されている業者さんもありますよ。
素人では絶対に見つけられないような原因をつきとめてくれるでしょう。
また、住宅に起こる様々な現象について、考えられる原因を提示してくれるこんなサイトもあります。
悶々としているよりは、その道の専門家に相談して原因を究明&スッキリされることを強くオススメしたいです!
【まとめ】「異音」は「異常」のサイン。見逃すのはやはり危険!
家が“鳴る”原因と対処法についてご紹介しました。
押さえておきたいポイントをまとめます。
- ミシミシ、パチパチ鳴るのは「水分」のせい
- カチカチ鳴るのは鉄と木の収縮率の違いによるもの
- きしみ、ネズミ、シロアリが原因の可能性もある
- 床だけではなく柱が劣化しているケースも考えられる
- 災害多発で家へのダメージも深刻。火災保険の見直しも必要
「気にする必要はない」という声も多いですが、やはり“異音”はなにかしらの異常が起こっているサインかもしれませんので放置するのは危険です。
「あれ?」と思ったら専門業者さんに診断してもらったほうが精神的にも安心ですし、家の健康寿命を延ばすことにもつながりますよ。
注文住宅の総合情報
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