ローコスト住宅を謳っているセンチュリーホームですが、長期優良住宅を標準仕様としていますので、現在の一般的な住宅性能に比べると上位に位置すると思います。
長期優良住宅の建設基準に対するセンチュリーホームの仕様は、耐震等級3(構造躯体の倒壊等防止)、省エネルギー性能では断熱等性能等級4、劣化対策等級3などと、いずれも最上位等級になっており、高性能な住宅の範囲に入っていると思います。
この高性能の住宅を、セルコホームで本体を20万円台の坪単価で建てられるのは、かなりのお得感がありコストパフォーマンスが高いものとなっています。
また、上記の住宅性能を第三者が評価し評価書を発行する手続き費用を、ユーザー負担としている業者が多い中で、センチュリーホームが業者負担としているのもお得だと思います。
なお、登記費用やローン手続き費用とは別に、付帯工事費などが別途必要となりますので、それらの費用として300万円前後は用意しておくことを勧めます。
特に付帯工事費では、地域や敷地、あるいはユーザーの固有条件など、不確定要素を坪単価に反映させないためのもので、実際の建築に際してはそれらの要素を反映させる必要があります。
センチュリーホームの実際の坪単価については、『坪単価は20~50万円とお値打ちなセンチュリーホーム』で詳しく書いています。
センチュリーホームでは、参考プラン例で坪単価を20万円台としていますが、現実的な問題としては、参考プラン例の内容だけでは満足のいく住宅にはならないと思います。
また、この坪単価だけでは工事は完了させることができず、実際には付帯工事費が必要になることにも注意が必要です。
参考プラン例では、1階廻りの収納スペース不足、2階の居室部分でもクローゼット不足が見られ、実生活での不便さが予測されます。
これは、ローコスト住宅を実現するための手段ですが、ユーザー側の注意点としては、実際の生活スタイルをイメージ・シミュレーションしながら、必要な収納スペースを追加するようにしましょう。
この作業を怠ると、ローコストだけが先行してしまい、完成後の生活では不便さが不満足を生む結果となってしまいます。
収納で失敗したくないなら、『注文住宅の肝は収納、クローゼットの有効活用で、広々快適!』を読み込んで下さい。
なお、坪単価20万円台、そして上に挙げた付帯工事費、さらには収納スペースの追加を行っても本体価格は30万円台前半で収まると思われ、十分に満足のいく住宅とすることが可能だと思います。
センチュリーホームを選ぶ一番のメリットは、長期優良住宅をローコストで実現していることにあります。
長期優良住宅の基準で定められた、耐震性能や省エネ性能などの住宅の基本性能は、特に希望しない限りは納得のいくもので、ハード部分では特にオプションで追加する必要なないと思われます。
一方、センチュリーホームの参考プラン例では、ローコスト住宅に多い収納スペースの少なさが目立ちますので、最低限必要な収納スペースは追加で確保するようにしましょう。
また、内装や住設備はごく標準的な仕様となっていますので、ワンポイントで希望する仕上げや住設備でオリジナルなイメージを作るといいでしょう。
いずれにしても、ローコスト住宅のメリットを生かすためには、安易な仕様変更やオプションを増やすのではなく、最低限に必要なものに限定し、そしてこだわりのワンポイント・オプションとすることだと思います。
※センチュリーホームで建てる場合のリスクを知ろう
安い金額で良い家を建ててくれるセンチュリーホームですが、もちろんリスクもあります。『家をセンチュリーホームに建ててもらうメリットはやはり安いこと、けれどリスクもある』を読んで、リスクを理解した上で、検討しましょう。
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