せっかくの新築一戸建て、長く安心して住むためのポイント
1件の家を、長く住み継ごうという動きが高まる中で、新築一戸建ての長期保証は当たり前の時代になりつつあります。
国の義務付けに、メーカー各社の保証が加わるこの形は、歓迎すべきですね。
イギリス 141年、アメリカ 103年、フランス 86年、ドイツ 79年、日本は、27年。
これは各国の住宅の平均寿命。
日本以外はずいぶん長いですね、欧米を舞台にした旅番組や映画で古い町並みのシーンが、よく出てくるのもうなずけます。
くらべて、日本の短いこと。
安い家を早く立てて大量に売る、そんな日本の住宅文化が寿命の短さの原因です。
これではいけないと日本も「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」を施行しました。
この動きを受けて、ハウスメーカーも長年住める家を売り出しています。
安心して、長期間住むには保証が必要ですね。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、メーカーなどに引渡し後10年間の保証が義務付けられました
保証の対象は「構造耐力上の主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」。
構造耐力上の主要な部分とは、構造上重要な部分のことで、具体的には基礎や壁、柱、屋根、はりなどの事。
雨水の浸入を防止する部分とは、屋根や外壁、サッシ、雨水を排除する排水管で、住宅の屋根や外壁の内部、屋内にある部分のこと。
両方とも住宅の基本中の基本、法律で義務付けられている10年間では、短く感じるほどです。
ですから、各メーカーはそれ以外の保証を独自に付けて、家を建てようとしている人へのセールスポイントにしています。
たとえば、最近流行りのメーカー独自の長期保証についてみてみましょう。
ここでは一例をとりあげます。
保証には初期保障と保証延長があります。
初期保証とは家を立てた時点で付いてくる保証。
基礎や骨組みにあたる構造体には30年、対壁には20年といった具合に部位によって、保証期間が違います。
その初期保証が切れた場合、点検を定期的に行うことにより、保証を順次延長していく仕組みです。
他のメーカーもこれに類する長期の独自保証を用意しています。
他にも山口市のハウスメーカー、百年住宅西日本は、独自にユニークな保証を打ち出し話題になりました。
以前から台風に対する保証でも話題になっていま同社ですが、今回打ち出したのは地震に対する35年間の保証
地震の規模や津波の高さに上限はあるものの、地震が原因で住宅が全・半壊した場合は建て替え・補修を保証するというものです。
耐震や免震などの技術が頭打ちの様相を見せ、長期保証も同様になってきました。
これからは、このような独自の保証で他社との差別化をはかっていく時代になるのでしょうか?
私たちの生活が豊かで安心なものになるなら、これは歓迎すべき傾向ですね。
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