蓄電池の誤った使用には注意、爆発・炎上の危険性も!!
蓄電池は充電時などに高い電圧がかかると、爆発や火災の危険性があります。
容量が大きな家庭用充電池の爆発・炎上は大事故につながります。
それを防ぐために、様々な工夫がなされており、安全に家庭用の蓄電池を使えるようになっているのです。
中国発のニュースでよく見かけたのが、携帯電話の蓄電池(充電池)が爆発したというニュース。
特に純正ではない、携帯電話のメーカー非公認のもので起こったようで火傷や、場合によっては命にかかわるケースもありました。
またメーカー純正の蓄電池でも爆発まではいかないものの、ふくらんでしまい筐体をゆがませるというケースもよく見かけました。
爆発や膨張の原因は、リチウムイオン電池の電極であるリチウム金属酸化物と炭素材が不安定化することにあります。
特に、充電時に電圧が上昇した場合に起こりやすく非常に危険です。
携帯電話が爆発したニュースでも、充電しながら通話中に爆発、死亡というものも見かけました。
また、携帯電話での事故の8割は充電中におきているというデータもあります。
ですから、携帯やスマホの注意書きには「充電器は付属のもの以外使用しないで下さい」と大きく書かれてあったのですね。
小さくても大量の電気を蓄えることができるので、リチウムイオン電池は幅広く使われるようになりました。
しかし、先述の通り充電時などに間違った使い方をすると、爆発するなどの危険性があります。
また、一定の温度以上達すると連鎖反応を起こして火災が発生する可能性もあるのです。
携帯電話の小さなリチウムイオン電池ですら人命の危険が起こりえます。
その数百倍の容量を持っている家庭用蓄電池の場合、どのような危険があるか考えるだけでも恐ろしいもの。
家庭用蓄電池に爆発や火災の危険性があるとなると、安心して使用することはできません。
そこで、電圧の上昇を避けるためショートが起こりづらい電極の素材を採用し、安全に扱えるような回路を搭載しました。
そして、過充電の場合に起きやすい発火も防ぐための自動制御システムも開発されました。
NECの蓄電池はEVに搭載されるよう開発をおこなわれてきましたが、そのノウハウを蓄電池に活かすことにより安全性を確保。
また、機密構造やモニタリングシステムを採用することにより、爆発や発火が起こらないよう、万全の注意を払っています。
さらに、自動制御機能をそなえているのでシステムに異常が起こった場合は、自動で運転を停止するのです。
これらの機能で爆発や発火の可能性をゼロに近づきました。
これからますます身近になるであろう、家庭用蓄電池、メーカーや保証には信頼のあるメーカーを選びたいものです。
値段だけで購入を決めると、物が物だけにかなり怖いことになりそうです。
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