蓄電池の普及によってCO2削減に大きな効果が見込める
家庭用蓄電池の普及は、電力会社の発電の負荷を減らせるのでCO2削減には有効です。
さらに電力自由化の動きでCO2削減に積極的な、新電力を選ぶこともできるようになります。
蓄電池に新電力、CO2削減に本格的に取り組める時代の到来ですね。
家庭用蓄電池はサイフにも環境にも優しいとはよくいわれます。
自家用太陽光発電パネルで作った電気や安価な深夜電力を貯めておき、日中の電気使用のピーク時に使用する。
また、あまった電気を電力会社に販売する。
来春から始まる電力自由化では、家庭用蓄電池の使用に有利なプランを用意した電力会社も出てくるかもしれません。
さらには蓄電池の設置時には、国と地方自治体両方からの補助金も期待できます。
これによってサイフに優しいことは理解できますが、環境に優しいとはどういうことでしょうか。
国内の電力需要の約3割を占める、家庭用の電力。
最近のデータによると、この発電のために発生するCO2の量は年間1億6,600万トンにも上るとされています。
これは国内で排出されるCO2の実に12%をしめているのです。
東日本大震災反、そして福島第一原子力発電所の事故以来、反原発の機運が一気に高まりました。
事故のイメージが悪すぎるのでしょうか、原発というと環境負荷が非常に高いという誤解があります。
しかし、何かを燃やして発電するわけではない原子力発電の運転時、排出されるCO2はゼロなのです。
現在、国内の数多くの原発が再稼動をできずにおり、代わりに稼動しているのは火力発電所。
つまり、震災前より発電によるCO2の排出量は増加していると考えることができます。
原発に反対するのもいいですが、この事実を受け止め、自分達に何ができるのか考えてみましょう。
すると脱原発とCO2の削減を一挙に実現する現実的なアイデアとして、家庭用蓄電池と太陽光発電システムが浮かぶことでしょう。
来春には電力小売の自由化がおこなわれ、自宅の電気を供給する会社を選べるようになります。
従来のように、地域によって電力会社が固定されている時代は終わるのです。
そうなると、CO2の削減のために、再生可能エネルギーを積極的に電源に利用している新電力を選択するという方法もあります。
家庭用蓄電池、太陽光発電パネル、再生可能エネルギーを電源にする新電力を選ぶ。
これにより、積極的にCO2削減に取り組むことができるのです。
今までは、せいぜい待機電源をオフにする程度ぐらいしかなかったCO2削減についても、比較できないぐらい積極的に参加できます。
このように、地球環境のためにも家庭用蓄電池の普及と電力小売の自由化は、非常に重要な取り組みです。
エコノミー(経済的)とエコロジーを両立させる、またとない機会ですね。
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