売電の仕組みが整った現在では蓄電池が非常に有効
再生可能エネルギーの普及のために、補助金や売電などの制度が用意されています。
蓄電池で売電の制度を効果的に利用できるので、家庭の電気代を大きく減らすことも可能です。
売電や補助金で蓄電池を思い切って導入してしまいましょう。
最近は、新築の屋根の上やちょっとした空き地に、太陽光発電のパネルをよく見かけるようになりました。
温暖化を防止する枠組みをクリアするには、環境負荷が少ないエネルギーに転換しなくてはならないから、太陽光発電を推進しよう。
このような政府の思惑が当たったケースで、太陽光発電を導入する場合には、発電能力に応じた補助金が用意されています。
加えて太陽光発電で作った余剰な電気を電力会社が、高い値段で購入してくれる「売電」の仕組みがあるのです。
補助金と売電の仕組みを利用し、初期投資ゼロで太陽光発電システムを導入できるプランを用意しているハウスメーカーもあります。
これにより、太陽光発電はある程度普及するようになりましたが、まだまだ足りない状況です。
この太陽光発電システムと売電の仕組みを、より効果的に活用するには家庭用蓄電池の導入が有効です。
安価に供給されている深夜電力を蓄電池にため日中に利用することで、売電できる太陽光発電の電気が増えます。
これで、電気代の削減がより効果的になるから。
蓄電池はまだ高価なものですが、国や地方公共団体も補助金を用意して、各家庭への導入に積極的です。
売電という点から考えると、近く始まる家庭用電気の小売り自由化は大きな追い風。
売電の価格を、電力会社より高い設定をおこなう新電力の動きがすでに出てきています。
これで、太陽光発電で作った電気をより高く売れる先があるので、効果的な売電ができるようになるのです。
現状、既存の電力会社が設定している売電の価格は非常に高い水準です。
使用料が1kWhあたり30円程度、対して売電価格は33~35円に設定されています。
これが可能なのは「再生可能エネルギー促進賦課金」というすべての電力利用者が、売電価格を負担する仕組みがあるから。
そこで蓄電池を利用して、少しずるい方法を思いつきます。
安価な深夜電力を貯めておき、高い値段で売電するという方法です。
しかし売電できるのは発電した電気だけというのが現在のルールで、深夜電力を売ることはシステム上不可能となっています。
また深夜電力を蓄電池に貯めて、昼間に発電した電力を売る場合は売電の単価が下がる仕組みです。
売電はあくまでも再生可能エネルギーを普及させる目的のもので、金儲けをするためのものではないからです。
金儲けはできませんが、太陽光発電と蓄電池、売電の仕組みはシステムの普及にはよい仕組み。
どんどん利用したいものですね。
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