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蓄電池の電流をそのまま利用できるエアコンが発売間近!!

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蓄電池で供給される電流は直流、それをそのまま利用できるエアコンが販売されようとしています。

 

蓄電池や太陽光発電が広まるにつれて、高効率なエアコンを始め様々な直流家電に注目が集まっています。

 

蓄電池と直流家電から目が離せませんね。

 

蓄電池が供給する電流は直流

オーストラリアの大御所ハードロックバンドに「AC・DC」というのがいますが、これを直訳すると交流・直流になります。

 

交流とは、周期的に向きが変化する電流のことで、英語で言うとACになります。

 

現在、発電所から電線を通って届けられる電流は交流。

 

メリットには電圧の大きさを変えやすい、高電圧で電力ロスが少ないなどがあります。

 

反対に、電池や蓄電池のように一定の向きにしか流れない電流を直流といい、英語で言うとDCです。

 

直流のエアコンは蓄電池と好相性

シャープが2015年中に直流のエアコンを発売すると、話題になっています。

 

家庭での太陽光発電や蓄電池が一般的になり、直流の利用が広まることをにらんで発売された「直流家電」の第一弾。

 

全ての電気製品は、交流で供給された電流を内部で直流に直してから使用しますが、交流を直流に変換した時点でロスが出ています。

 

通常のコンセントからの供給ならばそれでいいのですが、蓄電池からの供給だと本来は直流の電流です。

 

そうなると直流を交流に変換し、家電の中でまた直流に変換するという面倒くさい手順を踏まなくてはなりません。

 

その過程でロスも当然発生してしまいますし、その装置にかかるコストもバカにはなりません。

 

研究によると、交流から直流に変更することで電気の使用効率が10%近く上がるとか。

 

そこで、シャープのエアコンは直流と交流、どちらの電流でも対応できる仕組みを内蔵。

 

蓄電池や太陽光発電からの電流も、従来通りコンセントからの電流も両方に対応できるのです。

 

このエアコンの直流用の電源は蓄電池と接続されており、太陽光発電で造られた電流は交流化して利用。

 

すべての切り替えは、話題のHEMSを通じて自動でおこなわれるといいます。

 

蓄電池の普及で、一般化は早いのか?

直流をもっと活用しようという動きは、家電業界で過去に何度もあったといいます。

 

しかし家中まるごと直流に変えてしまい、家電もすべて直流家電にするというのでは、あまりにもコストがかかりすぎます。

 

そんな理由で、実現化はしなかったのですが、家庭での蓄電池利用が増えることにより直流家電が広まる下地ができたといえます。

 

シャープのエアコンはその一歩、効率的な電気の利用が可能になるのだから歓迎すべき動きでしょう。

 

これからの動きとして、シャープはLED照明の直流化の開発に取り組んでいますし、パナソニックも進出に積極的です。

 

統一規格の電圧もコンセント形状も決まっていないのが家庭用直流の現状ですが、太陽光発電や家庭用蓄電池の普及は進んでいます。

 

これから、ますます直流の家電が注目を集めるでしょう。

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