間取りの失敗は、家事動線を見極められない場合に起こる事がほとんどです。
特に平屋住宅の場合、間取りが同じフロアにしかありませんので、同じ場所に人が密集する可能性が高くなるのではと個人的に感じています。
中でもキッチン、洗面所、お風呂場など特定の目的が偏るところで起こりやすいので、図面上でしっかり確認しておく必要があるのです。
間取りを決めた段階で、しっかり家事動線まで確保し、実際居住する方としっかり協議することで、間取りだけではなく、住宅そのものの失敗を防ぐことが出来るのです。
図面上で検証するのは中々しんどいですが、みんなが住む家、みんなで話し合う事も住宅を建築する上で大切な時間になりますので、手を抜かない様にしたいものです。
北玄関と言えば、あまりいいイメージがないの印象ですが、果たしてすべてが失敗という程の物でしょうか。
2階建てだろうが平屋だろうが、悪いイメージの中には、日が当たらない。
水はけが悪い。
風通しが良くないなどの、理由がありますが、全てがそう言えるでしょうか?
確かに北側は南側に比べ随分日当たりは良くありません。
でも南側より照度が安定しているのが北側なのです。
南側は日光の位置が変わるので、その照度は一日でかなり変化していきます。
対して北側の照度は日光の動きに影響されない為、その照度は一日を通して安定しているのです。
もちろん南側よりも日光が当たらない分、水はけなどは良くないかもしれませんが、例えば玄関前に勾配を付けるなどの工夫をすれば間取りを決める段階で、問題も解決できるのです。
北側は懸念されがちですが、考え方次第では、失敗と言い放ってしまうのも浅はかではないかと自身は感じてしまうのです。
住宅の間取りで力を入れたいのは、どれだけ皆がぶつからないか、快適に過ごせるか、無駄なスパースはないかという点に注意を払いたい所。
中でも失敗例が多いのは以外にもキッチンだと感じています。
キッチンは年々キレイに、広くなっていますが、平屋住宅の場合敷地面積が1階部分だけになりますので、よっぽど広いスペースがない場合は、あまり無理をしない方が賢明と言えます。
例えば限られた面積にアイランドキッチンなどの大きなキッチンを採用してしまうと、無駄が出来リビングが狭くなってしまと言った現象に。
もちろんオシャレなキッチンに憧れる気持ちは十分理解できるのですが、そればかりに気を取られてしまうと、キッチン本来の目的が何か解らなくなってしまいそうです。
間取りでしっかり広さを確保したら、少し余裕が残るくらいの大きさに設定し、無駄なスペースはなるべく出さない様にするのが賢明と言えます。
結論から言うと狭小住宅程のスペースしかないのなら平屋住宅は建設するべきではないと感じています。
近年の住宅事情から狭小住宅を選択する方も多いだろうと思いますが、同じフロアを広く使うところに最大のメリットを要している平屋住宅を狭小住宅と言われる、スペースに設定するには少し無理があります。
無理に設定することで、住宅そのものが失敗してしまう可能性も出てくるだけでなく、満足いく間取りの設定も不可能になる可能性も。
そもそも狭小住宅は限られた敷地の中にどれだけ有効に住宅を建築出来るかというところに重点を置いているため、縦に長く面積を伸ばして建てられます。
その為、平屋建築には向かず、狭小住宅と言われている住宅は二階建て、三階建てが多いのです。
土地との相性を踏まえた上で、平屋か2階建てか、3階建てか検討する必要がありますね。
採光の失敗例も。平屋に潜む間取りの落とし穴
住宅に必要不可欠な採光はもちろん平屋建て住宅にも同じことが言えます。
失敗例としてよく聞くのは、前の住宅の日陰になって採光が取れないなど住宅そのものが暗くなってしまうと言った失敗例が報告されています。
平屋建て住宅は一般の住宅に比べ、同じフロアに全ての部屋が設置されているため、採光が難しいと言われています。
全てを同じ南向き窓の設定にできれば問題は解決しますが、土地や住宅条件の関係で全ての平屋がその問題を解決できるとは限りません。
天窓を設定したり、住宅に採光を取り入れる工夫を、間取りを設定する段階で決められるよう予め、予定しておくことも必要です。
私ならリビング、ダイニングにはひと際光が必要かと感じますが、寝室などは主に夜使用するため、多少暗くても問題ないのでは、と感じています。
人によって意見が割れそうなので、家族で話し合っておくとスムーズに問題は解決しますね!
住宅の形は色々ありますが、近年少し増えてきた平屋建て建築住宅。
もちろん一般の2階建て、3階建て住宅も人気ですが、平屋で広く見える住宅がオシャレと話題になっています。
ですがそんな平屋建て住宅にもトイレの位置による失敗談も多数見かけます。
特に離れた所にトイレを設定してしまったという例。
そもそも水を使う場所は上水道、下水道共になるべく近接させることで配管を容易にするメリットがある為、なるべく隣合わせ等で設置されるケースが多いのですが、
お風呂を離れた場所に設置したが為にそれに付随してトイレも離れた場所に設定してしまうといったケースが多い様です。
間取りを見れば分かりますが、一日多くても2回ほどしか使用しない洗面所やお風呂と違って、頻繁に使用するトイレが住宅の一番端に設置されているとその動線が長くめんどくさくなってしまいます。
特にお年寄りのお家は要注意。
間取りをよく見て、端から端までの距離より、よく使う場所は、住宅の中央付近の方が利便性が高いのです。
注文住宅の総合情報
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