新築一戸建て バリアフリー

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障害を持つ人がいるからバリアフリーを考えるのではなく、使い勝手の良さを考えてバリアフリーに取り組む、新築一戸建てはいい機会です。

 

特定の人ではなく、すべての人にやさしい住まいは、将来的には自分たちのためにもなるのです。

 

たとえば2世代同居住宅の建設を検討している場合、あらかじめバリアフリーにしてしまうというのは素晴らしいアイデアです。

 

バリアフリーは年長者に優しいだけでなく、足元がおぼつかない幼児や健常者にも優しい住宅。

 

敷居につまづくのは、お年寄りや障害をもつ人だけではないのです。

 

両親の次は、自分たち世代のためにもなりますので、長年住むことを考えるならば、バリアフリー化にはよい機会。

 

しかし「バリアフリー改修リフォームの固定資産税の軽減措置」とあるように、国の減税措置はリフォームの場合しかありません。

 

地方自治体では新築・リフォーム問わずに補助金を用意しているところもあるようですので、一度問い合わせてみてください。

 

バリアフリーの第一は、まず段差をなくすこと。

 

できている段差をなくすとなると手間がかかりますが、新築の場合は間取りの段階から、様々な工夫をこらすことができます。

 

ドアの敷居をなくすことも可能ですし、ドア自体をなくし、かわりに引き戸を取り付ければ、使い勝手も向上するでしょう。

 

玄関などもあらかじめスロープにしてしまえば施行の費用も変わりませんし、後に料金もかかりません。

 

また、車いすを想定した廊下をあらかじめ作り回転も可能にするには、相当の幅が必要となります。

 

そこで思い切って廊下自体をなくしてしまうのもやり方の一つ。

 

リビングを中心にして、すべての部屋がつながっている間取りは、居住スペースを広げるテクニック、最近のトレンドです。

 

玄関や風呂場、トイレの手すりは障害がなくても便利なものですから、あらかじめつけておくのもよいでしょう。

 

また玄関にはちょっとした椅子を置いて、靴を脱ぐスペースを確保しておくのもバリアフリーです。

 

自身の老後のことを踏まえると、充分な土地の広さがあるならば、理想は平屋。

 

足に衰えが来ると、階段自体が大きな障害となり、2階に上がること自体がおっくうになります。

 

さらに階段自体が占める広さは約2帖、間取り上ムダなスペースが平屋の場合必要なくなります。

 

今まで、例に上げて来たバリアフリーは、健常者や子どもにも優しいということをテーマにしたものです。

 

本来のバリアフリーは、障害がある方の度合いに応じてケアマネージャなどと打ち合わせて作っていくもの。

 

動線なども十分考慮したうえで取り組まれるべきもので、手すり一つでもただ付ければいいというものではありません。

 

ただ、将来を見越したうえで健常者でも快適な住まいを考えるなら、今あげた例も参考になるはずです。

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