空き家管理はどうする?代行会社のサービスや料金などを比較してみる
いきなり実家が空き家になってしまったなどの場合、その空き家管理はどうするのかという問題が発生します。
実は、そのような空き家管理は各会社が行っており、そのどれかに管理を頼むのが一般的です。
大東建託グループも行っていますし、東洋テックも選べます。
数多くあるとどこに頼めば良いかわからなくなりますが、それを解決してくれるサービスもあります。
車や家を売る時、どこが最も高く買い取ってくれるかということと似ており、どこが一番安く、質の良い管理をしてくれるかという査定ができるのです。
この一括査定の結果を受けてから会社を選ぶのも良いと思います。
特に、なかなか買い手がつかなかった場合には長期戦になるので、管理してもらう期間もその分長くなります。
その場合に負担がかからないよう設定したいですね。
一般社団法人の中に、空き家管理士協会というものがあります。
わかりやすい名前で良いですね。
空き家を管理するのも、専門の知識が必要となります。
だから空き家管理士という資格が必要で、驚いたのがこの資格は講座から受験まですべてネットで完結できるということです。
これなら子育て中のお母さん・お父さんでも取得可能ですね。
空き家管理士の資格があれば、他人に委託することなく自分の所有している空き家を自分で管理できます。
いつでも手元においておけますし、自分がその空き家のことを最もよく知っていることにもなるので売る際のアピールポイントもわかるのがメリットです。
別の空き家管理士に委託することによって発生する手数料も必要なくなりますし、これからの需要を考えると持っておくと仕事に繋がりそうな資格だと思います。
空き家の管理にかかる料金は、自分が所有している空き家情報を打ち込まないことには出てこないというサイトも多いです。
そこで、別の切り口から情報を得てみると、月一の巡回で月額5000円というコースを見つけました。
木場株式会社というところのサービスです。
大体はこれくらいなのかな、という目安になりますね。
ただ、単純に巡回の回数によって価格が決まるわけではなさそうです。
同じ月一の巡回コースでも、同じ会社で7000円というコースがありました。
そしてこれが標準コースだそうです。
あとはカスタムコースというものがあり、自分たちの要望をより反映できるものがありました。
たまに掃除に行くだけで十分だと考えていたり、売ることはまだ考えていないという場合には無理して管理してもらうことはないと思いますけどね。
東京にある空き家を管理してもらおうと思ったら、NPO法人である空家・空地管理センター【空き家の相談窓口】に相談することをオススメします。
ここは、税理士や弁護士、不動産業者と連携をとっているため、この窓口一つで話をまとめてくれるのがメリットです。
色んな会社が空き家管理を行っているので、東京を中心に活躍しているところに頼めば安心できるのではないでしょうか。
また、このセンターではなんと月に100円で空き家管理を行ってくれるというサービスも提供してくれているのが特徴です。
放置しておいても良いけれど、一応管理はしてもらった方が安心かな、と考えている人にはぴったりのサービスではないでしょうか。
私なら、とりあえず管理してもらいたい空き家の状態をセンターに伝え、まずはその相談だけしてみたいですね。
空き家の代行サービスの必要性は、誰もいないことを悪用する人間から守ることにあります。
もちろん、将来売りたいという場合に家をキレイに保っていられるというメリットもあります。
誰も住まなくなったからと言って数年で劣化したりはしない、むしろ使っていないのだから劣化スピードも遅くなるはず、というのも最もだと思います。
私もお金がかかるなら放置しておき、たまに掃除に行くくらいにしたいです。
ただ、代行サービスの料金は安いものだと月々100円というものもあるようで、コースによって違いますが高いものではありません。
それなら管理しておいてもらった方がどちらかという得だと考える人もいるでしょう。
特に、取り壊すのではなく売りたいと考えている人は、代行サービスを頼んでおいた方が高く売れる可能性を残せると思います。
家の防犯と言えばセコムは有名ですよね。
空き家管理のサービスも行ってくれているので、頼めば心強いかもしれません。
完全に誰も住まなくなった家であっても、転勤でしばらく空き家状態になる家でも、その家の状態にあったサービスを提供してくれます。
具体的には、ポストに投函された郵便物の回収を行ってくれ、定期的に換気や水出しもしてくれます。
水出しもしておいた方が良いというのは、サービス内容を知って改めて気づかされました。
価格はセコムのホームセキュリティーとは別途かかるため注意が必要です。
一回につき8000円だそうです。
私は少し高いなと感じたのですが、セコムほどの大手になるとこれくらいはかかるのでしょう。
転勤などでまた近いうちにそこに住む場合には、それが妥当な金額なのかもしれません。
ダスキンは、2017年4月3日から、空き家管理に関するサービスを開始しました。
まだまだ新しく立ち上げたばかりということもあり実績が多いわけではありませんが、大手であることから頼れる存在になってくれると思います。
簡易清掃を行い、家の状態を確かめた後、その報告まで行って一仕事終了という流れになっています。
一軒家プランの内容を見てみるとかなり細かく点検をしてくれているなという印象でした。
全床にモップをかけたり、ポストに投函された郵便物を回収してくれたり、清掃が行き届いています。
水回りのカビの有無の確認もしてくれるので、下手をすれば家に住んでいる時よりキレイになっているかもしれません。
家の外回りでは、不法投棄は行われていないか、雑草が生えてきていないかもチェックしてくれます。
空き家管理システムは多くの会社が行っていますが、それぞれに個性が出ているなと感じるものもあります。
例えば防犯会社なら、そのノウハウを生かして不審火などを未然に防ぐことに注目してくれたりと、セキュリティー重視の管理をしてくれます。
清掃に特化している会社なら、空き家になった後の家の中を住んでいる時以上にキレイにしてくれるサービスが整っており、家事代行サービスに似たものを感じました。
最低限のサービスはどこの会社も同じ内容になっていると思いますが、それに何をプラスしたいかで会社選びをすると上手く行くと思います。
自分で定期的に空き家を訪ねることができる場合であれば良いでしょうけど、転勤などで一時的に遠くに引っ越す場合には助かりますよね。
あとは月額利用料がいくらになるのかに注目です。
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