売れ残りの新築一戸建ては値引きのチャンス、いつ切り出すかが勝負どころ
売れ残るくらいならば、安くして売ってしまおう。
売り手がこう考えているときが、値引きを引き出すチャンスです。
売り出したばかりなのに値引きを切り出しても意味がありません。
売り手の見切りと、買い手の値切りのタイミングが合って成功するものなのです。
建売住宅といっても、すでに建っている住宅を購入する場合ばかりではありません。
「建物ができあがってからでは遅い」人気の分譲住宅は、土地と間取り図だけの段階で売れていってしまうもの。
今回のテーマは、そうはならずに建てられたはいいけど、売れることなく値段を下げざるを得なくなった建売住宅。
買い手とすれば、少しでも安く手に入れたいものなので、いい話ではあるのですが。
売主が新聞や雑誌などに、不動産の広告を打つときには、相場をもとに売れるであろう値段をつけて告知をします。
高すぎたら見向きもされずに、広告費が全額ムダになってしまいますし、安すぎたら利益が薄くなってしまいます。
ですから、不動産の値付けは非常にシビアなものなのですが、当てが外れてしまい売れないケースが出てきてしまいます。
売れないまま置いておいても、いいことは少しもないので、売主は値引きを考えます。
値段が下げて告知すると、売れてしまう可能性は高くなるので、買主は値引き直前のものを交渉で安く買うのが一番お得なのです。
そんな値引きを引き出しやすいタイミングは何度かあります。
タイミングを見極めるには、ねらっている家を、どこの不動産が売り出しているのか把握すること。
次に、どんな周期で広告を打つのかを知ること。
1月に一度なら、売り出されてから20日目ぐらいが、売主が見切ろうかどうしようか考えている時期です。
なぜ20日目かというと、広告の制作スケジュールから逆算すると、掲載する値段を決めるそのころになるのです。
逆に、広告にのった直後の物件は値引きされにくいことがわかります。
広告の値段で引き合いがあるかもしれないのに、すぐに値引きはもったいないからです。
「そろそろ見切ろうかな」というタイミングに合わせて交渉するのが、値引きを引き出すポイントです。
次にねらい目は、築後1年を超えそうな物件です。
広告に「新築建売住宅」とうたえる期間は決まっており、それが築後1年。
それを超えてしまうと、新築とはうたえなくなり、値段も安くなります。
自動車の新車と未使用車みたいですね。
そして年をまたぎそうな物件。
年を越えて所有してしまうと売主に固定資産税がかかってきますので、その前に売ってしまいたい心理を利用します。
年末セールや決算セールも値引きをしやすい時期ですが、登記が年末に間に合いそうな、秋ごろがタイミングとしてねらい目です。
最後に、値段交渉は一番最後ツメの時にするのが鉄則、初めから値段の話ばかりでは商談にもなりません。
話も煮詰まった最後に「あと○○円、値引きしてもらえたらこちらも買えるのですが……」とそえるのがテクニックです。
注文住宅の総合情報
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