スウェーデンハウス アルム

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いかにも北スウェーデンハウスという外観が主張するアルムですが、屋根の裏側が2階の室内に張り出してくる分断熱が心配になります。

 

しかし、そこはスウェーデンハウス、分厚い断熱材が施工されているので、アルムでももちろん安心です。

 

スウェーデンハウスの商品ラインナップは大きく分けて4つ、大きな三角屋根が特徴の「アルム」。

 

切妻屋根の「グラン」、寄棟の「リンド」、そして平屋建ての「ビョルク」です。

 

外観から受ける感想でいうと「ああ、実に異国情緒あふれる輸入住宅」感が強いのがアルム、次いでグラン。

 

リンドになると、実にスタンダードなイメージで、他のメーカーの物にまぎれていても、それと気づかない可能性があります。

 

これら4つの基本デザインにそれぞれ派生タイプがあり、カタログでのデザインバリエーションは全9パターンになっています。

 

アルムは屋根が巨大ですから小屋根裏を設けていません。

 

屋根の傾斜がそのまま2階の間取りに影響しますから、どうしても部屋が狭くなってしまうというデザイン上の欠点があります。

 

明かり窓が取られた外観は、いかにも輸入住宅らしくなるのですが、このことはデザイン上だけにとどまるのでしょうか？

 

小屋根裏収納というものがあります。

 

屋根部と天井部のすき間を使って造る収納で、便利なのは便利なのですが問題があります。

 

ハシゴを使って上り下りするのですが、荷物を両手に持ったままでは危険なので、重量のあるものは収納できない。

 

アルムの場合2階への上り下りは通常の階段を使うために、その危険性はもちろんありません。

 

しかし、心配な点は次からです。

 

屋根の裏側の断熱が弱く非常に暑く、46度程度もあり小屋根裏収納は、蒸し風呂状態になってしまう。

 

屋根の裏側が、モロに2階に露出しているので、これと同じことがスウェーデンハウスのアルムでも起こってしまうのではないか。

 

心配になりませんか？

 

しかしアルムになると、屋根部に断熱が入るために、サウナのような暑さにはならないとのこと。

 

しかし断熱材が薄そうなのですが、大丈夫なのでしょうか？

 

スウェーデンハウスはロール状になった1枚物のグラスウールを断熱に使用しています。

 

手元の資料によると、壁が120mm、床が200mm、天井が300mmの厚さで躯体をすっぽりくるむやり方だとか。

 

これにより、熱の流入量が次世代省エネ基準住宅の1.5倍、新省エネ基準住宅の3倍強となっています。

 

なるほど、スウェーデンハウスが高断熱の住宅と自信を持ってアナウンスするわけだと納得しました。

 

考えてみれば、壁の断熱については各メーカー結構主張しているのですが、屋根の断熱についてはそれほどでもありません。

 

でも、日光を一番浴びるのは屋根なのです。

 

でもこれなら、アルムの三角屋根でも全然問題はなさそうですね。

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