外断熱 ハウスメーカー

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ハウスメーカーが外断熱を勧める理由には何があるのか

家を建てる準備としてハウスメーカーの担当者と話し合っていると、外断熱を勧めてくるという話はよくあります。

 

内断熱も悪くはないですし、実際木造住宅であれば断熱性能の差は大きくないので、その理由が気になるところですね。

 

外断熱のメリットとして、結露しにくいというものがあるので、それを大いに評価しているハウスメーカーだとよく勧められる傾向にあるようです。

 

せっかく新築を建てたのに結露が出る!とクレームを入れられたらメーカー側としては良い印象を広められません。

 

また、金銭面の話もあるのかなと思います。

 

外断熱の方が内断熱より初期投資が高いので、ハウスメーカーとしては稼ぐためには外断熱の方が嬉しいはずです。

 

月々の電気代は安くつきますが、それでハウスメーカーが得をするわけではありませんからね。

 

セキスイハイムは外断熱の施工が可能な作りなのか

有名なハウスメーカーの1つにセキスイハイムがありますが、ここは断熱材の配置の正確性に定評があります。

 

しかしながら、その構造上外断熱より内断熱が採用されることの方が多いとか。

 

外断熱は、家の柱の外側に家をぐるりと囲うように断熱材が入れられます。

 

それができにくいつくりであるなら断念せざるを得ないかもしれません。

 

実は、木造住宅の場合では内断熱でも外断熱でも断熱性能にそこまでの差は出ないとされていますが、セキスイハイムのような鉄骨住宅では外断熱の方が効果が出るとされています。

 

だからこそ惜しい気もしますが、そこは打ち合わせでできるつくりはないのかと担当者と話し合いたいですね。

 

その作りが可能になるならその分費用はかさむのか、その商品は限られてくるのか、そのあたりを確認すべきだと思います。

 

ミサワホームの外断熱は外壁材がその役割を果たしてくれる

それぞれのハウスメーカーによって特徴は異なるので、断熱性能のことを考えるならどんなアプローチをしているかを確認してから頼みたいです。

 

今時断熱性が高いですよと言うのは当たり前になっているので、それにプラスα何があるのかが決め手になるでしょう。

 

ミサワホームでは、そのプラスαに外壁材を持ってきました。

 

「PALC外壁」という外壁材があるのですが、これは外断熱の役割も果たすのです。

 

これがあれば一石二鳥ということですね。

 

また、外断熱であれば結露が発生しないので、カビも生えにくいことがメリットとして挙げられています。

 

窓際の結露はカーテンのカビを引き起こしかねないので、それを家の構造から防ぐとなればPALC外壁は評価が高いです。

 

外断熱が良いと初めから決めている場合は、ミサワホームなら満足できると思います。

 

一条工務店なら外断熱の家の施工も可能です

内断熱は現時点だと一般的と言われる断熱工法ですが、外断熱と比べるとその性能が落ちるということで、お金がかかっても快適な家を求める場合には外断熱が好まれます。

 

家の作りによっては家の柱の外に断熱材を入れられないので外断熱が不可能なところもありますが、一条工務店の場合は可能です。

 

しかも、外断熱と内断熱の併用も可能というのでこれは暮らしの幅が広がりますね。

 

結露が心配であるところには外断熱を使うことによってカビも防ぎ、価格が高くなりすぎるとなれば必要度が低いところから削っていきたいなと思います。

 

それがその家の間取りで可能かどうかはそれぞれ聞いてみないことには正確な答えは得られないでしょうから、まずは複数のハウスメーカーに話を聞いてみるべきでしょう。

 

そこから最も自分たちのライフスタイルにあったところを選びたいです。

 

三井ホームは外断熱に難色を示しているって本当?

三井ホームは外観がおしゃれだと女性を中心に人気のハウスメーカーです。

 

坪単価は90~100万円とかなり高い高級住宅であることから、さぞ設備も整っているのであろうと予測できます。

 

しかし、意外なことに断熱性能では内断熱よりも高い外断熱はあまり採用していないようです。

 

その技術がないからというよりは、ツーバイシックス構法でできる約1.6倍の断熱材があることを主張したいのだと思います。

 

これがあることによって外断熱を使わなくても良いと言えますし、床暖房や全館空調システムなどの他で断熱性能を上げています。

 

私は三井ホームの断熱性を上げるアプローチが単に外断熱ではないということと捉えました。

 

それ以外の方法で快適な室温を保てるので、この方法に同意するのであれば三井ホームの家で十分かなと思います。

 

積水ハウスに外断熱の考えは取り入れられているのか

断熱性を高めるために、各ハウスメーカーはそれぞれ断熱性能を高める工夫をしています。

 

積水ハウスでは、断熱と調べると「ぐるりん断熱」というキーワードが出てきます。

 

何がぐるりんしているのかというと、柱にも断熱材をぐるりんと巻き付けているのだとか。

 

一般的な内断熱だと柱と柱の間に断熱材を入れるので、柱部分はノーガードとなります。

 

これを解決しようとした結果、積水ハウスでは内断熱を強化したような形となりました。

 

外断熱は家の周りを全て断熱材で覆うような形になるので、これとはちょっと違いますね。

 

一概に外断熱が良いとは言い切れないので、ハウスメーカーが辿り着いた独自の方法で断熱性能を上げるのも良いと思います。

 

その方法に納得がいくのであれば文句なく仕上がるでしょうし、そういう意味では私は外断熱にこだわりません。

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