家の中でも快適に過ごせるようにと、外断熱を後付けでリフォームする家庭も徐々に増えてきているとか。
外断熱があれば家全体を断熱材が囲ってくれるので、夏でも冬でも快適に過ごせるのです。
この時注意しておきたいのは、外断熱を入れたからと言って本当にその家の断熱性は上がるのかという効果の面です。
実は、新築は外断熱を入れる体で家の構造が出来上がっているものの、そうでないリフォームの場合は、断熱材を入れただけでは室内と外気の温度の差がそこまで出ないというもったいないお金の使い方をしてしまうことがあるのです。
私なら、外断熱を活用するなら結露やカビを防ぐために換気システムが欲しいですし、断熱材のカバーがない窓からの熱気・冷気の侵入を防ぐためのリフォームもしておきたいです。
高額なリフォームになりますが、断熱性を確保するためには必要な工程です。
外断熱のリフォームを考えるなら、その費用は少なく見積もっても200万円はかかると思っておいた方が良いでしょう。
なにしろ、一度家中の外壁材を外してから断熱材を入れますからね。
断熱材の効果をしっかり実感したいなら、その工事中に天井も床も、家をまるごと囲うようにする必要があります。
となれば、やはりそれなりに予算を用意しておかなくてはなりません。
しかし、メリットとしては外側の工事になるため、工事中でも家の中で過ごせるということですね。
それでも、昼間家に居るのであれば音は気になるでしょうし、プライベートを守るためにカーテンも窓も閉めることになりそうです。
工事中家の中に誰もいないのはまずいと思うので、リフォームの間は少し我慢しなければならないでしょう。
外断熱リフォームには費用と忍耐が必須だと思います。
北海道などの寒冷地では、家を建てる時に断熱材はかなり気を遣うと言います。
断熱材があるとないとでは寒さ対策にかなり大きな差が出るので、できれば最初から入れておきたいところです。
しかし、数十年前に建てた家になると断熱材が入っていないこともあるので、その場合にはリフォームをする必要があります。
内断熱でも良いのですが、家をまるごと囲い込むような外断熱の方が効果は高いと言われています。
断熱材は夏場よりも冬場に効果を発揮しやすく、一例では外が0度の時、家の中は20度になります。
これを考えると暖房なしでも快適に過ごせるかもしれませんね。
北海道の冬の光熱費はバカにならないので、断熱材を入れることによってその出費を抑えられるのもメリットになります。
個人的には、工事費としての初期投資と月々の光熱費を比較してから検討したいですね。
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