輸入住宅とは、その名の通り海外から輸入された住宅のことで、洋風の家のことではありません。
作りとして特徴を上げるならば、長生きする家ということです。
その理由の1つの外断熱があります。
内断熱が主流である日本の家は、30年も経てば長生きしている方に分類されるでしょう。
しかし、ヨーロッパの方では住宅が100年もつのはもはや当たり前であり、何も珍しいことではありません。
私はいまだにこの技術を何故取り入れないのかが不思議なのですが・・・。
ともかく、外断熱が主流である海外の住宅では、断熱材が柱に密着しないことから建材劣化を防ぐことができますし、断熱性能も内断熱より優れています。
輸入住宅にすることによって家のリフォーム代が浮くのであれば、多少お金はかかってもランニングコストが良いと言えますね。
日本よりはるかに冬の時期が長く、寒さも厳しいスウェーデン。
その土地で生きる知恵が詰まったスウェーデンハウスでは、外断熱による断熱性が優れています。
使っている断熱材は人気のグラスウールで、一般的には内断熱向けだと言われていますが、外断熱にも対応できるようにしています。
独自工法だとか、変わった種類の断熱材を使っているわけではないのですが、基本をしっかりおさえることで性能を上げるという技術面に優れているなと思います。
よくテレビでは、北欧地域でも家の中では住人が半袖で暮らしているのを見ますが、あれは家の中がいかに暖かいかがよくわかる映像ですね。
その裏には家の構造、外断熱の力が隠れていました。
日本でも寒さの厳しい地域である北海道などでは、スウェーデンハウスの技術が欲しいですね。
坪単価が安いローコスト住宅は金銭面に余裕がない場合にかなり魅力的です。
坪単価60、70、中には100万円だというハウスメーカーもあるのに、ローコスト住宅なら20万円というところもありますからね。
金銭的余裕がないと外断熱を取り入れようとする人はそもそもあまりいないと思いますが、もし採用したいのであれば期待はできないと思います。
ローコストで家を建てるとしたら、ハウスメーカーは家に使う素材を安くしなければなりません。
となると、断熱材も高価なものは扱っていない場合が多いのです。
安いものを取り入れても効果はイマイチなので、外断熱による断熱性は、使いたいならしっかりとした素材を厚く使用する必要があります。
よって、ローコスト住宅で外断熱を希望しているのであれば、たとえ断熱材を入れてもらっても家の中が快適になるとは言えないように思います。
注文住宅の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- ハウスメーカーが外断熱を勧める理由には何があるのか
- 断熱性能を外断熱で上げたのに換気して大丈夫?
- ログハウスにした場合、外断熱は必須なのだろうか
- リフォームで外断熱をつけるとしたら抜け目なく!
- ベランダと外断熱の相性は最悪?どちらを取るか考えよう
- 外断熱の家の耐久性はどうして高くなるのか
- 住み心地の良い家なら、費用が高くても外断熱かな
- 外壁材のメンテナンスはしっかりと!外断熱をダメにしないために
- 外断熱を考えているなら断熱材の種類を知っておこう
- 注文住宅だからこそ選べる外断熱!快適な暮らしには是非検討を
- 防音素材としても使える断熱材を使って外断熱を取り入れよう!
- 暖房を使う頻度を少なくできる外断熱なら冬の光熱費が楽しみ!
- 外断熱は断熱材を入れたら終わりじゃない?メンテナンスも必要
- 出窓はおしゃれだけど、外断熱のためには控えたい
- 太陽光発電と外断熱で電気代をダブルでおさえる!
- 3階建てとなると外断熱はちょっとキツイかもしれない
- 無印良品の家は外断熱と内断熱、両方使っている!
- 増築時に外断熱の工事も一緒にやるとなると厳しいかも
- 外壁材のタイルと外断熱の組み合わせはデメリットもあり