外断熱は外壁材の下に入れますが、一度入れたらそれでOK!というわけではありません。
やはりものは劣化していってしまうので、定期的にメンテナンスをする必要があります。
外壁材の劣化がそのまま外断熱の劣化にもつながると言うので、もしサイディングなどのメンテナンスが必要な外壁材を使用しているのであれば、それと同時にその中の断熱材をチェックしてもらいましょう。
外断熱に使われる断熱材には、もし外壁材にヒビが入り雨水が染み込んでも、防水シートを入れておくことで水の脅威から守ることができます。
それよりも、断熱材を固定している金具の様子を見る方が重要かもしれません。
これがずれていたりしても、住んでいる側からしてみれば壁の中の様子などわかりませんからね。
メンテナンスなんてしなくても良いという根拠のない自信は取り去る方が良いと思いました。
一度外断熱の家を作ったとしても、思ったような断熱性が得られなかったとしたらどうしますか?
本当なら最初の段階で気づきたかったものですが、起きてしまったことを悔いても仕方がありません。
そこでできる改修と言えば、外断熱に使った断熱材の厚さを厚くすることか、断熱材の種類を変えることになります。
断熱効果が得られない原因として、使っている断熱材の種類がその地域、その工法に合わなかったことや、厚さが十分でなかったことが挙げられます。
よって、できるとしたらこのうちの2つでしょう。
素人目線ではなかなかわからないので、リフォーム会社に家の状態を見てもらう必要があります。
最初からやり直しとなると残念ですが、これから家を建てるのであればこのようなことがないよう最初の段階で気を付けたいなと思います。
家は、建ったらそれで終わりではありません。
そこから住み始めるのですから、ハウスメーカーはアフターサービスとして保証をしてくれます。
義務付けられているのが10年保証なのですが、外断熱に関しては50年保証のところが多いように思います。
一度断熱材を入れてみたものの、メーカーから言われたような効果がどう見ても得られなかった場合には問い合わせることができますね。
また、日本の家の寿命は短いので、50年もすればところどころ不備が出てきます。
保証がなくなる直前に、その時に出ている最新の外断熱に切り替えたり、それ以外の新しい方法を試すことができるかを確認しておくと良いでしょう。
できれば長寿の家が良いなと思うので、ヨーロッパのような長生きする家が主流になればなと思うのですが、何故ならないのでしょうかね?
外断熱のある家は住み心地が良いですが、その欠点としてカビが発生しやすいことがあります。
外断熱でなくてもお風呂や洗面所などの水回りなどには発生しやすいカビですが、断熱性能が高いことによって窓付近であるカーテンにカビが生えることがあるのです。
原因は結露の発生で、その水分がカビを引き起こします。
結露は外と家の中の温度差が大きくなると発生しやすくなりますが、断熱性が高い家ならそれも起こりうるのが現状です。
解決策として有効なのは、家の換気性能を上げることです。
外断熱を取り入れるならしっかりとした換気ができる家が必要となるので、ただ断熱性の高さだけを謳っているハウスメーカーよりも、換気性能の良さをアピールしているところの方が良いように思えます。
これによってデメリットが解消できるでしょう。
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