外壁材にタイルを使用すると、メンテナンスが楽であったり、汚れを自分で落としてくれることがメリットになります。
このことから、家を建てる際には初期投資がかかっても、メンテナンス費がかからないのならと、最初からタイル派になる人が多いです。
そんな家に外断熱を施そうと思うと、実はタイルとの相性は良くないのだとか。
外断熱の場合、断熱材は壁の外に設置します。
となると、タイルは断熱材そのものにくっつけるような形となります。
しかし、断熱材にはタイルに対応するだけの十分な強度がなく、そのため少しこの組み合わせが懸念されています。
ハウスメーカーがどの程度やってくれるのかにもよりますが、無理のない家作りなら外断熱かタイル、どちらかを諦めた方が良いのかもしれません。
私なら外観より快適さを優先したいので、外断熱を優先します。
寒い時期が長いヨーロッパの住宅は、レンガ造りの家が多いです。
そして同時に、断熱と言えば外断熱というくらいで、内断熱など眼中にありません。
ということは、レンガと外断熱の組み合わせが悪いわけがない!
ということで、日本でも外断熱を取り入れたいなら、外壁材はレンガにすると耐久性がある家になります。
レンガは塗装をするサイディングではないのでメンテナンスが不要ですし、人気のタイルは外断熱がタイルを維持するだけの強度に乏しいため相性が悪く懸念されがちです。
このことから、代表的な外壁材であるタイル、サイディング、レンガと比べると、外断熱と最も相性が良いのはレンガとなります。
レンガ調タイルと違って重厚感が出ますし、「本物」感が出るので私としては外断熱と一緒に使えるのはかなり嬉しいですね。
土壁というとあまり今時の家には馴染みがないように思えますが、実はこれ、外断熱との相性が良いのです。
家の性能を考えた時、快適さを生むには高気密高断熱の家が良いはず。
ということは、その良さを存分に発揮できるような外壁材でなければいけません。
せっかく断熱材を入れたのに、それが外壁材によって効果を遮られていたらもったいないです。
その点土壁は、外断熱の仕組みから考えると自身の特徴を十分活かせると言えます。
遮音性や蓄熱性がある土壁の外側に断熱材を入れることで、相乗効果が生まれます。
ということは、夏や冬にエアコンやストーブなどの冷暖房機器に頼り切りの過ごし方にはならないということですね。
家にただいるだけで快適な温度が夏でも冬でも保てるのであれば、四季のある日本でかなり魅力的だと思います。
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