外断熱にして家の断熱性を高めたいのであれば、それに使われる断熱材の種類についての知識を増やしておきましょう。
断熱材と一口にいっても、それぞれの特徴があります。
断熱材には、大きく分けて繊維系断熱材と発砲プラスチック系断熱材の2つがあります。
このうち繊維系断熱材であるロックウールやグラスウール、セルロースファイバーは、発砲プラスチック系断熱材と比較すると燃えにくい素材になっています。
火災が発生した際のリスクを軽減できるというメリットがありますね。
一方発砲プラスチック系断熱材であるポリスチレンフォームやウレタンフォーム、フェノールフォーム湿気に強い素材です。
これによってカビを防ぐことができます。
どれが一番優れた断熱材かという問いに対しての答えは、地域や工法によって違ってくるので、私なら家を建てる打ち合わせ時にしっかり検討したいなと思います。
外断熱にしたからこれで快適な暮らしが手に入る!と思っていても、それは一概にそうと言い切れないようです。
実は、断熱材には種類があり、どれを選ぶか、そしてその断熱の厚みをどうするかによってその性能のよしあしが大いに変わってくるのです。
断熱材の価格が高い場合、使う断熱材の種類を1種類におさめたり、厚さを30㎜にしてかかる費用を削ることができます。
しかし、これではいくら断熱材を使っているからと言っても断熱性能が高くなるとは言えません。
効果が微々たるものであるならば、最初から十分な効果を発揮できるほどの厚みがあった方が良いように感じます。
その家の工法や住んでいる土地の気候によって最適な断熱材の厚さは違います。
素人ではなかなかわからない部分ではあるので、担当者の方とよく相談しておきたいですね。
断熱材の種類のうち、名前が多くあがるのがグラスウールです。
これは繊維系断熱材と呼ばれており、耐火性があるので万が一の時に安心できる素材です。
また、防音材としても使えることから人気の断熱材でもあります。
しかし、グラスウールは内断熱には向いているものの、外断熱に使うとなると不向きと言われています。
せっかく有能な素材なのだから外断熱にも使いたいものですが、それを可能にしたものが発売されました。
グラスウールをボード状にすることにより外断熱の断熱材としても使えるようになり、これまた人気になっているとか。
もし今から家を建てるのであれば、外断熱に使われる他の断熱材とも比較し、我が家にはどの種類が最も向いているのかを把握したいなと思います。
これからその選択肢はどんどん広がっていきそうですね。
家の中で快適な温度を長く保てるようにと、外断熱を取り入れる決断をする家庭は増えてきています。
今まで一般的だった内断熱から、耐久性があり、断熱性能も高い外断熱に切り替わっている時期でもあるようです。
そんな外断熱ですが、素材には何を選ぶのが正解なのでしょうか。
一般的によく聞くグラスウールは、主に内断熱に使われます。
外断熱として使う際には、それをボード状にしたものを使います。
耐火性があるポピュラーな素材ではあるのですが、吸湿性がないのが難点だなと思います。
そのハウスメーカーでは壁の中の湿気対策をどのように行ってくれるのかをしっかり聞いておきたいですね。
熱伝導率はグラスウールより若干高いものの、セルロースファイバーは耐火性に加えて防音性にも優れているので、こちらも捨てがたいです。
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