注文住宅 失敗 トイレ

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トイレ、古くは「はばかり」と呼びました。

 

「人目をはばかる」から来ており、隠すものという意識が昔から強かったことを感じます。

 

現代でもトイレは、はばかるべきものと考える人は多いようで、あまり目立ってはいけないものとされています。

 

家のどこに設置したかで成功・失敗が決まるようです。

 

たとえば、玄関そばにつくれば、外出する前や帰ってきたあとに、すぐトイレに入れ便利と思ったのです。

 

しかし、玄関でお客さんと鉢合わせすることが何度かあり、失敗したと思っています。

 

トイレをどこに配置するのか、これは非常に由々しき問題ですね。

 

他には、リビングの中にトイレを設けてしまい、失敗しました。

 

まさか、リビングのど真ん中という事はないと思い話を聞いて見ると、リビングの奥まったところだそうです。

 

リビングに来客中にトイレに立ちづらい。

 

音が漏れてくるのがいやだ。

 

こんな声がありました。

 

別にいいじゃないか、誰でもやるんだし、そんなことは！

 

と考えてしまうのは、古来より続く日本の感覚を理解していない方、トイレはやはり、はばかるものなのです。

 

また、応接用の和室に隣接したところに設置、音が意外と響くので、お客さんが気になるのではないかと思っています。

 

音なんてどうでもいいではないかと思ってしまうのですが、気になる人は気になるようです。

 

さらにひどい音について、
2階のトイレの水洗音が、廊下を挟んでいるのにもかかわらず、子ども部屋で非常に大きく聞こえる。

 

これが、リビングや客間では大問題、子ども部屋でよかったと思います。

 

……これは、大変ですね。

 

もう少しお話をうかがうと、どこかに反響しているような「ごぉー！！」という音がするんです。

 

恐らく、屋根裏の収納スペースで音が増幅されていると思うんです。

 

とのことでした。

 

トイレの使用音ではなく、排水音がどのように反響するかは盲点ですね。

 

必ず確認しなくてはいけない事柄です。

 

他には、
寝室のそばにトイレをつくっておけばよかった。

 

収納をつくり忘れてしまった。

 

番外編的に、男性も座ってトイレをする習慣をつけておけばよかった。

 

というのもありました。

 

飛び散るんですよね。

 

あと、洗浄型便座のノズルのあたりが特に汚れるんですよ。

 

これはすぐ改善できるので、失敗とはいわないですが。

 

以上、ほぼすべての失敗が間取りの問題でした。

 

プランニング時に気を付ければいいのですが、いったん設置したら移動などそう簡単にできません。

 

慎重に、多方面から検討しなくてはなりませんね。

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