注文住宅　失敗　納戸

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寝殿造りが貴族の間で広まった、平安時代までさかのぼります。

 

京都の西本願寺が所蔵する14世紀の絵巻物「慕帰絵（ぼきえ）」に描かれているのが、その根拠。

 

四方を土塀に囲まれ、出入り口しかないような閉鎖的な空間「納殿（おさめどの）」が変化して、納戸になったとか。

 

高価な宝物も、その昔はおさめられていたようですね。

 

さて、現在では押し入れやクローゼットの巨大版、独立した部屋のようで物置の機能を持っているものを納戸と呼びます。

 

屋内からアクセスできるタイプ、屋外からしかアクセスできないタイプなどがありますね。

 

納戸の失敗点は、照明をつけなかったので、暗くて物を探せないのが失敗でした。

 

これが一番よく聞きました。

 

同様に、ウォークインクローゼットに照明を忘れたという話も聞きます。

 

ものをさがすのは昼ばかりではありません。

 

もう一つ、忘れてはいけないのはコンセント。

 

あるのとないのでは、掃除の効率が全く違います。

 

また、長期間保存しておくものが多いので、内部の湿気は厳禁。

 

換気扇も必要な機能です。

 

これから納戸を計画している方は、ご参考まで。

 

棚も何も作っていなかったので、使い勝手が悪すぎました。

 

あらかじめ、何を収納する納戸なのかを明らかにしていないのが問題のようです。

 

これは、せっかくの注文住宅なんですから、棚ぐらいつくってもらいましょう。

 

ホームセンターなどで適当なラックを買ってきて設置という手もありますが、作り付けの棚のほうが使い勝手はずっと上です。

 

ほかには、納める予定だったタンスが納戸に入りませんでした。

 

ちょっと、脱力気味になりますがありがちなミスです。

 

また外から入るタイプの納戸だと、何を入れているのかを忘れがちになってしまいます。

 

高温と日光のせいか、ビニール製品やプラスチック製品が色あせたり、ボロボロになったりしていました。

 

という声も聞きます。

 

シーズンごとの定期的な整理や、劣化しそうなものは入れておかないことが大切ですね。

 

住宅の延床面積に対する、収納面積の割合のことです。

 

クローゼット、シューズインクローク、パントリーこれら、高さが天井まであるような収納の総面積を床面積で割りましょう。

 

標準は13%程度とされています。

 

収納はあるに越したことはないですが、つくりすぎて居住面積が狭くなるのは本末転倒。

 

納戸やほかの収納についても、もう見直してみることが必要でしょう。

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