マンションの住み替えで損しないポイントと注意点
特に、一戸建てにしか住んだことがないという人がマンションに住み替えるとなると、そのギャップに驚くことがあります。
この住み替えの注意点を最初に知っておくと失敗をしにくくなるので、是非参考にしてみてください。
まず、ポイントはマンション暮らしは一戸建てと違って防音性に着目しておくべきだということです。
見た目ではわからないので、内覧してキレイだからと即入居を決めても、実際住んでみたら隣の生活音が聞こえたり、反対に自分の声が聞こえないかと気になってしまうということがあります。
これは一戸建ての時にはあまり経験していないかもしれません。
だからこそ失敗しやすいのです。
また、上階の方が安全だと言われて入るものの、急いでいる時に限ってエレベーターがとまりやすいというちょっとしたストレスも覚悟しておきましょう。
今までずっと住んでいた一戸建てからマンションへと住み替える場合、マンション生活で慣れなければならないことがあります。
一戸建てを持つ人がいいなと思うのは、それに自分たち専用の庭や駐車場スペースを持てるからです。
マンションでは、あったとしても共有しなければならなかったり、部屋自体も借り物という印象が大きいです。
だから一戸建てに住んでいる時よりも周りを気にする必要があります。
生活音はより聞こえるようになるので、上の階、下の階、右隣、左隣の人に対する気配りが必要です。
自転車置き場も確保しなければいけませんし、外に出入りするにはエレベーターを使うことになります。
このような暮らしは一戸建て人は慣れていないと思うので、新しい暮らしを想像しながら住み替えを行うことがスムーズな方法になります。
同じマンション内で住み替えを行いたい場合、一般的な住み替えと違う点がいくつかあります。
まず、引っ越し作業が楽なので、業者に頼むとしてもかなり安くなる場合があります。
下手をすれば自力で荷物を運べるかもしれませんし、業者にとってはトラックでの運搬がなくなるのでその分費用が浮きます。
また、管理会社によっては同じマンション内ならと、他についても割引をしてくれるサービスがあるそうです。
これは良いメリットと言えるでしょう。
反対にちょっと残念な情報は、敷金礼金は改めて支払わなくてはならないということです。
決まりは決まりなので、甘えることができない部分はどこかを把握してから引っ越したいですね。
人気のマンションならとりあえずどこでも良いから入居しておいて、いい部屋が空いたら即効ゲット、という方法もあると思います。
マンションからまた別のマンションへ住み替えた人が経験談として語った記事を読んでみると、損をしたなと思ったこともありました。
住み替えと言うと希望してした人と、仕方なくした人とに分かれます。
体験談を書いた人の場合は後者で、転勤による急な住み替えだったため十分に次の物件のチェックができなかったそうです。
家賃のグレードはそのままですが、立地条件が違うことから設備はグレードダウンしたそうです。
それでも満足して住めれば良いのですが、元あったものがなくなるのと、なかったものがあるのとでは全然違います。
そこまでの違いでなくとも、性能のダウンというのは慣れるまではどうしても気にしてしまうのだとか。
決められた期間内にグレードアップを目指すのは難しいにしても、同等の性能は維持すべきだと思いました。
一戸建てからマンションへ住み替えた時、騒音が気になるという人は一定数います。
特に今まで一戸建て以外で生活したことがないとなると、余計に気になってしまうものです。
やはり壁を一枚挟んで隣が家族ではない人の住まいであることを考えると、それなりに生活音は感じます。
一戸建てならそれを感じなかったとなれば、家族でない人の生活音が聞こえるというのはかなり違和感を覚えるものです。
それが当たり前ではなかったので、騒音だと感じてしまうのも無理はないでしょう。
これを避けるためには、住み替え先のマンションの防音対策がどうなっているかを不動産会社によく確かめることです。
どうしても間取りや設備に目が行ってしまうので、見えないものにも気を配るべきだとべきだと思います。
それによって後悔は最小限におさえられるでしょう。
今住んでいるマンションを売却して住み替えを行うという場合、これは売り先行で良いのでしょうか。
先に次に住む物件を決めておいた方が良いという意見もありますが、それが通用するのは基本的には転勤などで引っ越し時期が決まっている場合以外と言う人もいます。
売り先行のメリットは、先に売れることからその費用を新居につぎ込むことができることです。
買い手がつかなくても不動産会社に売ってしまうという方法がありますからね。
注意すべき点は、一度売りに出してしまえばそれをなかったことにはしにくいことです。
やっぱり買い先行で!と思ってもそれは難しかったりします。
見学に来る人が決まっていたり、隣近所に引っ越しが伝わっていたとすると変な噂が流れることも。
売りに出したらもう引き返せないと覚悟しておくべきだと思います。
住み替えでマンションを売ることになっても、もしそれが売れないとなれば焦ります。
売れたお金を使って次の新居の住宅ローンを支払って行く予定である人は多いので、売れないとなると金銭的に困るのです。
どうしたら売れるのかというのは、仲介を頼む不動産会社の腕にもよります。
しかし、どの人の腕が良いかなんてわからないものです。
自分でできる方法としては、思い切ってリフォームやリノベーションをすることです。
注意点は、そのマンションでできる範囲を守ることと、ターゲットとする層が好みそうな内装にすることです。
ただ、これにはさらにお金がかかってしまうことになるので、やはりするにしても仲介役がいるならそこと相談してからの方が良いと思います。
その地域に詳しい地元の仲介会社なら何か役立つ方法を教えてくれるかもしれません。
もし、一戸建てからマンションへ住み替えるというのであれば、一番のメリットはコスパになるでしょう。
一度一戸建てを買って住んでいたという人の多くは、そこで既に何十年と住んでいます。
それからマンションへ引っ越すとなると、ある程度はその一戸建ての住宅ローンを支払った状態になります。
ということは、その状態からマンションに住むということは、家賃を支払い続けていくと言っても、年齢的にその期間が短くなります。
マンションやアパートなど、一戸建てと違って生涯家賃を払い続けていく住居は、結局は最初から一戸建てを購入していた方がお得だという説があります。
しかし、例えば定年後から住み始めたとなればコスパは良くなり、新たに一戸建てを持つより住居に支払う総額が安く済むのです。
2度も一戸建てを持つのは疲れるなと思うので、私は50歳を超えたらマンション暮らしを選びたいですね。
マンションを売って新居へ住み替えるという場合、住み替え方法として先に決めるべきは売り先行なのか買い先行なのかという点です。
売り先行では、今住んでいるマンションを売却し、売れたら仮住まいに住んでそこで新居を探します。
2度引っ越しが必要になる分面倒臭くなりますが、確実に売れてからの引っ越しとなるので、金銭面、精神面、共に安心感があると思います。
買い先行では、転勤などで引っ越し日時が決まっている場合に先に新居を探します。
仮住まいをしなくて良いのでスムーズな引っ越しができますが、前の物件は売れてないので売れるまでダブルローンとなるリスクもあります。
もし売り先行が良いなと思っていても、引っ越し期間が決められているなら買い先行にせざるを得ません。
メリット・デメリットがわかっていても、変えられない場合もあります。
新居に引っ越しを決めたら、今住んでいるマンションを売りに出さなくてはなりません。
そうなると、住み替え後にいつまでも売れ残ってしまうというのは嫌ですよね。
買い手がつかないならなんとか工夫をしておかないと、金銭的にも困ります。
そこで、売れるための一つの策がリフォームになります。
子育て世代や高齢者が求めているのはバリアフリーの間取りです。
マンションの一室だけをリフォームとなるとどこまでできるのか制限があるので、それを相談しながらになるでしょう。
私なら、車椅子でも利用できるよう広い廊下を意識したり、キッチン、洗面台などを座ったまま利用できる間取りも考えますね。
もちろん費用はかかってしまいますが、それまでの状態より高値で売れるのは間違いないのでそれを回収できる可能性が上がります。
分譲マンションでの住み替え、いくらまでなら出せる?
3LDKの分譲マンションに住んでいるという人が、子どもたちの個室を一つ増やすのに住み替えを検討しており、ネット上で相談をしていました。
同じマンションに4LDKの部屋が空いたらしいのですが、その費用は500万円とのことです。
これに迷い、他の人のアドバイスを仰いだ、ということらしいです。
確かに一部屋500万円となると高いように思いましたが、子どもをいつまでも個室なしで育てるのは無理なので、これは空きが出たのがラッキーだと思いました。
他のアドバイスとしては、3LDKならなんとか個室が作れないかというものもありました。
リフォームで仕切りを作れば、防音はちょっと不安かもしれませんが一応新しい空間はできます。
きょうだいに話の内容を聞かれると思うと友達は呼びづらいかもしれないので、あくまで勉強して寝るための部屋となりそうですね。
分譲マンションから戸建てへの住み替えはきついかも
今まで分譲マンションで暮らしてきて、そこから戸建てへ住み替えをするのは金銭的にきついでしょう。
何歳まで分譲マンションで暮らしてきたかにもよりますが、戸建ての住宅ローンを完済する年齢を考えて予算を組み立てなければなりません。
戸建てを買うのにベストなタイミングは、下の子が小学校に上がる時だと言われています。
家族構成が固まり、親の働き方も安定してきた時期だと判断されるからです。
もしこの時期を大幅にオーバーしてしまっていたら、ローコスト住宅を購入し、住宅ローンの負担ができるだけ少ない戸建てにした方が良いように思います。
親などから援助があればワングレードアップもできるかもしれませんが、そうでないなら毎月の出費で頭を悩ますことにもなりそうです。
やっぱり大事なのは無理のない返済計画ですね。
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