新築 風呂 色

トップページ ＞ 新築のお風呂で失敗しやすいオプションは窓！カビ対策も入念に ＞ 意外！汚れが目立つ色を選ぶことが新築時のお風呂を成功させる？

新築時の設備や機器の綺麗さをできるだけ長く維持したいと願うのは当然のことで、汚れやすいお風呂などではそのための清掃は避けて通れません。

 

しかし、日々の清掃は大変な作業で、汚れに気が付かない或いは目立たない場合、つい手を抜いてしまうこともあるでしょう。

 

結論から言うと、新築のお風呂をいつまでも清潔に綺麗にしておくためには、汚れが目立つ明るい色がいいのです。

 

その分、汚れたらこまめに清掃しなければならない大変さはありますが、数十年の耐久年数があるお風呂を性能とおりに長持ちさせるためには、それなりの努力も必要なのです。

 

ダーク系のお風呂の場合、防止シールも同様にダーク系のものが使用されるのが一般的で、その場合は防水シールに発生したカビに気づきにくくなります。

 

季節や使用状態にもよりますが、ひとたび発生したカビは気づかない内に防水シールの内部にまで侵食し、数年で漏水してしまうことがあります。

 

このようなことから、お風呂の壁や床、そして浴槽は明るい色でカビや水垢などの汚れが目立つ色として、気がついた時にこまめに清掃することが、新築時の綺麗さの維持に繋がります。

 

ヨーロッパの古い街並みの低層アパートがホテルにリノベーションされ、黒で統一された浴槽、便器、洗面カウンターが白い漆喰壁とバランスされて、とてもお洒落で高級感があり、宿泊者に日常では味わえない空間を提供していました。

 

一般的に黒は同じ仕様でも比較的高価でオプション色とされていますが、その高級感や美しさから新築時には選んで良かったと、満足度は１００％に達します。

 

しかし、その１００％の満足度を維持するためにはこまめな清掃が必要で、ホテルのように専用のハウスキーパーがいない一般家庭ではあまり適切な選択とは言えません。

 

黒い浴槽は水垢や油脂汚れが目立ち、黒の壁タイルは鏡となるため、家族の日常生活には溶け込みにくいものではないでしょうか。

 

このようなことから、お風呂に黒を採用することはあまりお勧めできませんが、こまめに清掃することを条件に、お洒落で高級感のある黒を楽しむ選択肢はあるでしょう。

 

檜風呂の香り、そしてその優しい手触りや味わいは魅力的で、注文住宅で新築する時には檜風呂を、と計画されている方も多いと思います。

 

昔は個々に手作りで高価だった檜風呂も現在では木材メーカーなどが製品化しており、比較的容易に手に入れられるようになってきています。

 

また、檜表面に特殊な加工を施し、湯を抜いた時の水切れをよくしカビなどを発生しにくしているものもあります。

 

スギなどに比べて耐腐朽性のある檜ですが、ユニットバスなどに比べると、やはりそのメンテナンスには注意が必要なことは事実です。

 

木を腐らす腐朽菌が好む環境は３０℃前後で、カビの場合は２５℃前後と言われており、いずれも湿気を好み、カビが発生している時は腐朽菌も活動していると考えていいでしょう。

 

ですから、お風呂の使用後は換気と乾燥が必要となるのですが、旅行などで長期に使用しない場合には乾燥しすぎて木材が乾燥・収縮して、お湯もれの原因にもなるため、そのような場合は少しだけ浴槽に水を張っておく工夫も必要です。

 

このように少し扱いの難しい檜風呂ですが、それに見合うだけの魅力は十分にあり、適切な手入れさえ行っていれば、１０年以上の耐久性はあります。

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