セカンドハウスや眺望が望める場所以外では、お風呂の窓は換気・乾燥が主な目的でしょう。
ですから、お風呂に窓を設けられる場合は、換気扇の必要はないとも言えるのですが、新築時にはあえて換気を兼ねた専用の暖房・乾燥機を付けることをお勧めします。
理由は窓だけの換気だけでは、長雨や梅雨時にはお風呂の隅々までの乾燥は望めず、強制的に乾燥させカビの発生を抑えることが新築のお風呂を長生きさせるコツだからです。
カビを放置していると、防水シール内部にまで侵食し、見た目の悪さだけでなく、防水性能を劣化させ、漏水の原因ともなりますので、注意が必要です。
暖房・乾燥機はお風呂の初期暖房や洗濯物の乾燥にも効果的で、換気だけの機能やタイマー機能もついているため、季節や状況によって使い分けることができコストパフォーマンスの高い設備だと思います。
お風呂の臭いのほとんどは封水不良と排水漏れが原因で、排水漏れは新築の初期不良、中古では経年劣化で起こるのが一般的です。
封水(排水トラップ)とは排水管から臭いが上がってくるのを防ぐもので、一番分かりやすいのは流し台や洗面台の下部にある排水管のS字型の部分で、排水管の一部に水を溜めて臭いを止めています。
お風呂の排水口についているトラップはワントラップタイプですが、臭いを止める仕組みとしてはSトラップと同じものです。
その封水があるのに臭いが上がってくるのは、髪の毛やゴミなどで毛細管現象が起こり、溜まっていた水が排出されて無くなってしまうからで、定期的に高圧洗浄や専用の洗浄剤などで清掃しておくことが大切です。
また、長期間使用していなくて溜まっていた水が乾燥してしまい、臭いが上がってくることもありますが、この場合は水を流すことで解消します。
お風呂で何となく臭う原因に、排水トラップが機能していないことがありますが、稀に排水筒(排水トラップ内蔵)を納めている排水溝(凹部分)の水が腐敗している場合があります。
排水溝や排水筒には、ヘヤ−キャッチャーなどで固形物を流さない仕組みになっていますが、髪の毛やゴミが絡まっている時、完全には排水出来ず、わずかに溜まった水が腐り、臭うようになります。
排水トラップは封水とも言われ、排水管の一部に水を溜め、その先の排水管から臭いが上がって来るのを防ぐもので、排水トラップ機能が働いていない、あるいはすぐに働かなくなる場合に臭うようになります。
排水トラップの臭い防止機能が働かなくなる理由には、トラップの端に引っかかった髪の毛やゴミが毛細管現象を起こしてトラップに溜まっている水を排出させてしまうことがあります。
排水筒の掃除は、ヘアーキャッチャー部分を左に回すとロックがはずれ、内部を清掃できるようになっていますので、新築だからと安心せずこまめにチェックしておきましょう。
新築して間もないのに、またお風呂の排水口も掃除しているのに下水のような臭いがする場合は、排水漏れかもしれません。
お風呂の排水は、浴槽から洗い場に設けられている排水溝に流れ、排水筒から外部に繋がっている排水管、そして下水へと排出されていきます。
新築時には排水試験を行い不具合がないかを検査していますが、検査時に浴槽一杯まで水を張ることはなく、短い検査時間では判らないこともあります。
浴槽に水を張った場合、水の重量は数百キロ(およそ500kg)にもなり、浴室の床を支えている脚にガタツキなどがある場合には水の重みで傾き、接続されている排水管にストレスがかかり接続部分から漏れる場合があります。
これは、お風呂の施工完了試験が十分でなかったり、経験不足による初期不良で、臭いやガタツキに気がついたら、早めに施工業者に連絡しましょう。
注文住宅の総合情報
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