広葉樹か針葉樹か、無垢を床材に用いる時にはどちらにどんなメリットがあるのか気になるところです。
そこで今回は広葉樹に注目してみます。
広葉樹の特徴は、濃い褐色系を含むものが多く、そのほとんどが重いです。
そのため、硬くて頑丈な床を作りたい時には広葉樹が向いていると言えます。
濃い色ということなので、リビングやダイニングという家族の共有スペースよりは、書斎などの個人的スペースに活用するととても落ち着いた雰囲気の部屋になりそうですね。
例としてはウリンやウォールナット、クワなどが広葉樹に当たります。
色が濃いと言っても、やはり種類によってはかなり色合いは違うなあというのが印象です。
広葉樹だからという理由ではなく、この木だからという理由で選んだ方が後悔しない家になるのではないでしょうか。
フローリングではなく無垢を床材に選ぶなら、広葉樹と針葉樹の大きく分けて2つがあります。
針葉樹は、広葉樹と比べると柔らかいのが特徴です。
よって、床にそのまま座る習慣がある日本人にとっては木のぬくもりを肌でそのまま感じられるものとなっています。
フローリングだと、スリッパなしでは冬に冷たい!と感じることがありますが、針葉樹では冬でもあまり冷たくなりません。
これはかなり大きなメリットかなと思います。
また、広葉樹より明るい色であることも多く、香りが楽しめるというところも遊び心があります。
木目があるのはなかなか個性的で無垢らしいなと思うので、針葉樹の明るさも利用してリビングやダイニングには合うのではないでしょうか。
掃除の手間を考えるとフローリングに分がありますが、木が持つ独特のぬくもりは無垢でないと味わえませんね。
無垢の床材としてカバ桜を選ぶ人がいますが、これは無垢材の中では傷がつきにくい方だと言われています。
しかし、それはあくまで「無垢の中では」という枕詞がつくので、個人的にはあまり期待しすぎるのもダメなかと思います。
やはり天然であるから傷がついてしまうのは仕方のないことなので、そのあたりは無垢を採用した時点で覚悟しなければなりません。
カバ桜は広葉樹なので、針葉樹と比べると比較的硬い木材です。
それでも傷が気になる場合は定期的な張替えが必要となってきます。
本格的なDIYで自分で床材を取り換えることもできなくはないですが、無垢材はフローリングと違って変形するので並べ方にもコツが要ります。
キチキチにしてしまって反ってしまっても後悔しきれないので、ここは業者さんに頼んだ方が良いでしょうね。
新居の床材に無垢を選ぶなら、その樹種だけでなく塗装方法にも注目すべきです。
無垢は傷つきやすいため、メンテナンスが大変だというデメリットがあるものの、それでも木のぬくもりやデザイン性を大切にしたいからという理由で採用する方が多いです。
よって、木のぬくもりがなくなってしまったらもはや無垢を選んだ理由がありません。
塗装をすることで無垢材の意味をなくさないようにするためには、自然塗装が良いかなと思います。
これならウレタン塗装やオイル塗装よりも無垢の良さを残せるので、あの独特の雰囲気はそのままに、しかも傷つきにくく加工することができます。
自然のままというのは好きなのですが、ある程度人工的に工夫を施さないと反りや傷、汚れでちょっと暮らしにくいなあと思ってしまいます。
自然塗装は人工的な部分を最小限に抑えた塗装ですね。
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