メンテナンスが大変だという無垢の床材ですが、実はやろうと思えば自分で補修ができるのです。
そのためにはノウハウがいるので、できれば補修することを視野に入れて、ハウスメーカーの営業マンなどにその無垢の補修方法を教えてもらっておくと良いでしょう。
樹種にもよりますが、もし凹みが生じてしまった場合にはこんな対策法があります。
まずは水を染み込ませたいので、それを塞いでいるようなコーティングがあるならヤスリで削り取ります。
そしたら水を染み込ませ、アイロンをかけます。
これで簡単な補修は終了です。
床にアイロンをかけるのはなんだか変な感じですが、応急処置くらいはできるということですね。
ただ、いかんせんフローリングよりも耐久性がなく傷つきやすいのが無垢なので、ひび割れや反りがあるなら業者に依頼した方が良さそうです。
ペットを室内で飼っている人ならわかると思いますが、犬や猫、ウサギなどの床を歩く動物は、その爪などで床材をボロボロにしてしまうことがあります。
傷に強い素材を使った床材なら良いのですが、そうでないなら傷は必須だと思っておいた方が良いでしょう。
特に無垢材はもともと傷つきやすいので、ペットと一緒に暮らすのに無垢を使うのはきついかなと思います。
ハウスメーカーによっては、ペットと一緒の暮らしを意識した商品すらありますが、床材はペットのために滑りにくく、傷つきにくいものが採用されています。
そこを考えると、どうしても無垢を取り入れたいのであればペットの生活圏外の範囲に無垢材を利用する方が賢いでしょう。
自然を感じられ、柔らかい種類だとペットにも良いという面はあるのですが、実際に使用するなら覚悟が必要です。
夢のマイホームを建てるにあたって、床材を無垢にすると困るのは傷です。
無垢材は人工的加工がされていないと、硬いと言われている種類でもどうしても傷はできてしまいがち。
よって、高額な無垢を選んだとしても、その後のメンテナンスや補修にかかるお金はフローリングよりも高くつくことがあります。
無垢でも傷をつきにくくするためには、ダイニングの椅子を引きずらないように椅子の脚にカバーを付けるという工夫が必要です。
しかし、これだとおしゃれ感が下がってしまうように感じるので注意ですね。
また、マットを敷くことで傷の予防ができますが、これも無垢材が隠れてしまうのでイマイチです。
無垢材の良さを隠さないでできるだけ傷に強くするためには、自然塗装が良いのかなと思います。
これならウレタン塗装より自然な仕上がりになります。
床材が無垢であるならば、その掃除にもちょっと気を付けなければなりません。
フローリングのように掃除をしてしまうと傷がついてしまうこともありますし、水拭きをすると耐水性がない無垢は傷んでしまうからです。
そのこともあって、無垢はゴミをしっかりとりのぞいてから乾拭きをするのが掃除の基本です。
より丁寧にするのであれば、その樹種に合ったワックスをかけるとピカピカになります。
家事をするのが億劫でない人なら美しさを維持していくことができますね。
ワックスは毎回かけなくても良いので、普段の掃除は乾拭きだけできれば十分だと思います。
ネットでも掃除方法についての情報はありますが、できれば自分の家の無垢に合った方法を知っておいた方が良いでしょう。
ハウスメーカーに事前に聞いて覚えておくと失敗がないですね。
床材は無垢がいいなら床暖房はあまりオススメされないというケースがありますが、同じ熱を放つホットカーペットはどうなのでしょうか。
冬場になると毎年使うから、新築でもホットカーペットは使いたいという方もいるでしょう。
しかし、残念ながら無垢とホットカーペットの相性は良くありません。
業者によっては使用可能だと言ってくれるところもありますが、無垢の状態を考えると控えた方が良いものです。
中には、DAIKINがホットカーペット用にと売り出している無垢材もあるので、どうしてもこの2つを併用したいというのであれば検討の余地はあるでしょう。
ファッションと同じように、床材も寒さや暑さをしのげる家にしたいならシンプルにフローリング、快適さを捨ておしゃれを追求したいなら無垢、と大まかに分けることができますね。
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