無垢を床材に使う時、それぞれの樹種によって価格は変わってきます。
高級なものだと、1㎡あたり2万円ほどするカリンだったり、同じような値段にチークもあります。
カリンなら防虫効果があるので無垢でも虫が寄り付かないことはメリットですし、チークのように世界三大銘木を使っていると思うと気分が良いです。
しかし、それだけの価値があるかどうかはしっかり判断しておかないといけませんね。
私はデザイン性と機能性を天秤にかけた時、家であれば機能性を重視したいと思いました。
よって、無垢の傷つきやすさはデメリットに映ったので、高級なものをわざわざ使う理由はないかなと判断しました。
高級であっても、無垢である以上傷つきやすさはフローリングと比べるとやはり差が付きます。
デザインと機能、どちらを優先するかですね。
桐を無垢として床材に採用するなら、温度調節が上手なところが最大のメリットになります。
自然の断熱材と言えるかもしれない桐は、夏や冬の気温差が激しい日本でも暮らしやすい環境を提供してくれます。
人工で作った断熱材と比べてしまうとやはり劣るかなというイメージはありますが、どうせ床材を無垢にすると決めたのなら樹種は桐がいいかななんて思いますね。
柔らかいので、長時間床に座っている体制も大丈夫そうですが、その反面傷つきやすいというデメリットもあります。
無垢材は全て傷つきやすいものなので今更気にしてもという部分もありますが、気になるようなら無垢の中でも硬いタイプを選ぶ方が良さそうです。
ただ、今のところメリットである「温度調節ができる無垢」というところにデメリットを退けるだけの力があると思います。
無垢を床材に使う場合、樹種はどれにしようかとかなり迷う部分です。
ハウスメーカーによって選べるものが決まっている場合がありますが、そうでないならそれぞれの樹種の特性を把握しておきたいですね。
例えば松はいかにも日本ぽいですが、これは節がネックになってきます。
松の節はひび割れや反りの原因になってしまうので、できればそれがない方が良いのです。
ないものも販売はしているものの、金額が高くなってしまうのが少々痛いところですね。
しかし、節があるものを採用することでひび割れと反りのリスクが高まり、後で張替えやメンテナンスをすることを考えると、コスパ的には最初から節のないものを選んだ方が良いように思います。
多少手間がかかっても節があるものを選ぶか、それとも節無しでメンテナンスを楽にするか、これが悩みどころです。
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