新築に無垢の床材を採用したならば、フローリングよりもメンテナンスが大変になることを覚えておかなければなりません。
フローリングなら傷もつきにくいため、ほとんどメンテナンスは必要ありません。
ところが無垢の場合は、自然を活かした作りであることから、塗装やコーディングをしていないと反りが出てしまったり、節からひび割れができることがあります。
こうなったら業者に頼んで張替えてもらう方が危険が少なくなります。
6畳の部屋であったら、大体6万円くらいが相場だとか。
もし家の床を丸々無垢にするというのなら、張替えが必要になったときのことを考えて選択すべきだと思います。
選んだ無垢の樹種がどのように使われているか、どんな頻度でメンテナンスが必要なのか、ハウスメーカーの営業マンに聞いて参考にしながら選びたいですね。
耐水性がない無垢の床材は、きちんと維持しておかないとカビが生えてしまうことがあります。
水を使わない部屋に使うのであれば問題はありませんが、キッチンや洗面所に使うつもりであればかなり神経を使うのではと思います。
これをカバーするにはマットを敷くのが最も簡単でお手軽な方法ですが、肝心の無垢材が隠れてしまうのではフローリングでも良いのではないかと感じてしまいます。
そこで、少しでも無垢の耐水性をあげたければ塗膜を張ってしまうというのもアリです。
しかし、これも人工的に手が加えられているため、無垢の良さを消してしまうという欠点があります。
いくら人工的に自然の雰囲気を真似てもできないところが無垢にはあるので、この良さを最大限に引き出したければ水回りへの使用はできるだけ避けた方が良いと思います。
無垢を床材に使用するなら、フローリングよりも傷つきやすいということは避けられません。
しかし、人工的な手を加えても良いというのであれば、コーティングをすることで無垢の耐久性を高めることができます。
コーティングにはウレタン系、ガラス系、シリコン系があるので、それぞれの無垢材の種類や、その床材が使われる場所によって使い分けたいところです。
あまり塗ってしまうと無垢としての良さが消えてしまうことから嫌煙している人もいます。
その場合は、軽くコーティングするだけで抑えておくのも良いと思います。
こうすることで無垢の良さを完全に殺すことなく、良いとこどりができます。
天然素材を活かす場合は、少し人工的な手が加わらないとやはり機能的には使いにくくなりますね。
どちらの良いところも取るためには加減が大切だと思います。
無垢をオイル仕上げすることで、床材として使っている場合でも補修や掃除が楽になると言います。
床材を選ぶ場合には、どの部屋にどんな樹種の無垢を使うかで悩みますが、どんなコーティングや塗装をするのかにまで注意しなければなりません。
天稟にかけるのは、その時の見た目を重視するか、今後のメンテナンスを重視するかということです。
見た目重視であれば、天然そのままが一番雰囲気が出て、味があります。
しかし、メンテナンスのことを考えると何もしていないことから虫がついたり、反りやひび割れが出てくる可能性が高くなってしまいます。
これを欠点だとみなすなら、ハウスメーカーの無垢はオイル仕上げでお願いできるかどうかを聞いておく方が良いでしょう。
私も、あまり無垢の見た目に影響しないオイルがあれば選びたいなと思います。
床材を無垢にした場合、自分たちでできる範囲のことはやっていかないと傷んでしまいます。
天然もので水に弱いため、基本的な掃除としては乾拭きをするのが安心です。
たまには、それにプラスαしてワックスをかけて仕上げるのも良いと思います。
小学校の時の大掃除でワックスがけをしたものですが、それによって床はピカピカになりました。
家も同じようにできたら床がよみがえります。
使うワックスは市販でも売られているので、手に入れるのに苦労はしないでしょう。
成分に樹脂が入っているワックスを使うことが多く、これによって無垢は美しくなります。
注意しないといけないのは、ワックスがけを行う時に椅子や机をどけて傷をつけてしまわないことですね。
ものを引きずらず、慎重に掃除をすると良い仕上がりになると思います。
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