無垢の床材はメリットもあるものの、フローリングと比較するとデメリットも目立ってしまいます。
ならば、それぞれ無垢とフローリング、どちらが良いかは部屋によって変えるのが得策ではないでしょうか。
例えば、寝室という動きが少なく静かな空間には、傷に弱い無垢を使用しても問題なさそうです。
水を使う場所でもないので、耐水性がなくても安心ですよね。
反対に、水を使ったり椅子を引いたりする場所であるダイニングでは、無垢材は向かないと思います。
よって、フローリングにするか、どうしても無垢が諦めきれないのなら塗膜を張ってしまうのもありでしょう。
フローリングはメンテナンスが不要なくらい有能ですが、無垢独特の味わいがないため扱いにくくても無垢材を選ぶ人が増えています。
どこにどんな床材を持ってくるかは考えておきたいです。
無垢を床材として使うのであれば、その厚さについて知っておいた方が良いでしょう。
無垢は大体9~40㎜の厚さで使われるので、その違いは最大で4倍もあります。
どんな樹種を使うかにもよりますが、基本的には厚いほど底冷えを防ぎ、クッション性が高くなります。
硬い広葉樹であるならば、その厚さを調節することによって多少の柔らかさを出すことも可能ということです。
保温性も高くなるので、厚みがあれば断熱性にも優れます。
一方で、厚ければいいというものではないのが無垢の難しいところです。
厚いほど反りやすくなってしまうため、将来のメンテナンスを考えるとその樹種の最適な厚さにしておいた方が良いかなと思います。
ハウスメーカーが勧める仕様をそのまま取り入れるのが、最も安心して長く使える無垢材なのではないでしょうか。
無垢を床材に使うとなると、その硬さも1つのポイントになってきます。
硬いほど衝撃には強くなり、物を落としたときに傷がつきにくいのが特徴です。
ですが、無垢というからにはフローリングには負けるなと感じますね。
どんなに硬い樹種であっても、無垢であるからには傷はつきものだと考えた方が後悔がないように思います。
また、硬いにはチークやブラックチェリーなどがありますが、これらは高額になります。
硬い樹種の中でもできるだけコストを抑えようと思ったら、ハウスメーカーの営業マンに相談して決めるのが最短で良いものに辿り着く方法でしょう。
柔らかいと傷には弱いですが、クッション性があるというのが特徴です。
私は無垢の弱点である傷にできるだけ強いものを選びたいので、それならば硬いものを選んで、その分メンテナンス費を浮かせたいですね。
フローリングと無垢材、どちらが床材に適しているかと言われれば、それぞれに良いところと悪いところがあるので一概には言えません。
フローリングに分があるなと思うのはその耐久性です。
傷がつきにくいので子どもやペットと一緒の暮らしに向いていますし、耐水性もあるので水回りだからといって遠慮する必要がありません。
一方、無垢は味わいがフローリングでは出せないものになるので、好みの樹種があるならインテリアとして力を発揮してくれます。
アロマ効果や節という木の独特の味は、人工的に貼り合わせたフローリングでは感じられません。
この違いを意識すると、どちらか一方で家の中の床を統一する必要もないかなと思います。
水回りにはフローリングやクッションフロアなどを採用し、寝室など傷つきにくいところには無垢でもいいなと思います。
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