床材を無垢にするならば、一度考えたいのは塗装のことです。
自然塗装やウレタン塗装があり、これらを無垢材に施すことによって天然の無垢の耐久性をあげたり、耐水性を持たせることが可能になります。
よって、水回りは向いていないと言われていてもキッチンや洗面所に無垢材が使えるようになるので、使用できる幅が広がります。
ウレタン塗装は生活する上で大変便利な塗装なのですが、デメリットは無垢材の良さを人工的な塗装で上塗りしてしまっているところですね。
それを考えると、ウレタン塗装よりもそのデメリットが少ない自然塗装の方が良いように感じます。
実際、自然塗装の方を選ぶ人の方が多いようで、無垢を選んだからにはその意味を持たせたいという意見があります。
天然と人工、どこまで使うかが重要なポイントです。
新築の床材は無垢を使用したいと考えているならば、コルクという選択肢もあります。
コルクのメリットは暖かいということなので、冬にはありがたいですね。
しかし、無垢の床材というのは床暖房やホットカーペットが使えないことが多いので、人工的な暖かさを求めるのであれば使用不可になる場合も考慮しておかなければなりません。
コルクのデメリットは、劣化もするし色あせもするということです。
床材に無垢を選択した時点でそのメンテナンスが大変になることは覚悟の上だと思いますが、それでもコルクはいつか張替えが必要になると思っておいた方が良いと思います。
色あせを味があると感じられればそれで問題ないようにも思うので、大事なのは使っているうちに感じる劣化を直すことでしょう。
天然の暖かみを求めるならそれ相応の手間がかかります。
床材に無垢を使用したいという人は多いですが、その中でも変わった選択が古材を使うということです。
古材は味わいを出したいという場合にはうってつけです。
新築に使用したら床だけ見れば新築ではないのかもと思うでしょう。
気になるのは、壁紙や家具は新しくした場合、床材だけ浮いてしまわないかということです。
古材を使ってわざと使い古された感じを出したいのですから、家具やカーテンなどのインテリアもそれに合わせないとアンマッチなように思います。
あくまでデザインのための古材ですから、耐水性などの機能性はあまり求めてはいけないなとも思います。
もし機能性も重視したいというのであれば塗装を試みることもできますが、フローリングには負けてしまうのでデザインか機能かで多少妥協をしなければならないでしょう。
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