家を建てるなら誰もが良い機能で安い方が良いはずですが、断熱性を高めることを考えると、価格的には外断熱と内断熱、どちらが良いのでしょうか。
日本で一般的に使われることが多いのは内断熱の方です。
こちらの方が、外断熱よりも価格がかなり抑えられるからです。
よって、初期投資のことを考えるのであれば内断熱の方が良いと言えますね。
この方法を取っている家が多いということは、それだけハウスメーカーもこの建築方法に慣れているので欠陥も少ないはずです。
価格面では内断熱に分があるものの、外断熱は高い分断熱性は高くなっています。
このことから、長い目で見ればとあえて外断熱を取り入れる家もあります。
確かに家は長年住むものなので、より良い性能のものを初めから取り入れるというのも1つの手だと思います。
外断熱と内断熱を比較した時、価格が安いのは内断熱の方でした。
しかし、これをランニングコスト的に見てみると、立場は逆転、外断熱の方が良いという意見もあります。
確かに外断熱の方が内断熱より断熱性は高いので、はじめから外断熱であれば快適性を長い間保てます。
もり将来大掛かりなリフォームをしない予定であるならば、私は外断熱にするのも良いように思います。
リフォーム予定があるならば、未来では住宅により良い機能が開発されて、それが主流となったときに変えることができます。
技術の進化待ちをするならば内断熱でも良いかと思うものの、それにはリフォーム費用も別でかかってくるでしょう。
それを考慮するとやはりランニングコストで勝つのは外断熱なのかもしれません。
日本の家は海外に比べて短命なのもあり、まだまだ内断熱の時代が続くかもしれませんね。
今のハウスメーカーはどこも断熱性の高さは当たり前に持っています。
断熱材には何が使われていて、どれほどの効果があるのかをホームページでも公開しています。
断熱性を高めるには内断熱と外断熱がありますが、これを比較するとそれぞれの良いところが見えてきます。
まず内断熱ですが、こちらは外断熱よりも費用がかからないので一般的な断熱方法になっています。
しかし、断熱性能が高い方は外断熱なので、夏冬に家の中で暑い・寒い思いを少しでもしたくないのであれば外断熱の方に分があります。
効果が高いほど、エアコンを使う機会が減るので月々の光熱費が減るので、最初にかかった費用も長い目で見たらチャラになるかもしれません。
このように、最初に思い切って費用を出すか、それともそこまで性能の違いは気にしないとして安くおさめるかでどちらの断熱方法にするかが決まってくると思います。
外断熱がランニングコスト、断熱性能に優れており、内断熱が初期投資に優れているなら、それぞれの良いところだけを取る、つまり場合によって使い分けることはできないのでしょうか。
調べたところによると、ネットではできるというものもありましたが、できないというものもあって、真実がわかりませんでした。
併用を考えるなら、壁は外断熱で屋根は内断熱という家があるとありました。
実際は全て外断熱を希望したものの、屋根だけ手抜きになっていたというクレーム記事でしたが、これだと併用していますよね。
ところが、反対に日本では外断熱と内断熱の併用はまだできないとする情報もありました。
建築技術は昔の木造建築からしても世界的に評価されている日本にその技術がないというのは正直驚きです。
どの情報が正しいのかは、家を建てる際に各ハウスメーカーに問い合わせてみるほかないようです。
新築を買ったのに、結露が発生してしまってこれは欠陥ではないかと思う事例もあるそうです。
そもそも結露とは、外の空気と室内の空気の温度差が大きくなることによってできます。
皮肉なことですが、家の中を快適にする断熱性能が高ければ高いほど、結露発生のリスクは高くなるというわけなのです。
この結露発生の事例が少ないのは、外断熱の方です。
内断熱はその名の通り「内」側に断熱材が入れてあるので、室内により近くなります。
そうすると、外の冷えた空気が室内に近い壁で温められ、結露が室内の方に出てきてしまいます。
このように結露の観点から考えると、壁から遠い位置にある外断熱の方が良いと言えます。
もし結露の発生が心配であるならば、費用の覚悟はしておかなくてはならないものの、外断熱の方が無難だと思いますね。
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