パナホームの評判を調べたらその特徴が見えてきた
2018年4月付で、「パナソニックホームズ」に社名変更したパナホーム。
パナソニックグループの総力を結集してさらなる飛躍を目指す!とのことでしたが、実際のところパナホームの住宅はどう評価されているのでしょうか。
今回は、その住み心地をメインに口コミ評判を集めてみました。
「電機部門」という専門分野があるからこそ、パナソニックホームズの家は異彩を放ちます。
その商品力は、市場でどう評価されているのでしょうか。
パナソニックグループのパナソニックホームズは、注文住宅を建てるだけでなく、賃貸マンションや中古物件、リフォームについての事業も行っている幅広いハウスメーカーです。
そんなパナソニックホームズですが、評判はどうなのでしょうか。
調べてみると、パナソニックグループだからこそできるスマートハウスに定評がありました。
スマートハウスは省エネ設計が整っていないとできないので、これは電気代節約のためにも選択して損はないかなと思います。
初期費用と、それがいつ頃回収できるのかがポイントですね。
家の性能も、長期優良住宅に認定できるほどだというので不足はありません。
5階建てまで対応可能というのも驚きで、なかなか一般住宅でそこまではないかもしれませんが、強度があるという証明にはなるでしょう。
ハウスメーカーとしても大手ですし、大きな心配はないかなという感じです。
加速する高齢化の影響で、また、エコ意識の高まりと共に「ミニマムな家」を求める方が増えたことで、近年は平屋建て住宅のニーズが急増しています。
メーカーによって家造りにはそれぞれ独自の“カラー”がありますが、パナソニックホームズの平屋は徹底した「バリアフリー」路線。
高齢で足腰が弱くなってきたご夫婦、小さなお子さんがいて安全性が気になるというファミリー世帯、そしてペットとの時間を暮らしの中心に据えたいという方・・・「フラットであこと」にこだわりたい方にとっては非常に魅力的な設計となっているんです。
個人的には、ペットのための「ロッジア」という空間に、パナソニックの新しい可能性を感じました。
今まで、パナソニックの製品はどちらかといえば「万人受けする」というイメージだったのですが、このロッジアはペットのいるご家庭に特化した提案ですよね。
スタンダードなニーズにプラスαしてこのような「ペット愛好家目線」な提案をしてくれているところが、良い意味で「パナらしくない」と感じたのです。
もっとも、ペットのいる家庭がこれだけ多くなっているのですから、こういった仕掛けがあるのはスタンダードになりつつあるのかもしれませんが。
実際の口コミ評判を見ても、きめ細やかなバリアフリー設計を評価する声はとても多いです。
ところで、ハウスメーカーの評判でやはり気になるのはお値段のことです。
本体価格はSUUMOやモデルハウスの情報でキャッチできますが、「値引き」に関してはあまりオ―プンにはなっていないので口コミ評判を頼りにするしかありませんよね。
パナソニックホームズで平屋を建てた場合、その割引率はどのくらいになるのか。
購入・建築の経緯を詳細にブログを書いているオーナーさんの情報によれば、こちらのカサートで30坪の平屋を建てたところ、「400万円の値引きがあり、総額は2350万円だった」とのこと。
出典:Panasonic Homes 公式サイト カサートの平屋
もともとは2750万円だったということになりますから、15%近い割引率になりますね。
割引率はメーカーによってかなり違いますが、10%~20%は結構大きいほうだと言えるでしょう。
パナソニックホームズの値引き率が気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ちなみに、カサートには「S」と「C」があります。
大きな違いはその構造で、「S」は制震鉄骨軸組み構造、「C」は大型パネル構造です。
出典:Panasonic Homes 公式サイト カサート テクノロジー
Sのほうが15㎝刻みの設計が可能な「マルチモジュールシステム」を採用しているため構造の自由度が高く、お値段も10万円/坪くらいSのほうが高くなっていますね。
両者の違いは公式サイトを見ただけではわかりにくい(CとSがあるということも明記されていない)ので、その辺の情報をもう少し充実させて欲しいなと感じます。
いずれにしても、強さはもちろんのこと「暮らしやすさ」を重視した設計になっているのは魅力的ですね。
個人的に特に注目したいのは、オリジナルな光触媒技術「キラテック」を標準採用したタイル外壁です。
出典:Panasonic Homes 公式サイト カサート 光触媒タイル「キラテック」
汚れに強くセルフクリーニング機能もあるので、「一戸建ては欲しいけど、外壁のメンテナンスをマメにできるかどうか自信がない」「そのお金を積み立てしていくのが大変」という方の背中を押してくれるような素材と言えるでしょう。
キラテックについてはこちらの記事でも紹介していますので、合わせてぜひご覧になってみてくださいね。
⇒ 外壁はメンテナンスいらず?パナホームの誇るキラテックとは
年々猛暑日や酷暑という言葉がニュースで増え続けているような気がする我が国日本・・・。
ここで暮らすということは、暑さ対策を家にも施さなければいけません。
家の中でも熱中症になって死んでしまう人もいますから侮れません。
パナソニックホームズは、窓に気密性があるので断熱性能に優れていると言えます。
熱気の多くが窓から入るので、夏にはそれを防ぐことに尽力してくれます。
しかし、やはり家だけで暑さをしのぐというのはなかなか難しいところがあるので、全館空調システムがない限りはエアコンは必須だと思います。
家の中でも暑い暑いと連呼しなくても良いように、電気代節約に交換してくれるシステムを積極的に導入すればエアコンも使いやすくなるでしょう。
パナソニックグループだからできる省エネのスマートハウスなんかは良さそうですね。
パナソニックホームズを選ぶと、他のハウスメーカーに比べて家の中が寒いなんて口コミがあったりもします。
原因として考えられるのは、パナソニックホームズの家は過ごしやすさに特化したものというよりは、光熱費削減を主として考えられたものだからだと思います。
スマートハウスではパナソニックの製品を盛り込むことによって節約ができますが、暑さや寒さに関しては他と比較してしまうと若干劣るのかもしれません。
中には鉄筋コンクリートの家だから寒いのだと考える人もいるようですが、それは断熱材によりカバーできているはずです。
どちらかというと換気や空調システムによる差の方が大きいでしょうね。
光熱費削減に貢献している家なので、そこはエアコンや暖房器具でカバーできると思います。
性能の良いエアコンを設置することで寒さ対策は可能です。
パナソニックホームズに関しては、上述したように換気システムや空調について賛否両論な評判が聞こえてくるという現状です。
具体的には「エコナビ搭載換気システムHEPAプラス」というシステムが導入されています。
これは業界で初めてHEPAフィルタ―を導入したという優れモノで、PM2.5レベルの微細な異物さえも除去してお部屋を常にクリーンな空気で満たしてくれるというシステム。
出典:パナソニックホームズ 公式サイト エコナビ搭載換気システムHEPAプラス
公式サイトの解説では「暑さ」「寒さ」についてはあまり触れられておらず、とにかく空気をキレイに保てる空調設備であることをプッシュしています。
では、暑さ・寒さの問題はどんな技術で解決しているのかというと、地熱をうまく利用しているというのが特徴的。
夏は床下の冷気をうまく使って家を冷やし、冬は地熱を使って家を温めるというわけ。
「地下の温度は一年を通して安定している」という大前提に基づくシステムで、これと「まるごと断熱」の合わせ技で光熱費の削減に成功しています。
一般的な換気システムに比べると年間光熱費を約1万円削減できるという謳い文句で、実際に「夏場、ほとんどエアコンに頼らずに済んだ」という口コミ評判もあるくらいです。
パナホームは注文住宅を建てるだけでなく、中古物件の取り扱いも行っています。
こちらでも紹介している通り、実は中古物件の売買も積極的に行っているんです。
パナホームで家を建てたのであれば、売る時も同じハウスメーカーだと事情をよくわかってくれるのでメリットですね。
売買事業部があるので、そこで詳しいことが聞けたり、相談に乗ってもらうことが可能です。
ただし、家を手放すにしても10年も経てばその資産価値は失われると言うので、売ってしまうなら10年がポイントになってきます。
注文住宅を建てる場合は引っ越しなどがなく、そのままずっとそこで暮らすことを想定している家庭が多いですが、やむを得ず売却することもあります。
その場合、迷って10年を過ぎてしまうくらいならすぐ売った方がお得と言えるでしょう。
立地が良ければ買い手も見つかると思いますが、金額は期待しない方が良いかもしれませんね。
「子育て世代に優しい家」とか「子育てがラクになる家」とか。
どんなメーカーにも、一つはそんな「子育て応援商品」があります。
しかし、実際は「キッチンから子供が遊んでいるのを見守れる」「手の届くところに収納があるから片付けの癖がつく」という程度で、子供の「学び」にまで踏み込んだ設計がなされているのはごく少数。
その点、パナホーム(現:パナソニックホームズ)の「こどもっと」という提案は、あの学研とコラボしたものということでしっかりしたエビデンスに基づいているのが特長ですね。
たとえば、子供(特に女の子)は母親の真似っこをして「洗濯物を干してみたーい」と言うことがあります。
こういったタイミングですかさず練習させればお手伝いの習慣も身に着くと思うのですが、身長が足らず、イスに登ってもうまく干せなかったりすることも多いです。
その点、パナホームでは子供がお手伝いをしやすい設計にも配慮。
キッチンも、子供が遊んでいるのを見守れるだけではなく“一緒に”料理がしやすい設計になっているんです。
また、家族みんなでそれぞれが何かに集中できるコワーキングスペースがあるのも魅力的ですね。
サッと自分の物を片付けられる引き出しが家族分あるので、「テーブルの上が、物でいっぱい!」みたいなイラっとする状況にもなりにくいのです。
少子化の時代だからこそ、子育て世代ファミリーの住みやすさ、過ごしやすさを大切に。
子育てを応援することで、究極的には国の少子化対策に貢献したいという使命感があるのかな?と、そんなことも感じられる商品ですね。
パナホームが幅広い世代に評判が良いのも納得です。
新型コロナウィルスの感染拡大が、テレワークの普及を大きく後押しした2020年。
住宅メーカー各社も、テレワークに対応したプランを次々に打ち出しており、Panasonic Homesにもその流れが見て取れます。
わかりやすく言えば、「ワークスペースのある間取り」の提案に力を入れているということですね。
一言に「ワークスペース」と言っても、取り入れ方は様々。
出典:Panasonic Homes 公式サイト ワークスペースの実例をご紹介
「完全に一人になれる空間がないと集中できない!」
「むしろ、ちょっと周りがにぎやかなくらいのほうがサボらず集中できる」
「仕事をしていても子供の様子を見守っていたい」
いろんなニーズがあると思いますが、Panasonic Homesさんなら一通り対応してもらえそうですね。
個人的には、「室内窓のあるワークスペース」の事例にグッときました。
出典:Panasonic Homes 公式サイト 室内窓のあるワークスペース
完全に壁で仕切ってしまうよりも、こうして向こう側を確認できる「窓」を採用したほうが空間全体も広く見えますし、cafe風の雰囲気になってちょっとおしゃれ感が出ますよね。
「部屋は必ず個室でなければいけない」「部屋と部屋は壁かドアできっちり仕切らなければいけない」という思考自体が、すでに古臭い時代。
せっかく“注文”して作る住宅なのですから、発想はもっと自由に柔軟に!
家づくりを楽しむことが、これからそこで重ねていくであろう幸せな暮らしにつながるのです。
パナホーム改め、「パナソニックホームズ」の評判について見てきました。
他社との比較で特筆すべきポイントをまとめます。
- 電機メーカーゆえに、スマートハウスの評判が良い
- 平屋に特化したプランがあり、バリアフリー設計が好評
- 空調システムについては賛否両論
- 業界初のHEPAフィルターつきの換気システム導入で、花粉症・ウィルス対策に効果的
- 売りたい時は売却をサポートしてくれる部署があるので安心
日本が誇る電機メーカーということで、他メーカーにはできないオリジナルな家造りを実現しているのがパナソニックホームズの強み。
同社の主力であるスマートハウスについてはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
注文住宅の総合情報
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