新築一戸建て購入後の離婚は最大のリスク、残るのはローンだけ!?
長いローンの返済期間、いろいろなことが起こるでしょう。
それを見越して返済計画を立てなくてはなりませんが、一番起こりうるリスクは離婚です。
新築一戸建てを購入したばかりの離婚は大変悲惨なことになりがちです。
仲睦まじくいきましょう。
新築一戸建てのローンを組む場合に、20年とか35年とかの長期間にわたって、生活環境の変化を織り込むように、とはよくあるアドバイスです。
たとえば、共働きの奥さんの収入が出産・育児により見込めなくなる、またその後の復職が難しくなる。
ご主人の転勤や転職、会社の倒産などにより収入が激減する可能性。
さらに、海外赴任や転勤などのリスク。
長期間には様々な事態が起こり得ます。
そういうことがあるので、安易に給料が上昇することやボーナスを前提に新築一戸建てのローンを組むのは危険なのです。
しかし最も起こりうるリスクは、縁起でもないのであまり話題には登りませんが「離婚」です。
統計によると、カップルのうち3組に1組は離婚するのが今の日本。
日本には現在法人が170万社あるといわれていますが、そのうち倒産するのは年間1~1万5,000社です。
勤め先がなくなるリスクよりもよっぽど可能性が高いのが離婚のリスクなのです。
離婚した場合にどういう事態に陥るか、想像してみましょう。
お互いに否がない場合、財産は半分ずつにわけられます。
専業主婦で収入がない場合でも、家屋や土地は共有財産になりますので、離婚の場合には50%ずつ権利を持つことになります。
つまり家を取る方が半額相当の金額を払う義務があるのです。
すると手元に残るのは新築一戸建てのローンと一人には広すぎる家屋と土地。
こうなると悲惨なもので、家屋を売ろうにも、購入した金額で売れるはずもありませんから清算してもローンだけが残ります。
仮に、奥さんに非があり財産分与はなし、慰謝料も取れたケースだとします。
そんな場合でもそれほど状況は変わらないもので、慰謝料全額と住宅の売却でもローンの完済には至らない場合が多いのです。
一方にしか非がない場合の慰謝料の相場は、条件によって大きく変わりますが2~300万円、満額取っても充分な額にはなりません。
こうなると、残るのはローンと楽しかったころとつらいころの思い出だけ。
離婚は非常に大きなリスクであるというのはこういうことなのです。
では、どう対処するか。
仲睦まじくするしかないじゃないですか。
まさか、離婚するかもと思っている以上、家も建てられないとかいうカップルもいないでしょう。
だからケンカをするぐらいなら、仲良くする努力をした方がよさそうです。
「子はかすがい」、お互い背負っているものが大きいと、別れられなくなるというのも事実。
ならば同じように「ローンはかすがい」とはなりませんかね?
とにかく新築一戸建てのローンをかかえたままの離婚は最悪の一手、なんとしても回避しましょう。
注文住宅の総合情報
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