新築一戸建て 同居

トップページ ＞ 新築一戸建てに付き物のトラブル、ほとんどは事前に回避できます ＞ 新築一戸建ての同居スペース的に問題がある場合はどうする？

何度も同居の話題は扱ってきましたが、今回は新築一戸建てで充分な間取りが取れない場合を考えました。

 

広い家に越したことはありませんが、広すぎるのも考え物、そんな場合は便利な部屋である和室を120%活用しましょう！！

 

2世帯同居をする場合、最低でもリビングとトイレ、洗面所はわけましょう。

 

このようなアドバイスはよくありますが、実際それが可能ならば苦労はしない、予算が全然足らないという声が聞こえてきそうです。

 

では、新築一戸建てで、全ての部屋が共有スペースとなる完全同居の場合、最低でもすべきことは何か？

 

これは条件のあった建売住宅を探すか、洋室・和室の選択ができる注文住宅の場合に限るのですが・・・。

 

両親夫婦の部屋を寝室ではなくて、マルチスペースにすることをオススメしたいと思います。

 

マルチスペースとは、多目的に使える部屋のこと。
ベッドを2本設置して、寝るためだけの寝室にしてしまわないという事です。

 

寝室兼ダイニング、リビング、仏間、これらが兼用できる部屋。

 

こうなると和室しかありません、旅館の部屋が参考になるでしょう。

 

就寝時には床にふとんを広げてもらう、おきたらふとんを片付けて、ちゃぶ台を広げてもらう。

 

広めの縁側には、椅子とテーブルでくつろげるスペースを、さらには、小さな冷蔵庫などもあるとよいでしょう。

 

このようにするには新築一戸建ての注文住宅以外だと、ムリがありそうです。

 

この部屋1つで全てが完結するような仕組みにするのです。

 

顔をあわさざるを得ない、というのは大きなストレスとなりがちですが、これならば、顔をあわせなくてもすむのです。

 

これは、両親夫婦を1つのところに閉じ込めようという考えではありません。

 

人間ならば機嫌や体調が悪いときがあるでしょう、そんな場合は顔をあわさないという選択があることで、どれほど気が楽か。

 

どんな時でも顔を合わせて、気を使ってニコニコしていなければならないのは、苦痛に違いありません。

 

イザという場合に、和室をシェルターとして機能させようという考え方なのです。

 

もちろん、両親夫婦ではなく子ども夫婦の寝室をマルチスペースにするという選択もあります。

 

その場合、インテリアはどうしようか考えるのも楽しいもの。

 

レトロ調や本物のアンティークでそろえると、面白い部屋に、これも新築一戸建てならではの楽しみです。

 

この場合、両親夫婦なら特になのですが、トイレやバスルームへのアクセスはなるべくよくすること。

 

これは、もちろん足腰が弱ってきたときの対策、あわせてバリアフリー化もできているのならば、いう事なしです。

 

あとは、どのように、お互いストレスのない毎日を過ごすかになります。

 

風呂の順番からゴミ出しの担当、食事の担当全て決まりごとを話し合いで決めておくなど、工夫が必要になるでしょう。

 

嫁姑の関係を円満にするのは間取りではなく、当人同士。

 

先人の言葉ですが、なかなか含蓄のある言葉です。

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