日本に住むからには避けられない家の地震対策。
これは自分たちでどうにかするというよりも、家を建てる時にハウスメーカーによる施工が重要になってきます。
一建設では耐震性能を上げる取り組みとして、「耐震金物」を構造材をつなぎとめる接合部に使用していることをアピールしています。
この耐震金物は1種類ではなく、数種類を土台や柱などに合わせて使い分けています。
立派な素材でも、それぞれが別々の働きをしていたら強度として物足りないので、接合部は特に気を付けなければならないポイントです。
建物の倒壊を防ぐことももちろん重要ですが、一建設では建物のゆがみも防ぐことができるとあります。
地震対策はどのハウスメーカーもしているものの、その方法はそれぞれ違います。
それぞれの方法をよく知るのは家を購入する前に勉強しておきたいですね。
半世紀を超えて営業を続ける歴史ある一建設ですが、その歴史の中では耐震偽装問題がありました。
木造681棟で強度不足が発覚し、その後さらに588棟でも同じことが発覚したことがありました。
最初の681棟は、2000年から関東地方を中心に販売していた住宅だったそうです。
補修工事をしたとありますが、一度強度不足が発覚したらそのハウスメーカーの信頼はがた落ちです。
強度不足となった原因は柱と柱の間に通す「筋交い」が十分でなかったことだとか。
戸建てで耐震偽装が発覚するのは稀なことだそうです。
理由は、建築基準法には木造2階建てに耐震計算をしなければならないという義務がないから。
この辺りは抜け穴だったのかなと思います。
痛い目を見て今の一建設は改善されていると良いのですが、当時のこの事件を見ると不安になりますね。
家を建てる上で、耐震等級を事前に知るのは大切なことです。
多くの人が、ハウスメーカー選びは地震に強い家かどうかが判断基準であるとしています。
耐震等級はそれを数値で表したもので、ただ「〇〇という工法で耐震強度が強いです!」と表記されるよりよっぽどわかりやすいのです。
一建設の規格化注文住宅は耐震等級3相当で、これは国土交通省の定めた住宅性能表示制度の最高クラスに当たります。
気になるのは、※の後に「プランによって異なります」とあることです。
一建設で注文住宅を建てる場合は、まずこのプランなら耐震等級がどうなるのかという点に着目しておいた方が良いかもしれません。
過去には耐震疑惑騒動もあったハウスメーカーなので、詳しく掘り下げてみても良いのではないでしょうか。
それで安心できれば住みよいマイホームが待っています。
家の土台はまさに縁の下の力持ち。
一建設では土台敷きの様子を各店舗がブログでアップしていたりするので、もしうちが一建設で建てたらこんな工程になるのかなと想像することができます。
土台と梁には面材を直接つけ、家全体を一体化させているとのことです。
これによって家のそれぞれの構造材がバラバラにならず、地震に強い家が完成します。
土台が気になるようなら、家を建ててからでは見られないので工事段階で見学に行くのも良いでしょう。
この際、不備があったら指摘できるくらいにまで勉強しておくと自分の家を自分で守れると思います。
昔の欠陥住宅を建てる大工は、「自分の家なんだから客が家の構造を理解しておかないとダメでしょ」と言う人もテレビで取り上げられていました。
プロになれとは言いませんが、知識はあって損はないと思います。
家を建てるには、その土地が家の重みに耐えられるという地盤保証がなければいけません。
一建設でももちろん、基礎着工前には地盤調査を行っています。
これは地盤調査会社が行い、必要であれば地盤補強などを施します。
不同沈下しないための技術を持っていても、その土地の地盤が緩いのでは意味がありませんからね。
家を建てて不同沈下が起きることはまずあってはならないことですが、万が一そうなったら第三者機関が対応をしてくれるそうです。
一建設は以前耐震疑惑があったので、第三者機関に頼れる仕組みができているのは消費者としても安心できるのではないでしょうか。
家がゆがんでいたら定期点検の時点でわかるはずなので、早期発見、早期改善をしてもらうことが重要です。
床にビー玉を置いて転がるほどだと欠陥住宅になります。
注文住宅の総合情報
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