ブリアール 工法

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木造の建築工法には、木造軸組工法とツーバイフォー（２×４）に代表される枠組み工法が一般的です。

 

一条工務店では前者の工法を利用したものを「I-HEAD構法」と言い、後者の工法を２×６に置き換えたものに独自の断熱施工を加えたものを「外内ダブル断熱構法」と呼んでいます。

 

ブリアールに採用されているのは「I-HEAD構法」で、特長としては構造材にムク材を使用していることと、耐力壁に構造用合板面材を使用しモノコック構造としていることです。

 

最近の木造軸組では、柱や梁を構造用集成材にし、接合には専用接合金物が使用されるケースが増えてきていますが、あえて乾燥ムク材を使用していることや、接合金物を使用せず在来の仕口・継ぎ手加工で組み上げると言うのも一条工務店のこだわりでしょう。

 

ブリアールのモノコック構造で特長的なのは、１階の床に厚さ24mm、２階の床では32mmの厚い構造用合板が使用されていることで、構造耐力だけでなく、防音や耐火にも効果がありそうです。

 

一条工務店のブリアールに採用されている工法は木造軸組工法（I-HEAD構法)です。

 

この工法にはオプションとして免震装置が選べるようになっており、他の商品に採用されている枠組み工法（２×６）では設定されていません。

 

一条工務店の免震への取組は古く、主要ハウスメーカーの中でも免震住宅としての実績もトップクラスとなっています。

 

地震対策として採用されている耐震構造は揺れに耐えることを目的としていますが、免震構造は揺れを吸収することを目的としており、土台下部に設けられた免震装置で家の揺れそのものを吸収します。

 

耐震構造では、急激な揺れを抑えることはできず、室内の家具などが揺れで倒れることもあります。

 

免震構造では急激な揺れを吸収あるいは少なくすることができるため室内の家具も倒れにくくなります。

 

地震国の日本ではどこで地震が起きても不思議ではなく、もし余裕があれば、命と財産を最大限に守る免震装置はお勧めです。

 

ブリアールの天井高は、2.65mとなっており最近のハウスメーカーの傾向にも合ったものです。

 

また、近年の住宅のリビングなどでは居室面積も大きくなってきており、必然的に居室空間も大きくなってきています。

 

部屋が狭い場合は、基準法上の規制である最低天井高2.4mでも低いとは感じません。

 

しかし、部屋が広くなるにしたがって天井を高くしていかないと圧迫感を感じるようになります。

 

一方で、居室面積の拡大や天井を高くすることで空間体積が大きくなり、冷暖房エネルギーの消費量が大きくなることから、外壁や窓などからの熱の流出入量を制限する必要があります。

 

この熱の流出入を抑えるのが、住宅の高気密・高断熱化で、冷暖房費の年間ランニングコストに大きな差が出てきます。

 

このように、高い天井を標準とできるのは、ブリアールのような高気密・高断熱の各性能が高いことが前提となります。

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