ブリアール 間取り

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一条工務店のブリアールは、木造軸組構造の注文住宅で基本的には間取り設計は自由です。

 

しかし、この自由設計と言うのは、どのような間取りでも可能としている訳ではありません。

 

建築基準法や関連法さらにはメーカー独自の設計基準がありますから、それらを無視した間取りでは建てられなかったりコストが飛躍的に上がることになります。

 

メーカー独自の設計基準は、建築基準法や関連法に基いてメーカーがより安全性と快適性を求めて定められたもので、そしてメーカー仕様によるコスト基準などによるものです。

 

つまり、メーカーの設計基準と言うのは、より安全と快適な住宅をバランスのとれたコストで実現させるもので、このメーカー仕様から外れたものがオプションとなるのです。

 

従って、ブリアールのような注文住宅でもユーザーが希望する間取りに設計担当者の了解が得られない場合があります。

 

その際にはその理由を十分に聞くことが必要で、設計担当者にはユーザーが納得するまで説明する義務があります。

 

ブリアール（輝き）の基本コンセプトは、南欧の青空と太陽に映える家として、オールドテラコッタ瓦と明るい外壁、そしてアイアン製の黒いフラワーボックスが特長的な注文住宅です。

 

特に素焼きの自然な色ムラのあるテラコッタ瓦は魅力的で、ブリアールの外観例でも下屋や霜よけ屋根などで意識的に屋根面が視野に入りやすい形状となっています。

 

その意味では屋根面の比率が大きくなる平屋ではその魅力が増大すると言えるでしょう。

 

また、ブリアールは切妻屋根を基本としているため、小屋裏２階、あるいはロフトなどの小屋裏利用には適した商品とも言えます。

 

唯一、ブリアールの欠点としては、ソーラ発電を計画しているユーザーには向いていないといえますね。

 

ブリアールにソーラパネルを屋根に載せてしまうと、折角のテラコッタ屋根の魅力が無くなってしまうと言うことです。

 

注文住宅のブリアールでは、箱型の階段が標準ですが、オプションでi-smartで標準とされているオープンステアを選択することができます。

 

一条工務店のオープンステアは、鉄骨で支持し踏み板を木製としてコストを抑えています。

 

一般的な木製のオープンステアに比べてかなり安くなっており、リビング階段などのように下部の収納よりお洒落を優先したい場合にはいいでしょう。

 

箱型、オープンのいずれの階段の場合も、１段の高さと幅の基準は建築基準法や品確法のバリアフリー基準に準拠したものです。

 

現在では高齢者や安全の対策としてのバリアフリー基準が標準となっています。

 

バリアフリー基準で階段に設定されている詳細は省きますが、例えば階段１段の高さ／幅は６／７以下が基本。

 

１段の高さが１８cmの時の踏み幅は21cm以上が必要となります。

 

従って、天井高が一般的な住宅（天井高＝2.4m）より高くしているブリアール（天井高＝2.65m）。

 

１階の床から２階の床までの高さ（階高）も高くなり、段数が増えると共に必要な面積も増えることとなりますが、安全と快適のためには仕方がありません。

 

ブリアールは一条工務店の商品ですが、住宅事情に詳しく無い場合、工務店と聞くと地域の建築会社と思われるかもしれません。

 

しかし、一条工務店は一戸建て住宅ではトップクラスで、モデルハウスも北海道から鹿児島までの全国に持っている企業です。

 

また、耐震、断熱や遮熱、遮音などを体験できる体験会も開催されており、常時設置の体験館も全国にあるため、モデルでは分からなかった技術的な情報も体験することができます。

 

一条工務店のモデルハウスは他のハウスメーカーのものに比べてオプション仕様が少なく、モデルハウス仕様を標準仕様とする一条工務店のこだわりが現れています。

 

これはブリアールにおいても同様で、十分な仕様内容となっています。

 

が、その反面ではユーザーの望むアレンジには他メーカーよりも対応が難しく、あえて仕様から外れるアレンジオプションを選ぶと高額な出費になってしまいます。

 

一条工務店の「I-HEAD構法」は「夢の家」に採用されている各種の性能を備えたもの。

 

HEADの名称は、Healthy（健康）、Ecology（省エネ）、Aseismatic（耐震）、Durability（耐久性）のそれぞれの頭文字をとったものです。

 

「夢の家」ブリアールにはこれらの性能が標準で装備されていますが、オプションとして免震装置が用意されています。

 

また、一条工務店の家は全て「長期優良住宅」基準に適合しているため、「夢」は少しオーバーな気がしますが、将来的にも必要な性能は揃っていると言っていいでしょう。

 

そして、もう少し「夢」に近づけるためのオプションとしては、一条工務店が得意とし実績も多い床暖房があります。

 

高気密・高断熱性能を生かした省エネ暖房が可能となります。

 

さらに、省エネを考えるとソーラ発電も選択肢に入りますが、オールドテラコッタ瓦を売りとしているブリアールでは、個人的には勧められません。

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