ガスの自由化の恩恵はアパートでも基本的には受けられるハズ!
ガスの自由化で住人がすることは好きな会社と契約を結ぶだけ、あとは全てガス会社がやってくれます。
しかし、アパートだけに引っ掛かる線引きをおこなってきそうな気もします。
ガスが自由化になった以降は、ガス会社を自由に選べるという触れ込みになっています。
この場合にどのような工事が必要なのか?ガス管を新たに引き直すわけがありません。
既存のメーターを新たに選んだガス会社のものに付け替えるだけなのです。
ですから工事も非常に簡単、すぐに終わってしまいます。
ならば賃貸のアパートの場合でもガスの自由化の恩恵を受けられるのか?については基本的には大丈夫、、、のはずです。
これは電気の自由化でも起こり得る問題。
こちらも、既存の電気メーターを新しく選んだ電気会社のメーターに取り換えるだけで、工事は完了してしまいます。
ですから賃貸でも何ら問題はないはずです。
ガスメーターも電気メーターも誰の所有になっているかというと、それぞれの供給会社。
ですから、賃貸のアパートでも大家さんに気兼ねする必要なくメーターを交換できますし、何の問題もないのです。
しかしガスの自由化はまだ始まっていませんから、実際にメーター交換をした例というのはないから以下は推測。
メーターの交換をおこなうとして、それにかかる費用はガス会社持ち、新たにメーターをつくるのも、交換工事もです。
そこを負担してまでガスの供給元を自社に変えて欲しいかどうかについては、ガス会社の問題。
さらに、いつ引っ越してしまうかわからない賃貸アパートの住人。
住人が代わる度に、ガスメーターの交換作業が発生すると考えると、その手間に合うか合わないかということを考えるでしょう。
そんなことは避けたいのは当然ですから、例えば3年縛り、3年間はガス会社は同じにしてくれといった契約になります。
こうなると話はややこしくなってきます。
アパートの住人が縛りの途中で転居した場合にどうするのかについては、例がないだけにまだ不明。
ですから何の問題もない「はず」という、歯切れの悪い回答しかできなくなってくるのです。
またLPガスの場合となると、別の項でも書きましたが、これは大家さんに選択権があります。
ですから、ガスの自由化の恩恵は全く受けられません。
都市ガスの自由化はLPガスにも少なからず影響を及ぼすはず、、、というのは希望的憶測にすぎません。
現在わかっていることは、都市ガスの地域ならばアパートなど集合住宅でもガス自由化の恩恵は受けられるということ。
しかし、何らかの制限は設けられるとは思うのです。
自由化万歳とばかり喜んではいられなそうです。
注文住宅の総合情報
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