新築一戸建て購入時のあいまいな諸費用、少しでもはっきりさせましょう!
新築一戸建てを買ううえで、家本体を建てるのににかかる費用は、「本体工事費」、「別途工事費」、「諸費用」の3つです。
本体工事費は、家の大工工事全般、別途工事費は外構やガス・水道工事などでなんとなくわかるのですが、問題は「諸費用」。
何か形に残るほかの2つにくらべ、全体のイメージがつかみにくい分、諸費用はわかりにくいものです。
諸費用はいろいろな手数料や保険料、税金のことで、家本体を建てる建築費用の10%程度をしめるものです。
具体的には、仲介手数料、各種登記費用、ローン保証・手数料、火災保険料、印紙代、登録免許税、取得税、固定資産税、都市計画税になります。
それぞれをくわしくみていくと、「仲介手数料」は不動産会社を通して物件を購入した時にかかる料金のことで、一般に価格の3%に6万円を加えた金額になっています。
売買価格が200万円以下は5%、200~400万円以下は4%、それ以上は3%の手数料になるのですが、簡略化して3%+6万円としているのです。
「各種登記料」は物件の所有権を売主から買主へと移転する「所有権移転登記」とローン利用時の「抵当権設置登記」を足したもの。
不動産評価額や抵当権設定額に応じて8~20万円程度かかります。
「ローン保証料」は信用保証会社の保証を付けるための費用、連帯保証人や担保の代わりになる会社への費用です。
目安は1,000万円当たり20万円程度、一括で払う、金利に上乗せなど支払方法は金融機関で異なり、フラット35の場合は不要です。
「ローン手数料」は事務手数料とも呼ばれ、一括払いと金利上乗せで払う2種類があり、金融機関により異なります。
保証料が安い場合は手数料が、手数料が安い場合は逆の傾向にありますので、合計でいくらかかるか計算してローンを選びましょう。
「火災保険料」は建物の評価額と保証の範囲に応じてかかり、年払いと一括があり一括払いの方がグッと安くなる傾向にあります。
「印紙料」は売買契約書に添付するものが1万5,000円程度、ローンの契約書に添付するものが5,000万円以下の場合で2万円になります。
「登録免許税」は固定資産税評価額などから算出。
「不動産取得税」は土地と建物のそれぞれ3%。
「固定資産税」と「都市計画税」は固定資産税評価額の1.4%、都市計画税は地方自治体により異なります。
少し複雑でしたが、諸費用の内容は以上の通り、特にローン関係と火災保険料は大幅な節約が可能な項目です。
少しでも有利に選択をしましょう。
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