エネファームは本当にオトクなの?導入費用と買い替え費用も考慮の上で。
一般的な戸建てにエネファームを導入すると、毎月5~6万円の光熱費が浮くというのがエネファームのメリットになります。
しかし、これだけにとらわれてはいけません。
何故なら導入費用が数百万円単位でかかってくるからです。
補助金適用前の価格を見ていくと、エネファームを作っている大手3社では以下のようなデータがありました。
パナソニックなら相場は200〜230万円、東芝でも200〜230万円、アイシン精機は少し高め設定で220〜250万円です。
実際にエネファームを導入したという人のブログやネット情報では150万円を切ったという話もあるので、ピンキリなのかなと思います。
いずにせよエネファームの導入費用は安くはないので、本当に導入後のメリットの方が勝っているのかはよく見ておきたいポイントになります。
エネファームの導入を考えるなら、どうしても費用対効果は知っておきたいところです。
かけた費用に対して得られる恩恵が少ないなら、始めから導入しないという選択肢を選べますからね。
費用対効果をより具体的に正しく知るには、個人的にはガス会社やハウスメーカーなど、セカンドオピニオンではないですが、複数の会社に意見を求めるのが確かだと思います。
実は、エネファームの費用対効果が良いか悪いか、どちらなのかというはっきりとした結論は出ていません。
ここが一番知りたいところなのですけどね。
何故なら、家の日当たりや家族構成、家に誰がどれくらいいるのかなどによって大きく差が出てしまうからです。
よって、各家庭によって費用対効果が異なるなら、自分の家の事情をプロに話してシミュレーションするのが最も確かになるでしょう。
一般的には、戸建てにエネファームを導入すると月々の光熱費が5~6万円ほど浮くと言われています。
しかし、この数字も家庭の電気やガスの使い方によって大きく異なってくるため目安程度でしかないと思っています。
エネファームはどの会社でもざっくりと200万円くらいの導入コストがかかるので、この費用回収をしようと思うとどれくらいかかるのかを各自で計算してもらう必要があるでしょう。
その時には、エネファームの寿命をも考えなければなりません。
今のところ10年くらいだと言われているので、その度に買い替えることを視野に入れたらそれで本当に費用の回収はできるでしょうか。
毎月光熱費が安くなるのは嬉しいですが、最初にかかったお金も忘れないようにしておかないと本当は得をしていなかったなんてことにもなりかねません。
初期費用が高いと、新築を建てる際にはどうしても手が出しにくくなってしまいます。
エネファームもそのうちの一つでしょう。
もし費用対効果を少しでも高めて元を早くとりたいなら、温水式床暖房と併用するという手もあります。
電気を発生させる際の熱を床暖房にも利用すれば、エアコンを使わず、しかも熱を無駄にすることなく使用できるので当然光熱費は安くなります。
さらに熱を利用したいのであれば、ミストサウナもおすすめです。
バスルームの快適さを追求するのであれば理想のリラックス空間になりますし、贅沢だと思ってもエネルギーを無駄にしていないので惜しみなく使えます。
特に家を建てる際には、今から数十年後を考えるとどんな設備を使うのが一番お得になるのか、ここをポイントとして話を聞くべきだと思いますね。
エネファームの寿命は永遠ではありません。
むしろ10年~15年程度と言われているため、メンテナンスが必要になってくるでしょう。
10年目まではメンテナンス費用が無料というところもあるのですが、それ以降となると有償となり、東京ガスでは故障した際の修理には数千円~数十万円かかり、定期的に実施される有償点検には1回約10万円がかかると書いてありました。
東邦ガスも同じく、サービス内容によってメンテナンスが有償となる場合には数千円~数十万円の費用がかかるということです。
かなり額に差があるのは、故障内容によって修理すべきところも異なるからでしょうね。
しかし、もし修理に数十万円もかかるようなら、私だったらもう新しい商品に買い替えてしまうと思います。
修理回数が増えてくるでしょうから、新しくした方が安く済むかもしれません。
大きな買い物や機械製品をした際には、一定期間は故障してもメンテナンス費用が無料というものがあります。
家だって10年保証があるのでメンテナンス費用は無料です。
エネファームもちょうど家と同じような設定になっている商品があり、10年後からのメンテナンスが有償に、それまでなら無料で修理してくれます。
ただ、どんなものもそうですが、本当はそこからがメンテナンスが必要になってくる時期なので、あまりに高くなるようなら思い切ってそこで買い替えるという選択もアリだと思います。
エネファームの場合、修理内容によって費用の差がかなり大きく、安いと数千円、高いと数十万円というところがあります。
変だなと思ったら一度見てもらって、そこで一度費用を言ってもらう方が良さそうですね。
その額によって買い替えるかどうか決められます。
エネファームの寿命が尽きたら、買い替えて交換することになります。
本体の価格だけでも約200万円となるので、それにまた取り付けるための費用がかさむとなると寿命ごとにそれだけの貯金はしておきたいですね。
使っていたエネファームが特に何の問題もないようであれば、そのまま同じメーカーの商品を使い続けた方が安心かなと思います。
ただ、10年前と同じ型番だとさすがに時代が違うので、その時に合ったものを選びたいです。
より効率がアップし、よりコンパクトサイズになっていたら嬉しいですが、将来はまた別の設備がメジャーになっていたりして。
エネファームがいつ故障するかはその商品によりますが、私なら、無料のメンテナンスが受けられる10年を目途にして、そのころに費用がかかるかもと覚悟を決め始めたいなと思っています。
エネファームを導入したのは良いけれど、寿命が尽きるころにエネファームそのものを使わないようにする場合には、その撤去に一部で100万円ほどの費用がかかると言われています。
売りたい業者からすると撤去する時のことはなかなか書きたくないものだからか、あまり公式的で具体的な数字が見当たりません。
100万円というのは、誰もが発信できる質問サイトでの記述です。
だから信ぴょう性もわからないのですが、もしこれが本当だとすれば、撤去だけで考えると高すぎるなという印象を持ちます。
エネファームを導入する際には国から補助金が出るので商品と設置工事費の合計よりは安くなりますが、仮に撤去してエネファームを使わないようになる将来を想像すると余計に手が出しづらくなってしまいますね。
使うならやはりそれなりの覚悟で決めないといけません。
エネファームの撤去については、どこの業者でもできるわけではありません。
法律で定められた廃棄方法があるので、基本的には買った業者に依頼するのが正解です。
費用については、買い替え・交換の場合は「5万円」程度で済んだという口コミもあります。
保証期間(10年)が終わっているのであれば、5~10万円くらいが妥当のよう。
数十万円の請求を出してくるような業者はサギかもしれませんので気を付けたほうが良さそうです。
理想的には、購入する段階で「撤去」「買い替え」の手順や費用についても確認しておくほうが良いでしょう。
10年先がどうなってるかなんて誰にもわかりませんが、いきなり数十万円オーダーの出費が出るのは誰にとっても痛いはず。
エネファームに限ったことではありませんが、新築で勧められた設備については便利なところやメリットばかりではなく、その寿命やお役目を終えた後のことなどをまとめて確認しておくほうが長い目で見て安心です。
むしろ、そこまでふくめて説明してくれるようなものでなければ購入は控えたほうが良いと言っても過言ではありません。
どんな物にも「寿命」があり、撤去する時には必ず手間もお金もかかります。
そこまで含めて「あったほうが良い」と思えるものでなければ、設置するのはちょっと考えなおしたほうが良いかもしれませんね。
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