エネファームはそのままじゃ売電できないってホント?必要な手続きと費用
エネファームを設置すれば、余った電力を売電できるという話を聞いたことがありませんか?
しかし、逆にエネファームでは売電できないと言われることもあります。
そこで言う売電できない理由は、エネファーム単体では売電できず、売電メーターや系統連係という工事が必要になってくるからです。
この条件を受け入れれば売電できるので、ちょっと混乱してしまった人もいるかもしれませんね。
ハウスメーカーは、売電収入というとエネファームより太陽光発電システムの方をメインにしているので、あまりエネファームで売電という情報はしっくりこないかもしれません。
太陽光発電システムとエネファームの併用をして「ダブル売電」とするプランもあるので、興味がある場合はハウスメーカーに内容を詳しく聞いてみることをおすすめします。
大阪ガスによると、エネファームによる売電価格はかなり場合分けされていることがわかりました。
様々な条件によってその値段は変わり、以下のように計算できると書いてありました。
- 平均原料価格が基準平均原料価格以上の場合:買取単価(円/kWh)=基準単価+単価調整額
- 平均原料価格が基準平均原料価格未満の場合:買取単価(円/kWh)=基準単価-単価調整額
売電価格はネットで調べるとどうしてもメジャーな太陽光発電システムの方が出てきますし、肝心な具体的な数字が出てこないので導入には詳しい話をハウスメーカーなどから聞くことが必須になると思います。
「家庭によりけり」という答えや、難しい計算式での表記ではなく、うちではどうなのかという点に焦点を置いて話し合いをするのが適切ではないでしょうか。
東邦ガスは、2017年という比較的最近、アイシン精機の限られたエネファームの製品に限って家庭で余った電力の買取サービスを行うことを発表しています。
エネファームの利用者からすれば売電になりますね。
昼夜連続で24時間、700Wの出力で発電し、そこで使われなかった分を買い取ってくれるというサービス内容です。
かなり具体的な数字が書かれていたのが印象的で、例えばこによって年間の光熱費は約7万4000円削減できると書かれていました。
また、環境問題にも言及しており、二酸化炭素の排出が年間で約2.4トン削減できるとあります。
エネファームで節約だけでなく売電も考えているのであれば、どのガス会社でどの製品なら対象になるのかを知っておかなければなりません。
最初に売電したいという旨を業者に話すことが大事だと思いました。
東京ガスのサイトを見てみると、小さく米印で「※エネファームで発電した電気は売電できません。自宅で消費します。」と書かれています。
ここで、「あれ?エネファームで作った電気は売電できるはずではなかったの?」と思った人もいるでしょう。
東京ガスがイラスト付きで説明している売電とは、太陽光発電システムのことです。
エネファームがそれに絡んでくるのは、太陽光発電システムと併用すれば売電できるということなのです。
単体では売電不可能ということですね。
そして、エネファームと太陽光発電を併用することによってより多くの電力が売電できるとおすすめしています。
この組み合わせは別の会社でも特に珍しいものではないので、初期費用に余裕があるのであれば家作りの際に考えておいても良い暮らし方だなと思います。
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