エネファームは24時間稼働ではない!発電停止の時間をどうコントロールするかが鍵
停電時のことを調べてみると、エネファームが稼働しているならそのまま使えますという表示があります。
ということは、停止中なら使えないのかという疑問が出てきますよね。
電気を常に使っているということからエネファームは発電停止をしないというイメージがあるかもしれませんが、実は結構頻繁に停止する設備です。
24時間ずっと稼働しているわけではありません。
そうすると、家で電気やお湯を使わない時間帯がとてももったいないからです。
これでは光熱費を安くできるという本来のメリットを活かしきることができないので、そのような家族が電気をあまり使わない時間帯は停止しているのです。
だからと言って停止中に電気やお湯が使えなくなるような不便なものにはなっていないので、ここは誤解せず安心してほしいところだなと思います。
エネファームがどうやって家で使う電力を賄っているかというと、仕組みは電気分解の逆と捉えてもらえばOKです。
水素と、空気中の酸素を化学反応させて電気を作るというのがエネファーム。
そして、その際に発生する熱をも利用し、お湯を作るために活かすというのでエネルギーを無駄にせず効率的に使えるというところが最大の魅力となっています。
お湯は、家庭ではお風呂やシャワーだけでなく、温水式床暖房として活用することもできます。
そのため、ハウスメーカーなどがエネファームをオススメする際には床暖房もセットにして割引キャンペーンを行っている場合があります。
エネファームがどれだけ発電しているか、お湯がどれだけ溜まっているかは液晶画面から確認できるので、常に監視できる点もエネルギーの見える化が進んでいるなと思います。
基本的には自動運転となるエネファームですが、もっとたくさん発電してほしいという場合には手動で停止中から運転させることも可能です。
商品によっても異なるのかもしれませんが、あるものだと1日に2回運転させることが可能になると書かれていました。
エネファームは、大抵家族があまり電気を必要としない就寝時から起床時までの時間帯は停止しています。
そこから復活させるということが手動ならば可能になります。
ただし、停止してからもう一度稼働するまでには2時間を要したり、1日2回動かす日数には限りが設けられていたりと、無制限で好きなように手動で動かせる仕組みにはなっていません。
人が動かなくても機械がその家庭にベストな暮らしを提供してくれるのなら、個人的にはそう頻繁に手動運転が必要になるとは思いませんけれどね。
エネファームは24時間動いているわけではありませんが、発電のタイミングは学習機能によって毎日決まってきます。
例えば、お湯を作る機能が備わっているので、家族がお風呂に入る時間帯を理解すればその前にたくさん発電します。
逆に、活動が少なくなる就寝から起床までの間は発電しても非効率的になるので、購入電力を使いエネファームは停止します。
このようにした方が光熱費が安くなり、無駄なエネルギーを作ることもないからです。
エネファームを導入したら、初期設定を変更して自分たちの暮らしに合わせた設定に変えておくのが良いでしょうね。
それで暮らしやすいか確認し、細かい変更などが終われば月々の光熱費を見て喜べると思います。
発電タイミングが各家庭によって合わせられるのは、新しい機器だからこそなのかなと思いますね。
一見するとメリットが多そうなエネファームですが、一方でデメリットがあることを視野に入れてから購入を決定するのが賢いでしょう。
発電方法を確認すると、電気だけではダメでガス代も支払う必要があることがわかります。
それを込みにしても光熱費が安くなるというのがエネファームですが、初期費用やメンテナンス費用を含めて元が取れるかどうか、ここを自分なりの条件として設定しておくのは大事だと思います。
個人的意見にはなるのでしょうけれど、とあるブログではトータルで考えるとエネファームは損しかしないとはっきり書いているところもありました。
逆に、光熱費は以前に比べるととても安くなったので嬉しいという記事もあります。
エネファームの導入で成功するには、トータルコストで考えることが大事なのがわかります。
注文住宅の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- 設置する費用と実際の使用感
- エコキュートとの違い
- 補助金の申請方法ともらえる金額の目安
- 特長とイマイチな部分
- 停電時でも使える仕組み
- 床暖房とセットにする費用と効果
- 寿命と交換費用
- 東京ガスとPanasonicのコラボ製品について
- 大阪ガスの商品情報
- 導入費用と買い替え費用の目安
- そのままでは売電できない理由
- エコジョーズとの違いは?
- お湯が出ない原因
- おすすめしたい理由
- 買い替えの費用
- 故障の頻度と修理費の目安
- 設置費用と設置するにあたって満たすべき基準
- 節約する方法
- 発電しない場合の対処法
- 発電する時間帯とその量
- メンテナンスにかかる費用の目安
- いらないと思う理由
- ガス代を節約する方法
- ガスコンロとセットで導入するメリット
- 蓄電池とセットで設置する場合の価格について