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自由化後のガス料金が一向に公表されない理由

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ガスの自由化への関心が高まらない理由は、新たな料金体系が公表されていないから。

 

しかし、自由化で必ずしも料金が安くなるわけでもないので、料金を公表できないという説もあるのです。

 

ガスの自由化、現状ではただ不透明です。

 

関心が高まらないガスの自由化

ガスの自由化が来年に迫っているにもかかわらず、なかなか世間では話題に上りません。

 

最近おこなわれた調査によると、電力の自由化についての認知度が72.3%、対してガスの自由化については28.1%という結果。

 

こんなにもガスの自由化に対して関心が低い理由はいくつか考えられます。

 

実施までにまだ時間がある。

 

都市ガスの料金が変わるという程度の認識しかないから、自分には関係がないと思っている。

 

そもそもガスは使っていない、オール電化はトレンド、そもそもガスを使用していない家庭も多いことでしょう。

 

そんな家庭の割合が10%を上回る地域も多く、北陸エリアでは4年前の調査で17%を超えており、増加の傾向は止まりません。

 

、、、などなど。

 

しかし、一番大きな原因は料金表などで価格を比較したりできるようになっていないことでしょう。

 

つまり、現実味がないということですね。

 

料金表を公表「できない」のか?

料金表などが公表されていない理由は、自由化によって必ずしも料金が下がるとはいえないから。

 

料金が下がるということは、自由化により価格競争が起こることが必要なのでが、それが思うように起こらない可能性があるのです。

 

なぜなら、自由化になってどんな会社でもガスの小売に参入できるとなったとしても、そのハードルが高すぎる。

 

太陽光パネルを立てるなど、作ることが簡単な電気と違い、ガスタンクや港、タンカーなど大規模な設備が必要なのです。

 

ですから、現時点でガスの自由化の参入に手を上げているのはプロパンガスや電力、石油の会社ぐらいしかありません。

 

さらに各社とも進出を考えているジャンルはあくまでも電力、ガスはそのセット料金としての位置付けなのです。

 

実際に日本より先行してガスの自由化をおこなったヨーロッパでも、ガス料金が下がった例はありません。

 

そんなことも、自由化後の料金プランが明らかにされていない、いや、できない理由でしょう。

 

料金の規制の撤廃が狙いなのかも

そんな中でガスの自由化を推し進める狙いはなにか?料金が安くなる可能性が低い、ガスなど自由化する必要がないのではないか?

 

現在ではガス料金は経済産業省の監督を受けており、勝手に値上げができない体制ができています。

 

しかし、ガスを自由化するのと引き換えに、監督体制をなくそうとしているのではないか。

 

料金の自由競争をガス業界が受け入れる代わりに、価格も自由に決定できるように迫るのではないかといわれています。

 

そうなるとガス会社を選べないばかりか、料金ばかり上がるという事態が待っています。

 

まあ、料金が下がらなければオール電化にすればいい、、、といっても初期投資が問題なのですが。

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