火災保険 リフォーム後

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リフォーム後、保険の対象の価値が上がったと考えられるなら火災保険の金額は上がります。

 

しかし住むために必要、雨漏りや外壁のリフォーム後、火災保険の金額は上がらないもの。

 

保険の対象の価値の上下で、保険金額は変化するのです。

 

家は建て替えるのではなく、リフォームをして長く住むものである!!国も推奨する長期優良住宅の考え方ですね。

 

建て替えよりも廃棄されるものも少ないので、環境に優しいとされるリフォーム、家の価値をあげる行為です。

 

それにより住みやすくなったり、さらに家の寿命が延びたりするのですから。

 

ならば国が黙っていないもの。

 

リフォーム後、住宅の価値が向上している分は、固定資産税はきっちりと増額されてきます。

 

リフォーム後、住宅の延べ床面積が増床したとかならば当然のように、キッチンを入れ替えたレベルのものであっても増額。

 

しかしリフォームで雨漏りを直したとか、壁紙をはり直したとか、そんなレベルならば固定資産税の増額は考えにくくなります。

 

リフォーム後、建物の価値が上がったかどうかが、固定資産税の増額か否かの判断基準になるのです。

 

さて、火災保険の保険金は現在、再調達価格(新価)で考えることが多くなりました。

 

新しく同等のものを買い直したらいくらかかるか？というのが保険金の大元の考え方。

 

ならば、中古住宅を購入した場合、火災保険の金額はいくらに設定するのが適当でしょうか？

 

再調達価格で設定するのが適当ですから、購入価格を上回る金額で、保険金額を設定します。

 

では、中古住宅に不具合があったから、リフォーム後に新たに火災保険に加入する際にはいくらで設定するのが適当でしょうか？

 

中古住宅の再調達価格とリフォームにかかった費用を合算した金額、これが正解。

 

もちろん、増床する場合などですが、、、こんな考え方で、保険金額を設定するのです。

 

そのためには、リフォーム工事にかかった費用がわかる契約書などを保険会社に提出する必要があります。

 

リフォーム後に住宅価値が上がったならば、その価値をもとに火災保険の金額を設定する。

 

リフォーム後に価値が上がらない手のもの、例えば壁紙を張り直したなど、、、の場合は火災保険の金額もかわらない。

 

そんな仕組みになっています。

 

さて、話は少しずれますがリフォームに火災保険を使うことは可能か？という問題についてです。

 

雹害で屋根がダメージを受けたからリフォームする、これは火災保険の対象になります。

 

しかし、ついでに経年劣化した部分もリフォームしてもらった、これは火災保険の対象外。

 

両者の差は非常に微妙になりますので、保険会社とリフォーム業者、そして依頼者それぞれが話し合う必要があります。

 

リフォーム全部、火災保険で補ってしまえ!!という考え方は、絶対に通りませんから要注意です。

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